「挑戦しない自分が許せない…」博士後期課程に進学するか14年葛藤してきた経験から学んだキャリア選択の正解!自分軸のキャリア形成を!

Summary

キャリア選択で大切なのは「他人の目」ではなく「自分が好きかどうか」です。私自身、学生時代から14年近く「いつかは博士後期課程に進学すべきなのに、なぜか挑戦していない」ことを悩んでいました。悩んだ結果、自分は研究よりも教える仕事が好きなのだと気づいたのです。他人の評価より、自分が好きかどうか。自分軸のキャリアが大事ですよ!

挑戦できていないことで悩んでいませんか?

突然ですが、あなたはこういう悩みを持っていませんか?

それは「本当は●●の資格に挑戦すべきなのに挑戦していない…」「キャリアアップのために●●をすべきなのに、挑戦できていない…」という悩みです。

私自身、学生時代から14年近くこの悩みを持っていました。

今回は私の事例を元に「キャリアアップは自分の好き・嫌いで選べ!」というテーマでお届けします!

私が最近まで悩んでいたこと「本当は博士後期課程に進学すべきなのにしていない…」

最近まで、私自身が悩んでいたことがあります。

それは「どこかのタイミングで博士後期課程への進学に挑戦しないといけないけど、あまり気が進まない…」という悩みです。

私は大学を出た後そのまま早稲田大学大学院の修士課程に進学しました。

当初は修士課程を出た後は博士後期課程に進学して博士号を取得、そのまま大学の研究者を目指すというキャリアを夢見ていました。

…ですが、修士2年の時に鬱になり、なにもできない半年間を過ごすことになりました。

何に対してもやる気を持てない…。

日々、何もしていなくても涙が出てくる…。

うつ症状がひどかったことから博士後期課程への進学を断念し就職の道に切り替えました

切り替えた時期が修士2年の9月。

就職口がほとんど残っていないなかでの就職活動です

そこから高校教員への道を歩むことになりました。

(その後 教員をやめて塾を開業、いまに至ります)

こういうキャリアを生きてきたので、「博士後期課程進学を断念した」ことがずっと自分の心のなかで引っかかっていました。

「本当は博士後期課程に進学すべきなのに、やる気がなくて出来ていない…」

「ダメ元でいいから博士後期課程に挑戦すべきなのに、その挑戦を避けている…」

そんな思いが自分の中でずっと引っかかっていたのです。

…なお、私の場合、1対1大学院合格塾を運営している関係上、受講生の方に「大学院へ進学しましょう!」という話を日常的に行っています。

中には博士後期課程進学を目指している人もいらっしゃいます

博士後期課程を目指している方々とふだん接していると、「自分が挑戦していないのはおかしいんじゃないか」とますます思うようになってきていました…。

博士後期課程への進学を何度も考えるけれど…。

実際、私はこれまで博士後期課程進学について何度も検討してきました。

教員を目指して就職活動をしていたときも「教員になって落ち着いたら博士後期課程に進学しよう」という思いを持っていました。

教員になっていたときも「来年こそは博士後期課程に挑戦しようかな…」と思っていました。

塾開業後も「塾の近くにせっかく北海道大学の大学院があるんだから、そこの教育学研究院の博士後期課程に進学しようか…」と考えていました。

実際に博士後期課程のパンフレットを取り寄せたり、個人的に教授に会いに行ったりもしました。

早稲田の大学院時代の先輩に相談したりもしました。

でも、なぜか決断ができない自分がいました。

そのたびに罪悪感といいますか、「本当は挑戦すべきなのに挑戦していない自分が許せない…」という思いがあったのです。

他人の評価より、自分軸でキャリアを考える

14年近くずっと「いつか大学院博士後期課程に進学すべきなのに、何も挑戦していない」という罪悪感がモヤモヤと心の中に広まっていました。

ただ、最近あることに気づきました。

それはいま私が取り組んでいる、北海道大学公共政策大学院の修了課題であるリサーチペーパー執筆です。

リサーチペーパーとは修士論文のようなもの

大学院修士課程2年を締めくくるべく、自分で論文を書き切るという課題となります。

以前、前の大学院修士課程ですでに修士論文を出している関係上、私にとっては2回目の修士論文執筆となります。

書いていて気づいたことがあります。

それは「あ、自分は対して論文執筆も研究も好きじゃないんだな」ということ(笑)。

そうなんです、自分自身が心のなかでなぜか博士後期課程進学を避けていたのは、自分自身そんなに研究が好きでなかったからなんです

好きじゃない以上、そんなに真剣に目指さないのは当たり前。

でも、「研究が好きじゃないから博士後期課程に進学しない」と周りに言うのって、ある意味「恥ずかしい」ことじゃないですか。

なので自分の中でその本質を見ないようにしていたのです。

「そうか、自分は研究が好きではなかったんだな…」

これに気づくと、なぜか急に気持ちが軽くなりました。

好きじゃないなら、無理して目指す必要もないですし、代わりに自分が好きなものに挑戦したほうがいいのだと気づけたのです。

研究は好きではないですが、私が好きなのは「教える」ことです。

これまで経験してきた高校教員の仕事も、職場はブラックでしたが授業をすること・生徒と関わること自体は好きでしたしやりがいを感じていました。

独立開業する際に塾を選んだのも、「塾なら生徒指導をしなくてもいいし、自分が好きな「教える」仕事に専念できる」と思ったところも大きいです。

研究してイチから知識を作り上げるという研究者の仕事に魅力は感じますが、それよりも「専門の内容をいかにわかりやすく伝えるか」という部分に私は自分の適性と興味があるように感じています。

これに気づいたのは実は最近の話。

ですが、気づけた瞬間 自分の今後のキャリアの方向性が明確になったように思うのです。

人からどう見えるかよりも、「自分が好きかどうか」でキャリアを考えよう!

キャリアを考える際に、つい気にしてしまうのが「他人にどう見えるか」という視点です。

ですが、本当に大切なのは「自分が好きかどうか」です。

自分が好きかどうかという「自分軸」で考え、自分が納得できるキャリア選択をすること。

これこそ、満足のいく人生につながるのです。

私はずっと「いつかは博士後期課程に進学しなければ」という強迫観念に悩まされていました。

周りから「研究者として大学で活躍する方が立派だ」という評価を受けることを勝手に想像し、それに応えなければならないと感じていたのです。

実際、博士後期課程に進学し博士号を取った上で研究者になれると世間的には「成功者」と思われます。

専門家としてメディアに出ることもあるでしょうし、周りから称賛を受けることもあるでしょう。

ですが、論文を書いたり研究したりすること自体が好きでなければ、いくら博士後期課程に進学しても幸せではありません。

であれば、自分が好きな「教える」分野で全力を尽くすほうが自分の幸せになるように感じるのです。

実際、いま塾講師や研修講師として受講生の方に関われることにやりがいを感じています。

無理に博士後期課程進学を目指す理由はどこにもなかったのです。

他人の期待に応えた結果、幸せになれるとは限らない

あるとき、「周りの期待に応えて医者になったけれど、医者の仕事が好きではない」という人の話を聞いたことがあります。

傍から見れば立派で努力家な姿に見えるかもしれませんが、本人にとっては違うのだと実感したのです。

同様に、弁護士や公務員、あるいは大企業の管理職になった人が「本当は別のことがやりたかった」と口にすることがあります。

他人の目や社会の評価だけで選んだキャリアでは、心のどこかで「これでいいのだろうか」と満たされない気持ちが残ることもあるのです。

私自身も、大学院で研究し、論文を書き、博士号を取るという道を何度も想像しました。

ですが、何度やっても「好きじゃない」という気持ちが拭えませんでした。

それでも「周りにどう思われるか」を気にして、「博士後期課程にいつかは挑戦しないと…」と思ってきました。

思えば、北海道大学の社会人教育プログラムでもあるCoSTEPに入ったのも、その後北大公共政策大学院の修士課程に入学したのも、「いつか博士後期課程に進学する」ためのリハビリや練習のつもりでした。

「いつか博士後期課程に進学するために、いまから準備をしないと…」

そういう思いからの行動だったわけです。

罪悪感との向き合い方

大学院で学ぶという選択肢は、私にとって重要なものでした。

ですが、そこには「研究しなければならない」「博士号を取らなければならない」という義務感が常に付きまとっていました。

「本当は教育研究科の博士課程にストレートで行くべきではなかったのか?」
「研究者として大学で活躍するべきなのではないか?」

そういった罪悪感が、時折心を蝕んでいたのです。

しかし、自分が本当に何をしたいのかを突き詰めた結果、私が好きなのは「教えること」だと気づいたのです。

塾講師や研修講師としての活動、そしてブログなどを通じて情報を発信すること――。

これらの「教える」活動こそ、自分にとって心から「やりたい」と思えるものだったわけです。

もちろん、研究が好きで論文を書くことに情熱を注げる人もいます。

それはそれで素晴らしいことです。

でも、自分はそれがそんなに好きではありません。
それでいいのだと今では思います。

自分の好きなことに真剣になる

キャリア選択で大切なのは「自分が本当に好きだと思えること」です。

好きなことであれば、自然と真剣になりますし、努力も苦にはなりません。

人によっては、「もっと評価される道があるのではないか」と考えるかもしれません。

それが本当に好きだったら挑戦すべきですが、周囲の評価を気にしてそう考えているだけなら無理して目指す必要もないのです。

今を大切にし、自分軸で選ぶ

「本当は別のことをやるべきではないか」という思いに囚われると、いま目の前のことに集中できなくなってしまいます。

私も「いつか博士後期課程に進学するべきではないか」という強迫観念に駆られていた時期は、目の前の塾講師や研修の仕事に取り組むことがどこか「逃げ」のように感じていたじきもあります

ですが自分の本音に気づき、「研究よりも教えることが好きなんだ」と認められてからは、目の前の仕事に全力で取り組めるようになったように思うのです。

まとめ!キャリア選択は「自分軸」を大切に

キャリアを考えるとき、「他人にどう見えるか」よりも「自分が好きかどうか」を大事にする。

これがポイントとなります。

他人の評価は時代や環境によって変わりますが、自分の気持ちは自分だけのものだからです。

私自身、博士後期課程への強迫観念に悩んだ時期もありますが、最終的には「教えることが好き」という気持ちに従うのが大事だと気づきました。

あなたも、キャリアを考える際には「本当に自分が好きなことか」「自分が納得できる道か」を大切にしてみてください。

他人の目に惑わされず、自分の軸で選んだ道こそ、充実した人生につながるはずです。

今、目の前のことに全力を尽くし、自分の「好き」を追求していきましょう!

その先に、人に貢献できるキャリアも見つかるはずですよ!

(最初から「人に貢献できるキャリア」を目指すと、
 往々にして「他人からの評価は高いが、自分がたいして好きでないキャリア」に
 なってしまうことが多いのです)

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