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大学院進学の不安、ありませんか?
社会人が大学院進学を考える際、「本当に進学して大丈夫だろうか」などと不安を感じることはないでしょうか?
「仕事をしながら通えるのか」「学費の負担が重すぎないか」「進学によって本当にキャリアアップができるのか」など、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。
この記事では、社会人として大学院に進学する際に考えられるリスクと、それをどのように克服するかを経済的リスク・時間的リスクなどにわけて見ていきます。
(1)経済的リスク:学費の負担と収入減少
リスク:
大学院進学は、特に私立やビジネススクールの場合、学費が高額になることがあります。
国立大学の大学院では入学金が約30万円・年間学費が1年約53万円ということになります。
この場合、学費によって家計に負担がかかる場合があります。
また、フルタイムで働いている方が仕事を一時的に減らす場合、収入が減少するリスクも考えられます。
克服方法:
- 奨学金や教育ローンを活用する:
大学院進学を検討する際には日本学生支援機構の奨学金や大学独自の奨学金制度、場合によっては教育ローンを確認しましょう。
奨学金を用いることは学費の負担を軽減する助けになります。 - 会社の制度を調べてみる:
場合によっては会社が学費の一部を負担してくれる制度(学費補助)や通学に関する負担を減らしてくれるケース(キャリアアップ休暇など)がある場合もあるあります。
なので確認してみてください。 - 長期履修制度の利用: 通常の2年での修了を目指すのではなく、3〜4年かけてゆっくりと学ぶ「長期履修制度」を活用することで、年間の学費負担を軽くしつつ、収入を維持することが可能です。
- 教育訓練給付の対象校でないか確認する:
あなたが正社員として2年以上勤務している場合 行きたい大学院が教育訓練給付の対象校であれば学費の2割または5割・7割が還付される可能性があります。
一度こちらから教育訓練給付の対象校であるかどうか探してみるのをオススメします。
(2)時間的リスク:学業と仕事の両立
リスク:
フルタイムの仕事をしながら大学院に通うと、時間の使い方が大きな課題となります。
授業や課題、研究が増えることで、仕事の時間や家族との時間が減少する可能性があります。
克服方法:
- 時間管理の工夫:
まず、学業と仕事のバランスを取るためには、しっかりとした時間管理が必要です。
週末や夜間に授業があるプログラムを選ぶ、またはオンラインコースを活用することで、通学の時間を節約しつつ学びを深めることができます。 - フレックスタイムやリモートワークの利用:
もし可能であれば、勤務時間の調整ができる職場を探すのも一つの手です。
フレックスタイム制度を利用すれば通学時間を作りやすくなります。 - 長期履修の選択: 学業の負担が大きくならないようにするためには、長期履修での学びを検討することも重要です。週に3〜4コマの授業に減らすことで、無理なく仕事と学業を両立させることができます。
(3)学業がキャリアに活かせるかという不安
リスク:
学業が本当にキャリアアップに繋がるのか、進学によって得た知識やスキルが現実の職場でどのように活用できるのかが見えづらい場合、不安を感じることがあります。
また、「時間とお金を費やしたのに成果がない」というリスクも考えられます。
克服方法:
- 実務に直結するプログラムを選ぶ:
学びがキャリアに繋がるかどうかは、プログラムの選び方に大きく左右されます。
自分の業務に直結するプログラムや、実際のビジネスシーンに応用できるカリキュラムを提供している大学院を選ぶことで、リスクを軽減することができます。
例えば経営に関して学べるMBAコースや会計・税務について学べるアカウンティングスクール(会計大学院)などがおすすめです。 - 体験談を読む:
実際に大学院に進学した社会人の話を聞いたり体験談を読んだりすることで具体的なイメージをすることができます。
1対1大学院合格塾のブログにも体験談をまとめていますので一度読んでみることをオススメします!
(4)家族との関係への影響
リスク:
家族の理解が得られないまま進学すると、家庭内でのストレスが増加し、学業に集中できなくなる可能性があります。
特に子育てや家事の負担が大きい場合、家庭とのバランスを保つのが難しいと感じることがあるでしょう。
克服方法:
- 家族としっかりと話し合う: 進学前に、大学院での学びにどれくらいの時間を使うか、家族と過ごす時間が減ることについて説明し、どこで補うかを話し合いましょう。
また、大学院の授業がない時期(例えば8〜9月や2〜3月)に家族とのイベントや旅行を計画することで、家族との時間を確保することが可能です。 - 家族に進学のメリットとリスクを伝える:
大学院進学がどのようにキャリアにプラスになるか、どんなリスクがあるのかを率直に伝え、サポートを得られるようにしましょう。
正直に話すことで、家族の理解と協力を得やすくなります。 - その他 家族との時間を作るポイントをこちらにまとめていますので見てみてください。
(5)今の仕事が失われるリスク
リスク:
仕事と学業のバランスを取れず、結果的に業績が落ちてしまい、会社での評価が下がることも懸念されます。
また、進学のために会社を辞める場合、進学後のキャリアが思ったように展開しなかった場合のリスクもあります。
克服方法:
- 短期的な目標と長期的なキャリアプランを立てる:
大学院進学をする場合、事前に短期・長期のキャリア目標を設定し、どういった進学がどのようにキャリアに寄与するかを明確にしておくことが重要です。 - 仕事と学業の両立を助ける職場のサポート体制を探る:
職場が学業を支援するプログラムや、働きながら学びやすい制度を提供しているかどうかを確認してみましょう。
勤務時間の柔軟性や、学費補助がある場合もあります。 - 多忙な場合はまず転職を優先する:
いま進学する余裕・キャリアアップする余裕がなければそういう余裕が取れる職場に転職するのもいいかもしれません。
あるいは余裕がある部署に異動することで時間的余裕を作りやすくなります。
結論!キャリア形成のためにリスクを理解し、計画的に進学を進めよう!
社会人が大学院に進学することで、キャリア形成に大きなメリットが得られることは間違いありません。
しかし、リスクも伴うため、進学前に計画し対策を講じることが重要です。
事前に対策することで対応しやすくなるポイントも増えます。
リスクを理解し、それを克服する方法を検討することでキャリアアップを目指しやすくなります。
進学を検討されている方は、ぜひ今回の記事を参考にし、自分に合った方法でキャリア形成を進めてください。
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社会人が大学院進学を考える際の不安やリスクって、あれこれあります。時間管理や学費負担の軽減、家族の理解などについて事前に詳しく考えることで不安・リスクを軽減でき、キャリアアップを成功しやすくなりますよ!