目次
高校時代に所属した「変わった部活」
高校生の頃、私は少し変わった部活動に所属していました。
それが「ディベート部」です。
ディベートとは?
ディベートというのは、ある論題をめぐって肯定側と否定側に分かれ、それぞれが自らの立場を論理的に主張し合うという競技です。
発表の場では一方的に意見を述べるのではなく、相手の主張を的確に捉え、論理的に批判し、さらに再反論していくという展開が求められます。
さらには毎回の試合において自チームが論題に対する賛成側・反対側どちらになるかは直前までわかりません。
なので必然的に賛成側・反対側両方の視点からの準備が必要になります。
片方に寄るのではなく、両方の立場から深く物事を理解する必要がある競技ディベート。
単なる言葉のやりとりではなく、根拠と論理に基づいた「知の格闘技」と言えます。

この競技ディベートを行うのがディベート部なのです。
私の出身校は全国教室ディベート連盟が主催する「ディベート甲子園」の常連校。
全国大会優勝を何度もしたことがありますし、私が在籍していたときも優勝しています。

…ただし、私は「補欠」。
なので正直「優勝した!」と胸を張って言えない立場にあります(笑)
(実際の甲子園でも、補欠の立場であれば言いにくいですよね…)。
ただ、それでも仲間と共にディベートに取り組んだ日々が大きな財産になっていると実感しています。
ディベート部での学びがいまのキャリア形成にもつながっているのを実感しているのです。
今回は「キャリアの柱は過去にもある!」をテーマに見ていきます。
ディベートで培った思考法
ディベート部の中では毎回の試合・大会で出題される論題について議論をしながら理解を深めていきました。
例えば論題が「日本は原子力発電を即時廃止すべきか」というものですと、原子力発電関連の書籍を読み込み、理解を深めていきます。
そのうえで、ディベートの試合の中で出典として使えるデータを探していくことになるのです。
実際のディベートでは次のような論を組み立てて発表することになります。
「日本が原子力発電を即時廃止をすることによるメリットは2点あります。
メリット1点目は深刻な事故を予防できることです。
原子力発電は放射能事故を起こす可能性が非常に大きいです。
〇〇大学教授・佐藤太郎 著『原子力発電のすべて』より引用します」
※氏名・タイトルはいずれも仮名です
書いていて「うわ、懐かしい・・・!」と思ってきました(笑)。
こういう議論を原稿に組み立てた後、想定される反論に対する回答原稿のほか、相手の議論に対して反論するための準備原稿をつくっていくことになります。
ほかの高校生がテニスやサッカーに汗を流す中、図書館やPC室・部室にこもり原稿を作っていく・・・。

今から言うと「陰キャ」な部活ですが、仲間との関わりも楽しかったですし勉強になりましたね。
ディベート部で学んだ最も大きなこと。
それは「主張には必ず根拠が必要だ」というルールでした。

単に「思いつき」で考えるのではなく理詰めで考え、それを示す根拠をデータで提示することが求められます。
いまではGoogle検索やAI検索を使えますけど、私が高校生の頃はGoogle検索の精度も低く、資料はもっぱら図書館をうろつくことで見つけていました。
議論を深めるのに役立つ資料を発見できたときは興奮しましたし、仲間とも大いに盛り上がったのを覚えています。
ディベート部の学びがいまのキャリアに活きている。
ディベート部では当然のように論理的思考法や論理的説明方法を使っていくことになります。
高校時代にディベート部でこういう思考形態に触れられたことがいまの自分の原点になっているのを最近強く感じています。
というのも、私がいま研修講師として「文章作成能力向上研修」や「ロジカルシンキング入門研修」などを担当する際、ディベート部で学んだ内容がそのまま活きているからです。
例えば私はロジカルシンキングの基本として「主張と根拠をセットにする」「結論を一言で言う」などを説明しています。
これ、元はといえば高校ディベートで学んだ知識そのものです。
さらに言えば、私が運営する「1対1大学院合格塾」での小論文の講義や大学院進学の研究計画書作成も、高校ディベート部時代の論理思考が土台になっています。
結果的にみると、高校ディベートの知識が仕事をする際にも役立っていることになります。

高校ディベートの知識が活きていることに気付いた瞬間。
…実は私、いまの仕事に高校ディベート部時代の知識が役立っていることについ最近までまったく気づいていませんでした…。
というのも、自分の中で論理思考については研修講師の仕事でも塾の運営でも日常的に使っているものなので「もともと高校ディベート部時代に学んだ知識である」という認識が皆無だったからです。
たまたま目にした番組内で高校ディベートが特集されていて、「そういえば自分も高校ディベートをやっていたな」と思い返したのがきっかけです。
その時に、
「あ、いま自分が使っている思考法はそのまま高校ディベート部時代に学んだものだ…!」
とようやく気づいたわけです。
アップルの創業者スティーブ・ジョブズさんがスタンフォード大学卒業式で語った有名なスピーチがあります。
その中で「点と点がつながる」という言葉があります。
過去に経験した1つひとつの出来事は、当時は意味がわからなくても、振り返ってみるとすべてがつながって今の自分を形作っている。
こういったことを伝えるスピーチですが、私にとって高校ディベート部の経験は、まさにその「点」の1つなのだと実感しました。
と同時に、一緒に高校ディベートに取り組んだ仲間との思い出も思い返してきました。
「補欠」であったとはいえ高校ディベートに関われたことが自分の財産になっていることを改めて実感することになりました。
あなたのキャリアの原点はどこにあるか?
こうした経験を通じて強く思うのは、「キャリアの原点は高校時代・学生時代にもある」ということです。
例えば野球部でチームプレーを学んだ経験が会社でのチームワークに役立っている人もいるでしょうし、吹奏楽部で培った集中力が今の専門性につながっている人もいるでしょう。
大切なのは、その経験を「単なる思い出」で終わらせるのではなく、「自分の財産」として認識し直すことだと思います。
高校時代や大学時代に一生懸命取り組んだことは、必ず今の自分のどこかに活きているものです。
もしあなたが「自分のキャリアの軸が見えない」と感じているなら、一度過去を振り返ってみるのはいかがでしょうか?
高校や大学で何に熱中していたのか、何を工夫してきたのか。
その中に、今のキャリアを深めるヒントが隠されているかもしれません。

まとめ!キャリアの柱は過去にもある!
私が高校ディベート部で学んだことは、補欠という立場であっても確かに自分の財産になりました。
論理的に考える力、根拠を示して説明する力。
これらは私の今の仕事に直結しています。
あなた自身のキャリアの柱は一体どこにあるでしょうか?
高校時代・大学時代にそのヒントがあることも多いはずです。
ぜひ一度振り返り、自分にとっての「点」は何か探してみて下さい。
それが今後のキャリアを作る大切なステップになるはずですよ!

「キャリアアップを科学する」はこちら!
「大学院受験の対策方法をもっと詳しく知りたい…」
そういうあなたのために、
「本当に知りたかった!社会人が大学院進学をめざす際、知っておくべき25の原則」という小冊子を無料プレゼントしています!
こちらからメルマガをご登録いただけますともれなく無料でプレゼントが届きます。
データ入手後、メルマガを解除いただいても構いませんのでお気軽にお申し込みください。
なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。
体験授業を随時実施していますのでまずはお気軽にご相談ください。
(出願書類の書き方や面接対策のやり方のほか、どの大学院を選べばいいのかというご相談にも対応しています!)
お問い合わせはこちらからどうぞ!




























私は高校時代、ディベート部に所属していました。ディベート部での経験が今のキャリア形成に直結していることに先日ようやく気づきました。肯定・否定両方の立場を準備し、根拠をもとに論理的に主張する力は、現在の研修講師や塾運営にそのまま活きています。このように、キャリアの原点は過去の経験に隠れているかもしれませんね!