文系大学生こそ大学院進学を目指そう!意外と知らない進学のメリット

Summary

文系でも大学院進学には多くのメリットがあります。
初任給が学部卒より高くなる可能性や、専門性を活かした幅広いキャリア選択、人脈形成などがその一例です。
進学を迷っている方は、ぜひその可能性を検討してみてください!
大学院で得られる経験で、将来のキャリアを大きく広げるかもしれませんよ!

「大学院進学なんて不要」と思っていませんか?

「大学院進学なんて自分には関係ない…」

大学生のあなた、そういう思いを持つこと、ありませんか?

大学院進学と聞くと、「理系だけの話では?」とか「文系には関係ない」と思われがちです

ですが、実は文系でも大学院卒業が大きなメリットをもたらすことをご存知ですか?

本記事では、文系大学生にも関係する大学院進学の利点と、私自身の体験談をもとに、その魅力をお伝えします。

1文系でも大学院進学のメリットがある理由

多くの文系大学生が、「学部卒で就職した方が早く社会に出られるし、キャリアも早く積める」と考えています。

そもそも大学院進学が選択肢に入っていないという人も多いです。

ですが、以下の点で大学院進学にはメリットがあります。

なお、今回は「もっと勉強ができる!」「研究をとことんできる!」という大学院進学の本来的なメリットについては言及しません。

ある意味「当たり前」でもあるからです。

(そのあたり、あしからず…)

(1)就職活動のチャンスを増やせる!

通常、就職活動は大学3年の終わりから大学4年生の前期にかけて取り組む人が多いです。

そのときに納得行く就職先が見つけられた方にとっては問題ないのですが、なかには不本意な結果になってしまうこともあるでしょう。

その時に大学院進学をすることで、再度就職活動のチャンスを拡げることができます。

しかも「就職浪人」や「既卒枠」の就職ではなく、大学院卒という「新卒」枠で再度就職活動を行えるのです。

同様に、公務員試験の場合も大学院でさらに2年対策した上で受験することで国家総合職などの難関試験に挑戦する機会を手に入れることができるのです。

(2) 初任給が高くなる可能性がある

「2年間スタートが遅れるから、給料も低くなるのではないか…」

そう思う方もいらっしゃるかも知れませんが、多くの会社では年齢給を採用していますので若干ですがスタートの年齢は上がります。

例えば、学部卒の22歳で就職する場合と、大学院卒の24歳で就職する場合では、スタート時点で月給に差が出ることがあるのです。

私自身、社会人2年目の学部卒の人よりも高い給与でスタートできました。

(社会人2年目で学部卒の先輩から「私よりもらっているなんて…」と驚かれた記憶があります)

…ただ、これはあくまで「年齢」が2歳高まっているから言える話であり、残念ながら修士課程での学びや学位が評価されて初任給が高まるわけではありません。

それでも、一部の企業では「大学院卒」であることが給料に評価されるケースもあります。

それでも「年齢が上がった分最初の給料もそれに応じて上がる」ことは知っておいたほうがいいでしょう。

(3) 専門性を持つことで進路(キャリア)の幅が広がる!

大学院では、学部時代よりも深い専門知識やスキルを身につけることができます。

これにより、就職活動時に「専門性を活かせる仕事」に応募できる範囲が広がるのです。

例えばあなたが経営コンサルティングに関わる仕事など専門職を目指す場合、大学院で強みとなる分野を探しておくことに大きな意味があるでしょう。

また、大学院に行くことではじめて取得可能な資格もいくつかあります。

例えば教員志望の方は「教育職員専修免許状」、心理系の方は「臨床心理士」、看護系の方は「専門看護師」(ただし、申請には実務経験が必要)というものが当てはまります。

ほかにも弁護士や裁判官・検察官などの法曹になるにはロースクールを出なければそもそも受験できません(予備試験を受ける方法はあるのですが…)。

他にも、大学院で2年間過ごすことで大学在学中に取れなかった科目を履修することで自身のキャリアを開くこともできます。

たとえば教職課程を取っていなかった人でも大学院修士課程に在学しながら学部の授業も同時に取ることで教員免許を取得することも可能です(残り単位数によっては修士2年では足りないケースもありますので注意が必要です)。

「大学でやり残したことがある」方にとってもメリットがあると言えるでしょう。

(4)学歴を変えられる!

学歴ロンダリング』という本があります。

これは最終学歴を無名大学から「東大大学院卒」に切り替えることのメリットをアツく訴えた本です。

あまり知られていませんが、どんな有名大学・難関大学であっても大学院のほうが受験はカンタンです。

感覚論でいいますと、東京大学にふつうに受験して入るよりも東大大学院に受験して入るほうが10倍カンタンです。

実際、私は北海道大学大学院に通っていますが、北海道大学にふつうに受験して入るよりも圧倒的にラクだと実感しています。

北海道大学に入るには英数国理社という多くの教科を勉強する必要がありますが、北海道大学大学院に入るだけなら英語と専門分野(場合によっては専門分野のみ)と面接試験の対策だけで合格できるからです。

そもそも受験生自体が少ないからこそ、合格しやすくなるのです。

自分の学歴にコンプレックスを感じている場合、思い切って大学院進学をしてみるのもメリットであるといえるでしょう。

2. 大学院進学のもうひとつのメリット:人脈形成

大学院では、学部よりも少人数での授業や研究活動が中心となります。

そのため、教授や他の大学院生との距離が近く、濃い人脈を築くことができます

この人脈は、将来のキャリアにおいて大きな財産になるでしょう。

さらに、大学院ではインターンシップや学会発表など、社会とのつながりを持つ機会が増えます。

これらの経験は、就職活動やキャリア形成において大きなアドバンテージになります。

私の体験談。大学院進学がもたらしたもの

私は早稲田大学教育学部で過ごした後、そのまま早稲田大学大学院の教育学研究科 修士課程に進学しました。

(いまは社会人をしながら北大の大学院で2度目の修士課程生活を送っています)

私が大学卒業後そのまま大学院に進学した理由は、「将来のキャリアで自分の専門性を活かしたい」と思ったからです。

大学生のころ、私が将来就きたかった仕事は「大学の研究者」「出版社勤務」「学校教員」の3つでした。

調べてみると、いずれも大学院を出ていてもマイナスにならないどころか、逆に評価が高まる仕事でした。

こういった事のほか、もともと勉強が好きで「もっと教育学の分野を勉強したい」という気持ちがあったからこそ、大学院進学を決断したところがあります。

結果的に大学院の中では大学の学部時代では得られなかった知識やスキルを大学院で習得できました。

大学院卒で取得できる「教育職員専修免許状」を持った状態で教員になることもできました。

いまこうして自分で塾を経営していたり、研修講師として仕事ができていたりするのも、もとはといえば大学院進学で培った専門性が土台となっています。

さらに、大学院で出会った仲間との交流は今でも私の財産となっています。

総じて、大学院に行ったことで自分のキャリアが開かれたと実感しています。

まとめ:文系大学生にも大学院進学はおすすめ!

大学院進学は、文系大学生にとってものメリットをもたらします。

  • 初任給が高くなる可能性がある
  • 専門性を磨くことでキャリアの幅が広がる
  • 人脈形成や社会とのつながりが強化される

もしあなたが「大学院進学なんて自分には関係ない」と思っていたのなら、ぜひ一度その可能性を検討してみてください。

私自身、大学院進学を通じて得られたものがたくさんありました。

それは、専門性やキャリアだけでなく、自分自身の可能性を信じる力でもあります。

進学を迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみましょう!

(もちろん、就活がうまくいっている場合はそちらを優先してくださいね!)

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