修士論文は意外とそのまま本として出版されている!やるならとことん!

藤本研一

Digest!
修士論文って、意外とそのまま本として

出版されているケースがあります。

いまでは一般用語として定着した
『スクールカースト』も、
修士論文がそのまま新書になったものです。

修士論文はそのまま出版される可能性があるからこそ、
気合を入れて書いていきたいですね!

修士論文 締切のタイミング…!


いまの時期は
修士論文締切のタイミングです。


うちの受講生の方でも
締切直前でラストスパートを掛けている方、
すでにやりきった方など
多数いらっしゃいます。

いま頑張っている皆さん、
応援していますね!



せっかく大学院に行くなら修士論文に全力を!

これは私の持論ですが、
せっかく大学院に行くなら
修士論文執筆に全力を尽くしたほうがトクです。


大学院に2年いくのも
結局は「修士論文」の形で
論文を書く力・
書き切る経験をつけるためだからです。

何万字も書くのは正直大変ですが、
その苦労は必ず力になりますし、

執筆を通して身につけられる資料分析力・文章力・専門知識が
今後にも役立っていくのです。



専門職大学院によっては
修士論文ではなく
「リサーチペーパー」という名称に
なっていることもあります。


これ、建前上は
修士論文レベルを求めない、ということになっていますが
別にそれ以上のレベルで書いても全く問題ありません。



せっかく取り組む以上、
とことん挑戦していくのが
自分の成長にも繋がりますよ!



なぜか文字数指定がなかった早稲田大学大学院…。

私自身の経験をいいますと、
私が学んだ早稲田大学 教育学部では
卒業論文【3万2,000文字以上】という
規定があったのを覚えています。

原稿用紙でいうと80枚以上です。


でも、なぜかその上にある
早稲田大学大学院 教育学研究科には
修士論文の文字量指定がありませんでした(笑)



私は確か書いたものを削っていって
7万文字くらい書いていたように思います。


ちなみに、かつて
修士論文で「20万文字」を書いて
提出した猛者もいると聞いています(笑)




意外と多い!修士論文がそのまま本になるケース。

あまり知られていない話ですが、
修士論文で書いた内容が本になるケースって
意外と多いです。



すっかり一般用語として定着した
「スクールカースト」も、
修士論文で書いた内容が新書となったものです。

☆『教室内(スクール)カースト


  

(一般的な修士論文の文字数と
 新書1冊の文字数8~12万文字とが近いこともあり、
 修士論文がそのまま新書として出版されるケースも
 近年増えています)

ほかにも『不登校は終わらない』という研究書も
もともとは修士論文として書かれたものが元となっています。

  ☆『不登校は終わらない


   

(自分の専門分野に関する本ですみません…)

あなたの修士論文も本になる?!

このように修士論文がそのまま本になるケースは
意外とあるのです。

ということは
あなたの書いた修士論文が
本になる可能性も存在している、
ということですね。


こう考えると楽しくなりますね!


全く参考にならない小熊英二さんのケース

ちなみに。

社会学者として著名な
小熊英二(おぐま・えいじ)さん(慶應義塾大学教授)の話を
したいと思います。

小熊英二さんは出版社に務めた後 会社をやめて
大学院に入り直した人です。


修士論文で書いた内容が本になったのが
『単一民族神話の起源』です。

 ☆『単一民族神話の起源

これ、
サントリー学芸賞という
名誉ある賞を取っています…!


(文系研究者にとって、
 この賞は狙っても取れない権威ある賞です)




続いて、博士論文で書いた内容が本になったのが
『「日本人」の境界』です。

 ☆『「日本人」の境界
  

博士論文が本になっているケースは
結構あるのですが、

小熊英二さんは修士論文・博士論文ともに
本になっているという
稀有な研究者です。


…こういう「すごすぎる」人を見ると
全く参考にはなりませんが、

場合によっては自分の修士論文が
出版される可能性もあることを考えると
楽しくなりますね!



だからこそ修士論文は
とことんまで取り組んだほうが
トクになるわけです。

今回のポイント


修士論文は意外と本になりやすい!
学術界への入場券にもなる修士論文、
やるならとことん!

修士論文は学術界への入場券!


修士論文は
学術界(アカデミックの世界)への
入場券になります。

だからこそ、
おざなりなものを書くのではなく
自分なりに挑戦しきって書くことが
自分の今後にも繋がります。


それに、2年間の頑張りを
修士論文1冊にまとめると、
達成感も大きくなるものです。


だからこそ
いま修士論文を執筆なさっている皆さん、
応援していますね!



修士論文執筆のアドバイスも実施しています!

…ただ、修士論文は
書くのが難しいのも事実です。

うちの塾では
受かって入学した「あと」もサポートしています。


もちろん、修士論文執筆の
アドバイスやサポートも差し上げています。

実際、

「修士論文の方向性がよくわかりません…」

という大学院生の方から
直接ご相談をいただくことがあります。

私自身、修士論文で苦労した経験を持っています。

なので、どう進めていいかわからなくなった際、
お気軽にご相談ください。

体験授業の中で研究の方向性を
一緒に考えていきましょう!

ではまた!


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