目次
「キャリアアップを科学する」第13弾!
「あと少しでいいから給料を上げたい…」
「もっと自分らしく活躍したい…」
そんな思いを実現するためには、
キャリアアップの方法論を正しく知ることが必要です。
今回も「キャリアアップを科学する」シリーズをお届けします!
前回、起業を考えることは
キャリアアップの計画を考えるうえで
有益であることを見てきました。
今回はキャリアアップの選択肢として
「大学院進学」を考えるべき理由をお伝えします!

社会人大学院で人生大逆転!
社会人の大学院進学。
いよいよ私の塾っぽい話になってきました(笑)
私の塾では
【社会人大学院で人生大逆転!】
というキャッチコピーを掲げています。

私自身が「大学院合格請負人」として
日々社会人の大学院進学をサポートしていますので
今回のテーマは私が大好きなテーマとなっています。
キャリアアップのために何をすべきか?
さて、ここでこれまでの内容を
復習していきましょう。
キャリアアップを考えるとき、
これまで「過去の経験を振り返る」ことや
キャリアにおける自分の価値観を明確にすることの大事さを
お伝えしてきました。
過去の棚卸しを行った上で
キャリアにおける自分の価値観を明確にすると
自分の進むべき方向性が見えてくるのです。

その上で自分の現在の専門性や能力を見極めるべく、
キャリアにおけるフローとストックの発想や
Will-Can-Mustによる分析の大事さをお伝えしてきました。
さらにはキャリアアップの選択肢として、
通常は内部昇進・転職・資格取得が考えられていますが、
「起業」という選択肢も考えることで
キャリアアップの幅が広がることもお伝えしました。
ここまで見てきてくださった方の中には
「自分にはそんなに誇るべき専門性もないし、
転職でPRするほどの経験も実績もない…」
と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
(こういう内容、
私から見たら謙遜であることも多いです。
人間、どうしても自分では
自分のことを過小評価しがちなのです)
あるいは
「もっと違う分野の仕事に挑戦してみたいけど
自信がない…」
という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にこそおすすめしたいのが
大学院進学です。
社会人大学院にいくべき時代!
いま、かつてに比べ
大学院進学は非常にやりやすくなってきました。

いまや大学院に進学する人の
10人に1人は社会人ですし、
社会人が半数以上を占める大学院も
たくさんあります。
(MBAスクールや公共政策大学院などは
社会人比率が高いです)
以前は大学院卒という経験は
理系の技術者でもない限り不要、
という風潮が多くありました。
(ほかにも教員や出版関係などでは
以前から院卒を嫌わない風潮がありましたが、
民間企業では敬遠される風潮がありました)
また、企業内部での人材育成機能が充実していて、
わざわざ外部の大学院で学んでくる必要も
ありませんでした。
…ですが、いま企業自体が
終身雇用で社員を雇い続ける体力がなくなっていますし、
手厚く教育し続ける余裕もなくなっています。
なにより自分が定年まで勤めたいと思っていても
会社自体が潰れるリスクも多くあります。

つまり、会社のなかにいて
会社の教育制度を使っているだけだと
「急に会社を放り出されて
行き場を失ってしまう…」
というリスクがあるのです。
なので会社の外で学習をし
自分のスキルを高め続けることは
変化する社会の中で
楽しく仕事をするうえで不可欠なのですね。
おまけにいまは世の中的にも
「学び直し」や「リスキリング」が
流行ってきています。
社会人こそ
キャリアアップのために大学院に行くべき土壌が
出来上がっているのです。

教育訓練給付制度などを使えば実負担を少なくして大学院進学することも可能となっています。詳しくはこちらを御覧ください。
大学院でスキルアップを!
社会人が大学院に行くべきなのは
自分の専門性やスキルを
イヤでも高めることができるからです。

たとえばMBAスクールに行けば
経営学というものを
体系的に身につけることができます。
2年間 大学院に通うだけで
履歴書に書けるだけでなく
自分の業務にも役立てられる
経営学の知識とスキルが身につきます。
「あなたの専門はなんですか?」
と聞かれたときにも
自信を持って答えられるようになるのです。

なによりも
忙しく仕事をしながらも
大学院に通って修士号を取ったという「事実」だけでも
転職や昇進のPR材料になります。
(勉強しない大人も多いですし…)
だからこそ、
これまでの自分の経験やスキルを振り返ったとき、
「取り立ててPRすることがない…」
という思いを持っている方こそ、
大学院進学を考えるのがオススメですよ!
大学院進学は先述のフロー・ストックでいう「ストック」に当たります。
長期的なキャリアアップにも有益なのです。
今回のポイント
キャリアアップできる自信がないなら
社会人大学院でスキルアップを!
大学院で学歴ロンダリング!
…あまり大きな声でいえませんが、
大学院進学は最終学歴の「上書き」ができるという
メリットもあります。

一部では「学歴ロンダリング」と言われていますが、
無名大学を出ている場合でも
大学院で有名大学に入ることで
最終学歴を塗り替えられるのです。

例えば最難関の東京大学であっても、
大学に入るより大学院に入るほうが
数倍ラクです。
(『学歴ロンダリング』という本には
このための方法が克明に書かれています)
ほかにも早稲田大学や慶應義塾大学も
大学院のほうが数倍ラクに入れますし、
いま私が通っている北海道大学も
大学院のほうが数倍ラクです。
「学歴コンプレックスを持っています…」
そういう方こそ
大学院進学にチャレンジし
自信をつけていくのがオススメですよ!!!
次回も大学院進学の魅力をお伝えしていきます!
ではまた!

Digest!
キャリアアップを目指すなら、大学院進学を検討してみてください。大学院は専門知識とスキルを身につける絶好の場。最終学歴の上書きも可能です。忙しい社会人でも学びやすくなっていますし、多くの大学院で社会人学生が増加しています。キャリアアップに有益な選択肢となりますよ!