目次
「キャリアアップを科学する」第8弾!
「あと少しでいいから給料を上げたい…」
「もっと自分らしく活躍したい…」
そんな思いを実現するためのは、
キャリアアップの方法論を正しく知ることが必要です。
そんなわけで、
今回も「キャリアアップを科学する」シリーズを
お届けします!
前回はキャリア形成において
「キャリアモデル」を定める重要性についてお伝えしました。
今回は、
自分の未来を具体的に描くための
「キャリアデザイン」についてお話しします!
ミスマッチを防ぐためにできること!
キャリアについて考える際、
重要なのは「イメージ」だけで
キャリアを考えないことです。
例えば
「自分はこういうことをやりたい!」
「こういう仕事をこれからやりたい!」
と考えることがあっても、
「実際に自分がこの仕事をすると
どういう気持ちになるか」
を考える人は少ないのです。
「この業種なら給料も良さそう!」
そういうイメージだけで転職を決めてしまい、
ハードな負担で疲弊することも
時々あるのです。
…あまり大きな声で言えませんが、
転職して給料が下がるケースも
よくあります。
「こんなはずじゃなかった!」
と後悔してしまうことも
時折あるのです。
そんな際に役立つのが
キャリアデザインの発想です。
キャリアデザインとは?
キャリアデザインとは、自分のキャリアを長期的に考え、
将来の目標や方向性を明確にするプロセスのことです。
これにより、
自分の強みや価値観に基づいたキャリアプランを立て、
計画的にキャリアを築いていくことができます。
キャリアデザインにおいて重要なポイントを3点説明します。
1)現実的な視点を持つ!
現実の仕事への理解がないと
実現不可能なキャリアを考えてしまうことがあります。
理想を膨らませるのは大事ですが、
その理想を100%実現できるキャリア形成を
誰もができるわけではありません。
ちょっとここで引用します↓
これは、異業種への転職を試みたことがある人なら
おわかりいただけると思いますが、
たとえば、未経験だけれども
上場企業で製品企画の仕事がしたいとか、そういったことを望んでも現実性はほぼありません。
あるいは少し現実的な目標としても、
いままで建築業の現場での業務だけをやってきた人が、
いきなりデスクワークの仕事に就きたいと望んでも、
なにか武器となるようなものがなければ、
可能性はあまり高くないかもしれません。あるいは、
以前は東京のIT企業で働いていた人が、
出産を機に地方の実家に移転して、
子どもが大きくなったから働こうというとき、その地方で東京と同じような待遇を求めても、
そもそも地方にはIT企業自体が少なく、
あったとしても東京と同じような待遇を
得ることは難しいでしょう。小林さとる. 2023年.
『キャリア迷子 自分らしく働けない人のための「生き方提案」』.
ディスカヴァー・トゥエンティワン.Kindle版No.137頁/170頁)
この引用にも書かれていますが、
現実の仕事への理解がないと
実現不可能なキャリアを考えてしまうことが
往々にしてあります。
もちろん、「自分の理想」をふくらませるのも
大事です。
ですが、
その理想を100%実現できるキャリア形成が
誰もができるわけではありません。
キャリアアップを考える際は
自分の理想をふくらませるだけではなく
「現実」を知ることも重要なのです。
2)理想と現実のバランスを取る
キャリアデザインで必要なのは理想と現実を両方見つめ、
どこかで折り合いをつけることです。
長期的展望を立てつつ、
「転職するとするとどのようなスキルが求められるか」
「待遇はどうか」を現実的に考えていくことをおすすめします。
3)理想と現実をすり合わせる!
なにかの本で読んで感銘を受けたのですが
こういう指摘がありました。
「郵便配達員」という仕事があります。
この物を運ぶのが得意な人がいたから作られたわけではなく、
郵便制度ができたからこそ必要になった仕事です。
職業は社会の必要があって初めて作られるものです。
これを考えると
「自分に合った仕事がない…」
と悩むのも理にかなっていることだといえます。
その上で、自分が実現したいライフプランに
少しでも近づけるキャリアを地道に考えていくことが必要だといえます。
今回のポイント
キャリアデザインは
理想と現実のすり合わせ!
情報収集で理想と現実のすり合わせ!
キャリア形成において
「こんなはずじゃなかった!」を防ぐ。
理想と現実をすり合わせる。
そのためにやるべきなのが情報収集です。
情報収集とリサーチを!
求人サイトを調べれば
自分が目指す業種についても情報が見つかりますし、
可能ならハローワークに行き
求人票を見せてもらうといいでしょう。
あるいはネットで
自分が目指す業種で働いている人の
体験談を読むのもいいかもしれません。
そうやって「現実」を知る努力をし、
自分の目指す方向性を再考する。
この習慣を大事にしてみてくださいね!
キャリア形成で必要なのは
理想と現実を両方見つめ
どこかで折り合いをつけることです。
なので長期的展望を立てつつ
「転職するとすると
どのようなスキルが求められるか」
「待遇はどうか」
を現実的に考えていくことを
おすすめします!
ではまた!
キャリアデザインをする際は理想と現実のバランスを取ることが重要です。
長期的な展望で理想のキャリアを実現するため、理想と現実をすり合わせる工夫をしましょう!