目次
キャリアアップを科学するシリーズ第5弾!
「あと少しでいいから給料を上げたい…」
「もっと自分らしく活躍したい…」
キャリアに対する考え方を身につける
「キャリアアップを科学する」シリーズ、
今回もお届けします!
前回は「キャリアレインボー」によって
キャリア形成における価値観を考えるべきことを
観てきました。
今回はキャリア形成において重要な
「フローとストックの発想」についてお話しします!
フローとストックの発想とは?
キャリア形成において
「フローとストックの発想」を理解することが
非常に重要です。
これらの概念は
経済学やビジネスにおいてよく使われるものですが、
キャリア形成においても応用できます。
まず、フローとストックについてみてみましょう。
●フロー
時間の経過とともに生み出される価値や成果のこと。
例えば、毎日の業務での成果、プロジェクトの達成、
日々の学びや経験などがフローに該当します。
●ストック
蓄積された価値や資産のこと。
例えば、獲得したスキルや知識、資格、経験、人脈などが
ストックに該当します。
以下、詳述します。
キャリア形成におけるフローの重要性
フローとは「流れ」というもの。
水道や川の流れのように
流れていくものがフローです。
同様に、フローの発想は、
日々の業務や活動を通じて価値を生み出すことに注目するものです。
フローを意識することで、以下のようなメリットがあります。
- 即時的な成果の積み重ね
- 日々の業務で小さな成功を積み重ねることで、
モチベーションを維持しやすくなります。 - 短期的な目標を設定し、達成感を味わうことができます。
- 日々の業務で小さな成功を積み重ねることで、
- 継続的な学びと成長
- 毎日の業務や活動を通じて、新しいスキルや知識を習得できます。
- 継続的な学びが自己成長につながります。
要するに日々の仕事や各種活動が
フローである、と言えるでしょう。
一般的にキャリア形成をイメージする場合
「なんの仕事をするか」というフローの発想のみに終止しがちです。
ですが、
それだと「いま何をするか」という視点だけになってしまいます。
短期的なキャリア形成になってしまうのです。
長期的なキャリア形成を考えるには
ストックの発想が必要不可欠です。
次にストックの発想をみていきましょう。
キャリア形成におけるストックの重要性
ストックとは「蓄積」というものです。
フローが流れるものであれば、
ストックとはバケツに溜めた水のように
蓄積が利くもののことをいいます。
このようにストックの発想は長期的な視点で
価値を蓄積することに焦点を当てます。
ストックを意識することで、
以下のようなメリットがあります。
- 長期的なキャリアの安定性
- 蓄積されたスキルや知識、資格は キャリアの安定性を高めます。
- 経験や人脈も重要なストックとなり、 キャリアチェンジや転職時に強力な武器となります。
- 市場価値の向上
- 高度なスキルや専門知識を持つことで、市場価値が高まり、
より良い条件での転職や昇進が可能になります。 - 資格や実績も市場価値を高める要素となります。
- 高度なスキルや専門知識を持つことで、市場価値が高まり、
フローと違い
ストックはある程度蓄積して他の方向に
使い回せるという特徴があります。
資格を取るのもストックの1つ。
資格をとってもそれだけで今の仕事の給料が上がることは
それほどありませんが、
次の転職・昇進には大きく効果を発揮することもあります。
長期的視点を保った上でストックを形成していくことが
キャリア形成に欠かせないのです。
フローとストックのバランスを取る!
キャリア形成においては、
フローとストックの両方を
バランスよく意識することが重要です。
フローだけだと長期的展望ができませんし、
ストックだけだといま生活することができなくなります。
両方のバランスを保つことが
必要なのです。
ですので、
ぜひキャリア形成において
フローとストックの発想を持ってくださいね!
今回のポイント
キャリア形成はフローとストックの発想を!
日々の業務でフローを生み出しつつ、
長期的な視点でストックを蓄積せよ!
キャリア形成は長期戦!
フローとストックのバランスを意識することで、
自分のキャリアを充実させることができます。
それが長期的なキャリア形成につながるのです。
ぜひ、今日からフローとストックの発想を取り入れて、
キャリア形成を進めてみてくださいね!
ではまた!