目次
「キャリアアップを科学する」28!
「あと少しでいいから給料を上げたい…」
「もっと自分らしく活躍したい…」
そんな思いを実現するためには、
キャリアアップの方法論を正しく知ることが必要です。
今回も「キャリアアップを科学する」シリーズをお届けします!
前回はキャリア形成における
健康維持の大事さを見てきました。
おかげさまで色々とコメントをいただきました。
(メルマガのご返信などもありがとうございます!)
それを受けた上で今回も
この健康維持についてを見ていきます。
作家・寺山修司の短歌に学ぶ。
作家・寺山修司の短歌に
次のものがあります。
「マッチ擦(す)るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」
海辺でタバコを吸うためにマッチを擦ったところ
海に霧が立ち込めている。
そんな情景を描いた短歌となっています。
自分が身を捨てるほどの
祖国はあるだろうか(、いやない)、
というメッセージが明確な短歌です。
身捨つるほどの仕事はありや?キャリアはありや?
寺山修司は「祖国」と描きましたが、
「身捨つるほどの仕事はありや」
「身捨つるほどのキャリアはありや」
ということができます。
つまり、身体を害して
身を捨てるほどの仕事もなければ
キャリアもないのです。
世の中には実に18,000種を超える仕事があります。
(「厚生労働省編職業分類」では2022年時点で18,725種類)
会社(NPO法人・福祉法人なども含む)は全国で
368万社以上存在しています。
(総務省統計局,2023,「我が国の事業所・企業の経済活動の状況」
https://www.stat.go.jp/info/today/pdf/195.pdf)
別に今の仕事・会社に
身を捨てる必要はないのです。
会社は社長に都合がいいように作られている。
私もいちおう社長ですが、
「ひとり社長」になって思うのは
【会社というのは社長に都合がいいように作られている】、
という事実です。
会社が「愛社精神」などを求めるのも、
結局は長く会社で働いてもらうための
仕組みにすぎません。
会社で働いているあなたが
真面目にそれらを受け止める必要はないのです。
なので、心身を害してまで働くくらいなら
さっさと次のキャリアを考えていくのが
一番いいのですね。
今回のポイント
心身を害してまで
その職場で働く必要はありません!
仕事は意外とアッサリ辞められる。
いちど会社などでの仕事を辞めてみるとわかるのは
「意外とアッサリ辞められるものなのだな…」
という事実です。
仕事をしているときは
その会社なしの生活など
考えられないように思ってしまうこともあります。
まして、学校を出て初職で働き始めた際は
なおさらです。
特に誰も人間関係がない場所に引っ越して
仕事をし始めた場合、
会社以外での人間関係が存在せず、
「会社を辞める=人間関係がすべてなくなる」
ことであると錯覚してしまうことがあります。
(実際、私は東京で学生生活を送っていましたが
就職は札幌でした。
それまで札幌には一度も行ったことがなかったので
人間関係がゼロから始まったのを覚えています)
そのため、離職を躊躇する人が
時折います。
…ですけど、どんなにいい会社でも
退職する人は必ずいますし、
仕事を辞めても日常は存在し続けています。
我慢してまで働く義理はない。
確かに失業した際は再就職するまで大変ですけど、
身体を害するほどの負担ではありません。
なので仕事をしていて心身を病んでしまうくらいなら
さっさと見切りをつけてもいいのでは、と思います。
特に、多忙で身体が休まらなかったり
パワハラや悪口で気持ち的にキツかったりする職場に
あなたが我慢する必要性はありません。
在職中から次の仕事探しを!
その際のポイントは
いきなり見切りをつけて離職するのではなく
在職中から次の仕事先を見つける努力をすること、です。
現在の仕事を続けながら
転職の相談をすることもできますし、
ハローワークに行くとあれこれアドバイスを貰えるものです。
…時折、過労死・過労自殺などを
私も耳にすることがあるからこそ、
まずは自衛する工夫をしてみてくださいね…!
ではまた!
仕事で心身を害するくらいなら、さっさと見切りをつけたほうが有効です。なにしろ世の中には約18,000を超える仕事があり、会社も368万社以上存在しています。健康を優先し、自分らしく働ける環境を見つけましょう!無理せず、自分のペースでキャリア形成を目指してみてください!