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ハンバーガー屋さんから学ぶキャリアのヒント
先日、遠出してハンバーガー屋さんに行きました。

(写真はイメージです)
アメリカンスタイルのシャレた店内。
本格的なハンバーガーを作っているお店として有名な場所でした。
通常、ハンバーガーは丸いパンを切って(バンズ)ハンバーグを挟んでいます。

(写真はイメージです)
そこではバンズではなく食パンでハンバーガーを提供していました。
けっこうユニークです。
見た目も美味しそう。
食べてみるとけっこう美味しいです。
…ですが、食べていて「これ、ふつうのバンズのほうが美味しいんじゃないかな」と感じてきました。
なんだかパンがボソボソしていて、ハンバーグとの相性が良くないのです。
「この店のハンバーガーをテイクアウトして、自宅で普通のバンズを挟んで食べたい」
そう感じるほどでした。
せっかくハンバーグが美味しいのにもったいないなあ、と思ってしまいました。
メニューに書かれた内容を読んでみると、店長として「食パンで作る」ことに強いこだわりを感じているようです。
だからこそ、下手に店員さんに「ふつうのバンズのほうがよくないですか」といいづらい雰囲気を感じました。
ムダなこだわりが生むマイナス効果
お店側のこだわりはよく分かるけれど、それがかえってマイナスに働いている。
あなたはこういう経験、ないでしょうか?
こういうとき、「もったいないなあ」と感じてしまいます。
こだわるべきはそこではなく、例えば宣伝の仕方や店内のレイアウトなどもっと他にもあるように感じるからです。
あのボソボソのハンバーガー(一応言っておきますが「もったいない」だけで普通に美味しいハンバーガーです)を食べながら「ムダなこだわり」がときにマイナスに働くことがあるのだと考えさせられました。
もちろん、こだわりは重要です。
こだわりがあるからこそ他と差別化できるし、ブランドとしての個性も生まれます。
ですが、そのこだわりが「お客様にとっての価値」や「本来の目的」を損なっている場合、それは本当に必要なものなのでしょうか?
キャリアにも「ムダなこだわり」が存在する
こだわりがマイナスに働くこと。
これはキャリアにおいても同じことが言えるのではないでしょうか。
「こうじゃなきゃいけない」と思い込むことで、キャリアの可能性を狭めてしまうことがあります。
たとえば、私は先日「「挑戦しない自分が許せない…」博士後期課程に進学するか14年葛藤してきた経験から学んだキャリア選択の正解!自分軸のキャリア形成を!」というブログ記事を書きました。
以前から14年近く私は「博士後期課程にいつか進学しないと」という思い込みを持っていました。
ですが、この思い込みから自由になることで、私自身のキャリア選択がぐっと楽しくなったのです。
キャリアにおいて「自分は●●をしないと」とこだわること自体は重要です。
ですが、そこにこだわることが自分も楽しくないし本質的でないなら、そんなこだわりは捨ててみたほうがいいのです。
自分で課していた無意識のルールやこだわりを見直すだけで、視野が広がり、新しい選択肢が見えてくることがあるのです。

本当に好きなこだわりかどうかを考える
重要なのは、そのこだわりが本当に自分の好きなものかどうかを見極めることです。
「好きだから大切にするこだわり」と「何となく手放せずに持ち続けているこだわり」は似て非なるものです。
好きなものなら、自信を持って続ければ良いのです。
でも、もしそれが「他人の評価を気にしていたから」「昔からの習慣だから」といった理由で続けているものなら、一度手放してみるのも手です。
ハンバーガー屋さんの例で言えば、もし「食パンでハンバーガーを作る」というこだわりが本当にお客様に支持されているなら、そのまま続けるべきでしょう。
ですが、もしそれが「昔からそうしてきたから」という理由だけで続けているなら、変更することでさらに良い結果が得られるかもしれません。
下手にこだわっていることで自身のチャンスを失っているとすればとてももったいないからです。
キャリアを描きやすくするために、ムダなこだわりは手放す!
キャリアにおいても、「ムダなこだわり」を手放すことで、道が開けることがあります。
たとえば、以下のような考え方を持っている人がいるかもしれません。
- 「自分は◯◯業界で働き続けるべきだ」
- 「転職するなら同じ職種でないといけない」
- 「もっと勉強してからでないと挑戦できない」
これらの思い込みが、可能性を狭めていることはありませんか?
もちろん、専門性を深めるために同じ業界や職種で働き続けるのは悪いことではありません。
それが「好きでやっている」のであれば問題ないでしょう。
ですがしかし、もしも「他に選択肢がないから」「自信がないから」「なんとなく」という理由でその道にしがみついているのなら、一度冷静に見直してみても良いでしょう。
「こうじゃなきゃいけない」という固定観念を手放すと、不思議なことに新しい選択肢が自然と見えてくるものです。
たとえば、異業種に転職することで新しいスキルを身につけられたり、キャリアチェンジをすることで以前には考えられなかったような役職や仕事に就けたりすることがあります。

こだわりを捨てる勇気を!
大事なのは「こだわりを捨てる勇気」を持つこと、です。
これは、自分の価値観やキャリアにおいて本当に必要なものを見極める第一歩でもあります。
好きで続けていることは残しても良いでしょう。
でも、意味がないこだわりは、思い切って手放してみませんか?
そうすることで、キャリアの幅が広がることも多いのです。
食パンのハンバーガーも、店長が「好き」でやっているならいいのですが、もしそうでないなら思い切ってこういうこだわりは捨ててみてもいいかも知れないと思うのです。
あなたのキャリアにとって、本当に大切なものは何でしょうか?
ぜひ、この機会に見つめ直してみてくださいね!

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先日、有名なハンバーガー屋に行きました。店長のこだわりでバンズでなく食パンのハンバーガー。美味しいんですけど、なんだか「もったいなく」感じました。
こういう「ムダなこだわり」を捨てることって、お店の経営でもキャリア形成でも重要ですね!