社会人が大学院で生き残るコツ!鬱気味ならすぐ医務室へ!メンタルヘルスサポート等、相談センターのフル活用を!

summary

社会人が大学院生活で追い込まれそうな時、大学のメンタルヘルス相談窓口を活用するのがオススメです!実際、私も北大の保健センターの精神衛生相談を利用することでメンタル不調を乗り越えることができました。大学院生の場合無料で相談できるのでぜひ積極活用をして元気に大学院生活を過ごしていきましょう!

大学院生活、精神的に追い込まれていませんか?

「ああ、大学院生活がしんどい…」

希望をいだいて大学院に進学したものの、日々の講義と課題に追われてバタバタな毎日…。

仕事もあるからなかなか大変…。

社会人によっては大学院進学後、こういう「追い込まれた」状況になってしまうことが時折あります。

確かに大学院生活には、日々の充実感や知的刺激といったポジティブな面も多い一方、多忙さや授業へのプレッシャー、環境の変化などから心身に不調をきたすことも少なくありません。

でも、そういうときこそ大学に設置されている相談センターをフル活用するのがオススメです!

それによって元気を回復して充実した大学院生活を送れるようにもなっていけるからだす。

今回は、私自身の体験を交えながら「大学のメンタルヘルス支援の活用」についてお伝えします!

忙しさとプレッシャーが重なる大学院生活

大学院に入ると、研究・授業・仕事などに日々追われ、高揚感のある日々が始まります。

ですが、それと同時に「課題の多さ」「研究の進捗への不安」「仕事との両立」「人間関係」など、じわじわと精神的な疲労が蓄積されることもあります。

何を隠そう私自身の1回目の大学院時代にこれを経験していました。

早稲田大学大学院の修士課程2年の時、気づけば「気力が湧かない」「何も手につかない」といった状態になっていました。

まさに「うつ」のサインだったのです。

そこから半年くらい何もできない日々が続いていました。

(少し休んだことで気持ちが吹っ切れてなんとか立ち直れたのですが…)

あのとき、なかなか人に相談できませんでした。

「これぐらいで相談するのは情けないのでは?」

「もっと大変な人もいるし」

こうやって勝手に自分で判断していました。

その結果、どんどん気力がなくなっていきました

この経験があるからこそ、うつになった際やうつになる前から人に相談する大事さを実感しています。

北海道大学のメンタルヘルス支援を利用した話

私は今、北海道大学大学院に在籍しています。

2023年4月から、自身にとって2度目となる大学院修士課程での院生生活が始まりました。

その時決めていたのは「今度は同じことを繰り返さない!」ということ。

なので入学と同時に北大のメンタルヘルス相談を受けることに決めていました。

実は大学には学生支援の一環としてメンタルヘルスや学生生活全般に対する相談機関が設置されていることが多いです。

私が在籍している北海道大学には「学生相談総合センター」がありますし、メンタルヘルスの相談に特化した「北海道大学保健センター 精神衛生相談」もあります。

☆北海道大学学生相談総合センター sacc.hokudai.ac.jp
☆北海道大学精神衛生センター 精神衛生相談 https://www.hokudai.ac.jp/hoken/usage/mental_health.html

こういうと「10代や20代の学生が対象でしょ…?」と思われるかもしれませんが、大学・大学院に在籍している人であれば誰でも利用できます。

実際、私も30代半ばですが問題なく活用できました。

実は私、大学院に入る直前に元嫁の不倫が原因で離婚をしていたこともあり、その精神的つらさが相当ありました。

「このままだと、離婚のしんどさと学業のしんどさでまた うつになるかも…」

そういう思いもあったので、北大の保健センターの精神衛生相談を受けてみることにしました。

学生・院生なら無料で使える!

私の背中を押してくれたのは「本学在籍者であれば無料で利用できる」という説明でした(笑)

「せっかく無料で使えるなら、とりあえず行ってみよう」

そういう思いから相談しに行くことにしたのです。

最初は少し緊張しました。

「自分の話なんて聞いてくれるだろうか…」
「深刻な状態でもないのに…」

こういう不安もありました。

なによりも「離婚のしんどさという、学業に全く関係ない相談でもいいんだろうか…」という不安も大きかったです。

ですが、保健センターでの相談は非常に丁寧で温かく迎えてくださいました。

現在の精神状況に対するチェックシートにはじまり、精神科医の先生との面談も行うことができました。

(北大の場合、医学部と大学病院がある関係上、北大のお医者さんが面談してくれます)

共感的な声掛けのほか、「話を聞いてもらえた」ということが支えとなり「相談に行ってよかったな」と思えました。

そこから、この保健センターに2週間に1回ペースで通い始めることになりました。

かれこれ1年通うことになったのですが、そのなかでだんだんと自分の心も安定していったのを覚えています。

まったく学業に関係ない相談でしたけれども、定期的に相談させていただくことで うつにならずに元気にいま過ごせています。

こういうカウンセリングを受けられただけでも大学院に行った意義があったのではないか、とも思っています

相談することに「恥ずかしさ」は不要

ただ、中には「誰かに相談するなんて恥ずかしい…」「まして うつの相談なんて…」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

そもそも私自身がこういう考えをもっていたのでよくわかります。

ですが、今から思えば「もっと気軽に相談したほうがいい」と思っています。

今の時代、ストレスも多くそもそも「ふつうに生きる」だけでも大変な時代です。

まして仕事をしながら大学院に進学する場合、心に対する負荷も大きなものになりがちです。

だからこそ、せっかく大学の設備として無料に使えるならガンガン相談しに行ったほうが良いと思うのです。

実際、私が以前インタビューしたカウンセラーの水野さんも、「もっと気軽にカウンセリングを利用してほしい」と語っていました。

確かに、相談に行くこと自体に「恥ずかしい」「情けない」「負けた気がする」と感じてしまう人も多いようです。

でも、メンタルの不調は体の不調と同じです

風邪を引けば病院に行くように、心が疲れたら相談に行くのはごく普通のことです。

変なプライドは邪魔なだけ。

ぜひ気軽に相談するのが社会人大学院生としての「生き残り」のポイントですよ!

社会人大学院生こそ、相談窓口の活用を

社会人として働きながら大学院に通う場合、入る大学院によっては「年齢が他の学生と違ってなじみにくい」ところがあるかもしれません。

大学院に入ってから仕事や家庭に大きな変化が生じることもあります。

そういうなか、「自分のことはすべて自分でやるべき!」「相談するのは負けた気がする」と思っていると、どんどん気持ちが疲れて追い込まれていくことがあります。

「大学院に行っているし、仕事も頑張っているから人に弱音なんて吐けない…」という思いを持っている場合、よけいに追い込まれることがあります。

こうした悩みを抱えがちな社会人大学院生にとって、大学のメンタルヘルス窓口は、いわば「安心して弱音を吐ける場所」としての価値があります。

実際、定期的に通っていたことで、自分のメンタルの変化を客観的に見られるようになりました。

そして、毎回の面談の最後に「また来てくださいね」と言われることで、「ここに頼ってもいいんだ」と安心できたのです。

「全部1人で頑張らない」ことが、続けるコツ

大学院生活は2年間(あるいはそれ以上)にわたる長い旅です。

順調に進むこともあれば、そうでないこともあるでしょう。

研究が停滞したり、仕事で問題が起きたり、家庭に不安が生じたりすることだってあります。

そんなとき、「全部1人で抱えない」というスタンスが非常に大切になります。

誰しも完璧ではありません。だからこそ、必要なときには「助けを求める」ことが、学びを継続する力になるのです。

実際、社会人大学院生インタビューでお話を伺った小池さんも「人の力をうまく借りることが大学院生活を乗り切るポイント」だとお話なさっていました。

大学院生活を乗り切るには変なプライドはホント不要ですので、どんどん周囲に相談していくのがポイントです!

☆うちの塾も大学院進学後のサポートをしていますのでお気軽にお問い合わせくださいね!

まとめ!無料で使えるなら、迷わず使おう!

大学・大学院には、無料で使える相談窓口やカウンセリングサービスがあることが多いです。

なので、「自分の心が少し疲れている…」と感じたら、迷わずに足を運んでみてください。

「ちょっと話を聞いてもらう」だけでも、驚くほど心が軽くなることがあります。

私自身、そのことを体験してきました。

そしていま、この記事を読んでくださっているあなたにも、同じように支えとなる場所があることを伝えたいと思っています。

大学院生活を楽しく続けていくために、メンタルヘルスのケアも「学びの一部」として意識してみてくださいね!

「社会人大学院のリアル」はこちら!

 

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