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大学には難易度表がある。では大学院には?
「自分が受けようと思っている大学院の難易度ランキング表って、ありますか?」
先日、ある方からこのようなご質問をいただきました。
大学院を志望されている方から「大学院の難易度の一覧があれば、進学先の選定にも役立つのに…」というご相談でした。
このご質問、とても重要な指摘です。
というのも、大学院には明確な難易度の指標が存在していないのが現状だからです。

大学院の難易度を示す客観的指標は存在していない!
大学であれば、模擬試験をもとにした偏差値ランキングがあります。
また共通テスト(旧 センター試験)の結果をもとに大学の合格可能性を出すこともできます。
どの大学のどの学部がどの程度の難易度かを知る時、偏差値などをもとに客観的に判定することができます。
受験業界の人は知っていますが、大学側と受験業界の癒着(あるいは協力関係)により、発表される偏差値は5〜10くらい平気で変動しています。
そのため、偏差値がちょっと違うからといってそれが明確な難易度の違いを表すわけではないのです。
ところが大学院の場合、こうした「数値化された難易度の指標」は存在していません。
なぜでしょうか?
理由の一つは、大学院は大学よりも受験者数が圧倒的に少ないことが挙げられます。
しかも分野・研究室単位での募集になるため、母数が足りないのです。
たとえば、同じ大学院のなかでも研究科や専攻・研究室によって試験内容も募集人数も異なります。
その時に、例えば「早稲田大学大学院と北海道大学大学院、どっちが難しいか」を考えても、まったく意味がないのです。

内部進学が多い大学院、外部受験は「席取り合戦」
大学院によっては内部進学者が大半を占める研究科も多くあります。
例えば北海道大学工学部からそのまま同じ先生が教えている大学院の研究室に進学するケースがこの内部進学に当たります。
学部からそのまま進む内部進学学生が多数を占める研究室では、外部の人間が入る「枠」自体が極端に少ないケースもあります。
そのため、募集人数が非常に限られるケースも多いです。
場所によっては、倍率が何倍にも跳ね上がることもあります。
さらに外部受験生に対しては、指導教員との事前の接触(いわゆる「研究室訪問」)がないと、そもそも面接に通らないことも珍しくありません。
(面接時「なぜ研究室訪問しなかったのですか」と聞かれることも実際あります)
つまり、内部進学者にとっては進学は楽勝なのに、同じような学力をもつ外からの受験生が全く合格できないという事例はザラにあるのです。

合否は点数では決まらない?面接・研究計画の重要性
さらに言いますと、大学院受験は大学受験と違い、「面接」が合否を左右する大きな要素となっていることも大きいです。
大学受験ではペーパーテストの点数さえ良ければ合格できます。
ですが、大学院受験では必ず「面接試験」があるのでペーパーテストの点だけでは合格が決まらないのです。
たとえペーパーテストの成績がよくても、「研究テーマが合わない」「研究室の方針と異なる」といった理由で落ちることもあるのです。
逆にいいますと、研究計画書が明瞭にまとめっている上 研究室の方針とも研究内容がマッチしている場合、たとえペーパーテストの点数が低くても合格できるチャンスがあるのです。
ここに「逆転合格」が可能な理由もあるのです。

大学の偏差値を見ても大学院の難易度がわからない事実
ここまで、大学と違い大学院には明確な難易度ランキング表がない事実をお伝えしてきました。
その理由として、①大学院受験者はそもそも少ないこと、②内部進学者が大半を占める大学院も多く一概に数値化できないこと、③面接試験があるためペーパーテストの成績だけで合否が決まらないことという3点を見てきました。
他にも受験者数が少なく統計的に有意なデータが取りづらいこと、研究室ごとの事情(定員・教員の方針・過去の合格実績など)が大きく違うこと、内部事情が外部に公開されないことが多いことも理由となります。
「じゃあ、大学院の難易度がわからないなら、大学の難易度をそのまま当てはめて考えてみたら良いのでは?」
そう考える人もいらっしゃるかもしれません。
確かに、たとえば北海道大学大学院の難易度をみるために北海道大学の偏差値や合格難易度を参考にしてみるのは一つの判定方法としてアリかもしれません。
ですが、大学院には大学をもっていない場所もあります。
他にも大学の難易度は高くても大学院の難易度が低いケースもありますし、その逆のケースもあります。
なので大学の難易度をそのまま大学院に当てはめられないのも困ったところです。

経験則で分かる難易度、でも一覧化は難しい…。
ではどうやって難易度を知れば良いのでしょうか?
結論的に言うと「専門家に聞く」が一番いいと言えます。
特に受験指導をしている立場の専門家の場合、大学院ごとの難易度を経験則で知っていることが多いです。
私自身、社会人の大学院進学支援を専門として多くの方のサポートをしてきました。
看護系やMBAなど、特定の分野については「この大学院はこういう傾向がある」といった経験則が積み重なっています。
「この研究計画なら、A大学大学院は受かるけど、B大学大学院では難しいかも…」
こういう判断も行うことができます。
ですが、すべての分野や大学院について網羅的な「難易度一覧表」をつくることはここまで述べてきた理由から困難であると言えるのです。

このあたり、AIなどを駆使してなんとか数値化してあらわせたら良いのに、と思っているところです…。
(どなたか、挑戦してみてください)
情報が少ないのは不利ではなく、むしろ「チャンス」
ただ、明確な難易度ランキングが出ていないということはチャンスでもあります。
情報が出回っていないからこそ、準備を着実に行えば他の受験者と差をつけられるからです。
特に社会人が大学院を目指す場合、「研究室訪問のやり方がわからない」「研究計画書ってどう書くの?」という不安がつきものですが、そこで専門家とともに対策を講じることで大きな差をつけることができます。
情報が少ないからこそ、正しい方法を知っている人が有利になる戦い。
それが大学院受験なのです。
結論!一人で悩まず相談を
大学院の難易度ランキング表が存在しないというのは、ある意味不便です。
ですが、それを逆手に取って戦略的に行動することが成功の鍵です。
私が運営する「1対1大学院合格塾」では、社会人の方向けに、こうした情報の少なさを乗り越えるためのアドバイスや面接・研究計画書の指導を行っています。
「自分の希望する大学院は、今の自分で合格できるのか?」
「他の選択肢はあるのか?」
「どうやって研究室にアプローチすればいいのか?」
こうした疑問に丁寧にお応えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
大学院進学は、あなたのキャリアと人生を大きく変える「第二のスタート」です。
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大学には難易度ランキングを示せる偏差値データが存在しますが、大学院にはそんなデータは存在しません。だからこそ「どの大学院を受けると良いか」悩んでしまいますよね。情報が少ないということは、ライバルに差をつけ、戦略的に動くチャンスでもあります。一人で悩まずぜひ専門家に相談してみてくださいね!