キャリアアップを科学する9)Will-Can-Mustフレームワークで自分らしく輝く!

藤本研一
Digest!
キャリアアップを考えるなら、Will-Can-Mustフレームワークを使いましょう!
やりたいこと-できること-求められていること(やらなければならないこと)それぞれを書き出すことで自分の目指す方向性が見えるようになってきますよ!

「キャリアアップを科学する」シリーズ第9弾

「あと少しでいいから給料を上げたい…」

「もっと自分らしく活躍したい…」

そんな思いを実現するためには、
キャリアアップの方法論を正しく知ることが必要です。

今回も「キャリアアップを科学する」シリーズをお届けします!

前回はキャリア形成において
「キャリアデザイン」の重要性についてお伝えしました。

 

今回は、キャリアアップを考える上で非常に役立つフレームワーク
「Will-Can-Must(ウィル-キャン-マスト)」についてお伝えします!

Will-Can-Mustとは?

Will-Can-Mustとは、
キャリアをデザインする際に
自分の意欲、能力、そして必要性の3つの観点から考える
フレームワークです。

(フレームワークとは考えの枠組み。
 どう考えればいいかを教えてくれるものです)

この3つの要素をバランスよく考慮することで、
自分に最適なキャリアを見つけやすくなります。

では、この3つをそれぞれみてみましょう。

Will(やりたいこと)

まず最初に考えるべきは、
Will、つまり「やりたいこと」です。

自分が本当にやりたいこと、
情熱を持って取り組めることを明確にしましょう!

下の質問も参考にしてみてください。

▼Willを見つけるための質問

•自分が一番楽しんでいると感じる活動は何ですか?

•時間を忘れて没頭できることは何ですか?

•どんな分野やテーマについて学び続けたいと思いますか?

まずは自分が何をしたいか。

それを紙に書いて明確にしましょう!

Can(できること)

次に考えるのは、Can、
つまり「できること」です。

自分の強みやスキル、経験を確認し、
それらをどのように活かせるかを考えます。

下の質問も参考にしてみてください。

▼Canを見つけるための質問

•自分が得意とするスキルや知識は何ですか?

•これまでのキャリアでどんな成功体験がありますか?

•他の人から評価されることが多い自分の能力は何ですか?

「自分にはなにもできることがない…」

そう感じる人もいますが、
これまで誰かに褒められた経験の中に
Canが見つかることもあります。

また自分では「当たり前」と思っていることも
Canに当てはまります。

たとえば自動車の運転や
人の話を真剣に聞けることなども
Canに当てはめる事ができるでしょう。

Canの範囲を広げて考えてみてください。

Must(求められていること・やらなければならないこと)

最後に考えるのは、Must、
つまり「求められていること」です。

会社や組織、社会が求めているスキルや能力、
自分が社会的に貢献できる内容を見つけます。

以下の質問も参考にしてみてください。

▼Mustを見つけるための質問

•現在の職場や業界で最も求められているスキルや知識は何ですか?

•将来的に需要が高まると予想される分野や能力は何ですか?

•自分が会社や社会に対してどのような貢献ができますか?

Will-Can-Mustのバランスを取る!

Will-Can-Must。

これらで大事なのは
バランスを考慮することです。

Will-Can-Mustの3つの要素をバランスよく考慮することで、
自分に最適なキャリアパスを見つけることができます。

以下のポイントを参考に、
3つの要素を統合して考えてみましょう!

1)Will-Canのバランス


やりたいこと(Will)とできること(Can)が
一致しているかを確認します。

これを確認することで
情熱を持って取り組める対象を増やし
さらにスキルを高めていけます。

2)Can-Mustのバランス

できること(Can)と求められること(Must)が
一致しているかを確認します。

これを確認することで、
自分の強みを活かして市場や組織のニーズに応える方向性を
考えることができます。

3)Will-Mustのバランス

やりたいこと(Will)と求められていること(Must)が
一致しているかを確認します。

情熱を持って取り組めることのうち、
どういったものが社会に貢献できるか
見出すことができます。

すべてが重なる場所に注目を!

さあ、いかがでしょうか?


Will-Can-Mustのバランスを考える際
一番重要なのはすべてが重なる部分です。

つまり、
自分が「やりたい」ことであり、
自分が「できる」ことであり、
会社・社会からも「求められている」こと。

そこに自分の強みがあります。

ここを伸ばす方向性でキャリアを考えると
いちばんいいキャリアプランを立てることができます。

2番目に重要なのはどこ?

では、この「次」に重要なのはどこでしょうか?

それはCanとMustが重なる部分です。

自分が「できる」ことであり、
会社・社会からも「求められている」こと。

実はここに自分のキャリアアップの
方途があります。

たしかに自分では「やりたくない」ことかもしれませんが、
「できる」ことであり「求められている」ことであれば
確実にお金になるからです。

私の友人に害虫駆除の会社を経営している人がいます。

害虫駆除、
いうならば「虫を殺す」ことを
はじめから「やりたい」人って
基本的にいません。

ですが、害虫駆除をすることが「できる」のであれば
社会から「求められている」ことであるので
お金になります。

おまけに感謝もされます。

お客様からの感謝をみていると
やりがいも湧いてきます。

そうすると次第に
「自分はこの分野で頑張りたい!」
と「やりたい」思いが高まってくるのです。

なのでキャリアアップのヒントは
Will-Can-Mustが重なる部分、

その次に見るべきは
Can-Mustが重なる部分にあります。

Willではないけれど
CanとMustが重なる部分に自分のヒントがあるので
キャリア形成に役立ててみてくださいね!

 WillとCanが重なる部分だと、
 みながやりたいことのため
 お金にならないケースが多くあります。

 たとえば「声優」を目指す人が多くいますが、
 皆がやりたいことの上
 Mustの絶対量が少ないという特徴があります。

 その結果、なかなか仕事に就けなかったり
 単価が安くなったりしてしまうのです。

今回のポイント


Will-Can-Mustを意識したキャリア形成を!
一度紙に書き出してみませんか?

具体的なアクションプランを立てよう!

Will-Can-Mustを考えた上で取り組むべきは
具体的なアクションプランの策定です。

Will-Can-Mustの3つの要素を考慮した上で
具体的な計画を紙に書いていきましょう!

どういう方向にキャリアを築いていくのか、
どういう分野を学んでいくのかを
自分なりに考えるのです。

たとえば
Will-Cun-Mustが重なる部分に
「人に教えること」
「自分の専門性を磨くこと」
が当てはまったとします。

その場合、これらの要素を満たすキャリア展望を
考えていくのがいいですね!

例えば「講師」として
人前で話すのにチャレンジしたり
大学院進学をして専門性を高めたりすると
自分のWill-Can-Mustを活かすことができます。

例えば
「今年中になにかの回で自分が講演する」ことや
「来年の大学院受験にチャレンジする」のを
計画立てるのもいいですね。

ぜひ、Will-Can-Mustを
あなたのキャリア形成に活かしてくださいね!

ではまた!


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