目次
9月は試験シーズン!OBS受験の皆様、応援しています!
1対1大学院合格塾はMBAなど社会人の大学院進学をサポートしています。
今月9月、多くの受講生の方が試験本番に臨んでいます。
特に今週末は小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(MBAコース)(通称OBS)の試験当日です。
受験なさる皆様、合格を祈っています!

さて、時折ご質問をいただくことがあります。
「経営学の学習って、会社経営に関わる側でないと役立たないですよね?」
こういったご質問です。
社会人の方に人気なのが大学院のMBA(経営管理修士)コース。
ここでは経営学について専門知識・スキル・ノウハウを学ぶことが出来ます。
ですが、どうしても経営学というと「一般社員の自分には関係ないのではないか」と思ってしまうケースも多いようです。
確かに経営学では企業経営をテーマにしているので、一般社員の立場よりは管理職の立場の人のほうが役立てやすい側面があります。
ですが、経営学の知識は企業経営に限らず自分自身の人生の経営、つまりはキャリア形成を考えるうえでもめちゃくちゃ役立つのです。
今回は「経営学の学習は自分のキャリア形成にも役立つ!」とのテーマでお届けします!

企業の経営戦略と個人のキャリア形成は同じ!
MBAコースなどで学習する経営学という学問。
これは基本的には企業経営をテーマに研究が深められています。
企業には多様な経営戦略がありますが、それをどのように活用するといいのか、どういう課題があるのかを明確にしていく学問でもあります。
「両利きの経営」で自分の強みを活かしていく!
例えば経営学理論には「両利きの経営」という概念があります。
これは企業において自分の専門性を深めていく(「知の深化」)だけでなく、その専門性を別の分野で活用できないか検討していく(「知の探索」)ことが重要であることを説いた理論です。
たとえばソニーは創業期からオーディオ製品製造に専門性を持っています。

自社で製品の製造・企画・生産を行う関係上、システム構築の知見も多く持っています。
ソニーの場合、こういったオーディオ製品製造にとどまることなく、専門性を他の分野でも活かしています。
例えば音楽事業や映画事業、ゲーム&ネットワーク事業等様々です。
近年ではソニー生命・ソニー損保・ソニー銀行など金融事業にも展開を広げています。
「ソニーはもはや「電機メーカー」に非ず」といわれているくらい、自社の専門性を横展開(「知の探索」)し続けているわけですね。

(出典:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/download/sony_group_summary_J.pdf)
自社の専門性を深めるだけでなく、その横展開を描いていくことが企業経営に不可欠なのです。
実はこの視点は個人のキャリア形成にも当てはまります。
1つの専門性を極めるのも大事(「知の深化」)ですが、その専門性を「別の分野で活用できないか」検討する(「知の探索」)のも重要な要素になるのです。
例えば私の例を出しますと、私の専門性に「教員経験」があります。
独立前、私は私立高校で勤務していましたがそのなかで教員としての授業力や生徒対応スキルなどを学んできました。
教員経験を通して深めた専門性を、独立後 塾での講義に役立てることができています。
また、企業や行政職員の方を対象とした研修の際にも教員経験で身につけた専門性を「横展開」して活用することが出来ています。
これもある意味で教員経験という専門性(「知の深化」)を別の分野で活用(「知の探索」)している姿であると言えるかもしれません。
こうしてみると、企業経営における戦略が個人のキャリア形成にも役立てられることが見えてきますね!
つまり、自分の持っている専門性や強みを「別の分野で活用できないか」考えてみることは自分の可能性を開くのに大いに役立つのです。
「ニッチ戦略」はキャリアにも活きる
ほかにも経営戦略の基本に「ニッチ戦略」があります。
これは大企業が手を出しづらい小さな市場でトップを狙うという考え方です。
「ランチェスター戦略」の考え方も基本的にはこの「ニッチ戦略」なので聞いたことがある方も多いかもしれません。
例えば以前私は「キャリア形成におけるローカル戦略の重要性!」という記事を書きました。
キャリアアップを考える際、「全国区」や「グローバル」での活躍を展望する方もいらっしゃいますが、別にこれを狙わなくても十分キャリア形成が可能であることをお伝えした記事となっています。
例えば私の所属する研修業界で見てみましょう。
研修業界において、トップ講師は実力も年収も桁違いです。
ですが、こういった人はたいてい東京にいます。
北海道において「文章作成研修を行いたい」と考えた場合、こういうトップ講師に仕事を依頼するかというと必ずしもそうではありません。
東京から呼ぶと交通費・宿泊費もかかりますし、講師料も高いのでなにかと大変です。
ですが、道内で活躍している講師であれば依頼しやすいです。

私自身、全国区で知名度ナンバーワンの講師を目指すのではなく、「北海道内ならどこにでも足を運ぶフットワークの軽い講師」という立ち位置を選んでいます。
結果として、道内各所からご依頼をいただくようになり、確かな成果を積み重ねることができています。
これもまさに「キャリアにおけるニッチ戦略」そのものだといえます。
大舞台で勝負しなくても、自分の得意分野や地域に焦点を当てれば、十分にトップを狙えるのです。

「他者への貢献」という視点
企業において重要なのは「自社は誰にどんな貢献ができるか」という視点です。
お客様のどんなニーズに応えられるか・貢献できるか。
これを考えることがマーケティング戦略の前提になります。
この視点は個人のキャリア形成にも重要です。
自分自身の専門性を、誰に対して・どういうふうに貢献ができるかを考えていくことが重要なのです。
キャリアも経営も「他者への貢献」を抜きにしては成り立ちません。
企業が利益だけを追い求めていては長続きしないのと同じで、個人のキャリアも「自分だけが得をしたい」という姿勢では評価されません。
「自分の力をどう活かして社会に役立てるか」という視点が、キャリア形成を持続的で価値あるものにしていきます。
MBAで学ぶ経営学は、利益と同時に「社会貢献」や「ステークホルダーへの責任」を重視します。
この考え方は、個人のキャリア選択においても大きな指針になるのです。

経営学を学ぶことで得られるキャリアの視座
このように、経営学を学ぶことはそのまま個人のキャリア形成を考えるうえで約ダレることが出来ます。
ここで挙げた「両利きの経営」や「ニッチ戦略」「貢献の視点」に限らず、経営学の知見がキャリア形成に役立てられる側面は大きいのです。

経営学を学ぶには?
「キャリア形成に役立つのなら経営学を学んでみようかな…」
そういう思いを持っていただけるとこと、私もとても嬉しいです。
ですが、「経営学を学んでみたい」と思ったとき、最初の一歩はMBA受験でなくてもいいと私は思います。
最初の一歩①『世界標準の経営理論』を読む!
私がおすすめしているのは、入山章栄先生の『世界標準の経営理論』を読むことです。

☆入山章栄『世界標準の経営理論』の詳細とお求めはこちら→https://amzn.to/4gl7tp8
この本は経営学の主要な理論を網羅的に紹介しています。
自分のキャリア形成のヒントを掴むことが出来ます。
この本、うちの塾でもMBAを目指す受講生の方に紹介していますが、好評をいただいています。
ちなみに本書は832ページある分厚い本なので、紙で買うと挫折しやすいですし持ち運びにくいです。
私のおすすめはKindleなど電子書籍で購入し、「読み上げ機能」で耳から学ぶこと。
そうするとプレッシャーを感じずに読み終えることができるのでおすすめです。
最初の一歩②公開講座・講演会に参加する!
MBAを持つ大学が主催する公開講座や講演会に参加してみるのもおすすめです。
調べてみると、けっこういろんなセミナーを開催していることが多いのでぜひ参加してみましょう!
直接学びの雰囲気を感じられる貴重な機会になります。
興味が湧いてきたら各大学院のMBAコースの説明会に参加するのも良いかもしれません。

経営学がキャリアを変える!
経営学を学ぶと、組織の意思決定やマネジメント職に就いたときに役立つだけでなく、自分自身のキャリア選択にも変化が起こります。
「自分はどの市場で戦うのか」
「どんな強みを差別化要因にするのか」
「どのように社会に貢献するのか」
こうした問いに答えるための視座を与えてくれるのが、経営学なのです。
ここまで見てきたように、企業の戦略と個人のキャリア形成は驚くほど似ています。
- 個性化戦略で自分らしさを打ち出す
- ニッチ戦略で活躍の場を見つける
- 他者への貢献を中心に据える
これらはすべて経営学から学べるエッセンスであり、そのままキャリア形成に応用できます。
だからこそ、ビジネスパーソンとして今後のキャリアを考えるなら一度は経営学に触れてみることを強くおすすめします。
経営学の知識は、あなた自身のキャリアの可能性を大きく広げてくれるはずですよ!

「大学院受験の対策方法をもっと詳しく知りたい…」
そういうあなたのために、
「本当に知りたかった!社会人が大学院進学をめざす際、知っておくべき25の原則」という小冊子を無料プレゼントしています!
こちらからメルマガをご登録いただけますともれなく無料でプレゼントが届きます。
データ入手後、メルマガを解除いただいても構いませんのでお気軽にお申し込みください。
なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。
体験授業を随時実施していますのでまずはお気軽にご相談ください。
(出願書類の書き方や面接対策のやり方のほか、どの大学院を選べばいいのかというご相談にも対応しています!)
お問い合わせはこちらからどうぞ!

























9月はOBSをはじめ社会人大学院の試験シーズンです。経営学は企業経営だけでなく、個人のキャリア形成にも大きく役立ちます。「両利きの経営」で専門性を深めつつ横展開する、「ニッチ戦略」で活躍の場を見つける、他者への貢献を考える。この視点がキャリアを広げます。