社会人大学院は人生の化学反応の場。「大学院での学びをもとにハンドメイドブランドを立ち上げました」ルナブランYUKIさん 社会人大学院生インタビュー22後編

summary

大学院での学びは、大人だからこそ吸収力が高まり人生を豊かにするとYUKIさんは語ります。研究員としての経験から生まれたハンドメイドブランド、小さく始めて9年継続しているといいます。人との出会いや学びが大きな財産になったそうです。子どもに挑戦する姿を見せたいという思いも原動力に。「どうせ私なんて」と感じる方こそ、大学院で新たな化学反応を体験してほしいとエールを送るインタビュー後編です。

(前編はこちら)

大人になってからの学びは吸収力が違う!

――:大学院に行ってみてほかに気づいたことはありますか?

YUKI:大人になって自分の意志で大学に行くと、授業への姿勢も全く違うな、ということですね。
「なんでもいいから吸収してやろう」という気持ちでした。

学食に行くと、先生に間違えられることもありました(笑)。

とにかく学ぶことが楽しかったです。

私は研究員として通わせていただきましたが、今はああいう入り方はなかなかできないかもしれませんね。

大学院でM先生と関われただけでも、私の人生は変わったなと思います。
本当に、M先生だったからこそ可能になった経験だったと思います。

もちろん、私のようなケースだけでなく正科生として大学院を目指す方もたくさんいらっしゃると思いますが、こういうケースもあるということを知っていただければと思います。

ちょうど私が専門に学んでいた幸福学という分野は私にとってすごく身近な学問でした。
「幸せ」というテーマや、自己肯定感というテーマは、自分の人生とも直結していました。

もしもっと専門性の高い分野だったら、私は続けられなかったかもしれません。

――:YUKIさんが研究員として通っていらっしゃったのはどれくらいの期間だったのでしょうか?

YUKI:研究員として活動していた期間はコロナ禍になる前後を含めてだいたい3年くらいでした。

大学院での気付きをもとにハンドメイドブランドを本格的にはじめ、ある程度形が出来てきた時期にコロナ禍が来たので「ここで研究員としての継続は一区切りでいいかな」と思ってフェードアウトすることにしました。

「30個売れたら大成功から初めて、気づけば9年目」

――:私も自分で塾をやっているので思うのですが、自分でハンドメイドブランドを立ち上げるのって大変じゃなかったですか?

YUKI:私の場合は小さくはじめることにしたんです。

最初は本当に可愛くスタートしました。

「ハンドメイドの作品が30個売れたら大成功」と思っていましたし、幸せが循環する仕組みづくりの事例として残せたらいいな、くらいの気持ちでした。

でも、その30個で終わるつもりだったものが、いろんな方の応援をいただいて、気づけば9年目になっています。

口コミや紹介をたくさんいただきました。「こういうの探している人がいるよ」と教えていただいたり、助けてもらいながらここまで来ました。

正確には数えていませんが、作品は450点くらいは出ていると思います。

――:すごいですね!

YUKI:ビジネスとして見たら大した数字ではないかもしれません。
でも、「気づいたらここまで育っていた」という感じです。

人に恵まれた大学院時代

――:大学院の雰囲気はいかがでしたか?

YUKI:人に恵まれたという印象が強いです。

…こうして大学院時代の話を久しぶりにすると、
皆さん本当に良い方ばかりで、すごく楽しかったなと思います。

研究室には本当にいろんなジャンルの方がいました。

芸能人の方もいらっしゃいましたし、老舗アパレル企業の方、客員教員をされている方など、普段なら出会えない方ばかりでした。

個性や才能が際立った方が、たまたま集まっているような場でした。

そういう方の姿を見ると、とても刺激になりました。

本当にいい経験ができたと思います。


――:逆に大学院時代に「こういうことをやってみたら良かったな」と思うことはありますか?

YUKI:私は研究員という立場だったので、論文も書かなかったので「いいとこどり」しかしていないと思っています。

正直なところ「論文を書いてみたかった」という気持ちはあります。

知り合いの中には、大学院に進学して、その後さらに別の大学院の博士課程に進んだ方もいます。CAの方や看護師さんなどもいました。

大学院を目指す社会人の方へのメッセージ

――:それでは最後に大学院を目指す社会人の方へのメッセージをお願いします。

YUKI:学びって人を謙虚にしてくれるものです。
いくつになっても学ぶ姿勢を持っていると、人生がすごく豊かになると思います。

好奇心も湧きますし、大人になってからも知らないことは本当に多いです。

ある程度の年齢になると、「分かっている」「やってきた」という感覚が出てきがちですが、全然知らないことに出会うと、自然と謙虚にならざるを得ません。

だから私は、一生何かしら学び続けていきたいと思っています。

私の場合は、学び直しが人生の転機になりました。
研究性として大学院に通えたことがとにかく楽しかったですね。
ある意味サプライズでした。

私はたまたまM先生とのご縁で大学院に関わることができましたが、研究室によって雰囲気や文化は全然違うと思います。

私にとって一つ貴重な経験だったのは、
大学生向けの授業にアシスタントとして入らせてもらったことです。

ゲスト講師として来られるクリエイティブな方のお話を聞いたり、とても面白かったです。
アシスタントとして授業を聞くこと自体も刺激になりました。

「ママも勉強しているという姿勢を子どもに見せていきたい」

――:ただ、社会人が大学院に通うのって時間の工面が大変なところもあると思うのですが、そのあたりYUKIさんはいかがでしたか?

YUKI:時間の工面は確かに大変でしたが、主婦の方でも、お子さんが小さいときは別ですがある程度大きくなってきたら子育てをしながら学ぶことはできると思います

むしろ、お母さんが勉強している姿を見せることで、
「お母さんも勉強しているんだから一緒にやろう」
と子どもと対等な関係になれることもあると思います。

ある程度子どもが大きくなれば、そういうチャレンジもできると思いますし、
「お母さんだからこそ学ぶのも楽しい」と私は感じました。

大学院に行っていたとき、私は勝手に「お母さん研究員」という肩書を自分につけていました。
少し逃げ道を作っていた部分もあります(笑)。

でも子どもたちも、
「ママ、今日1限なんでしょ?いってらっしゃい」
と言ってくれたりして、
親が挑戦する姿を見せられたのはよかったと思っています。

――:いいお話ですね!

YUKI:当時から子どもたちにいつでも夢を語れる大人でいたいと思っていましたし、仮に失敗したとしても、「こういう失敗をしたよ」と見せられるのも大事だと思っていました。

最終的に「ママ、夢 叶ったでしょ」と子どもたちに言えるようになりたいと思っています。

こういうふうに、大人のいろいろな姿を子どもに見せたいんですね。
上から「こうしなさい」と言うのではなく、「大人になるのも楽しいよ」と希望を見せたい

疲れた大人ではなく、いくつになってもチャレンジしている姿を子どもに見せていきたいと思っています。

「どうせ私なんて…」という方こそ大学院へ!

――:最後に率直に質問したいのですが、大学院に行ったほうがいいと思う方はどういう方ですか?

YUKI:学んでみたい方にぜひ行ってほしいですね。
特に「どうせ私なんて…」と思っている方にこそ大学院に行ってほしいです。

チャレンジしてみないと、どんな化学反応が起きるか分かりません。

私の場合は、本当に驚くような化学反応が起きましたから。

なのでぜひその化学反応を得るためにも大学院に行ってみてください。

――:YUKIさん、ありがとうございます!

(インタビュー風景)

インタビューを終えて

YUKIさんとの御縁はある勉強会がきっかけです。

私もYUKIさんも経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのブログセミナーに参加しているのですが、そのオンライン勉強会上で初めてお会いしました。

私が大学院進学のお話をしたところ

「実は私も大学院に御縁がありまして…」

というお話をしてくださいました。

その際に「研究員」という立場で大学院に通われ、そこでの気付きが現在の仕事や生き方に結実なさっているということを伺い、

「ぜひYUKIさんにインタビューをお願いしたい」

と思ったのを覚えています。

インタビューのご依頼にも快くご協力いただけ、今回の記事掲載につながりました。

YUKIさん、貴重な機会をありがとうございます!

今後のルナブランさんのさらなるご発展を祈らせていただきます。

☆インタビューの模様をYUKIさんのブログでもご紹介いただきました!

お母さんがチャレンジする背中を子どもに見せる

「社会人大学院生インタビュー」はこちら!

 

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