同じテーマを聞きまくる!それが調査研究の基本。質的研究の重要ワード「理論的飽和」とは?

今回のポイント

悩み相談の中で
質的調査の基本を学ぼう!

悩んだら相談を。


いまの仕事を続けるかどうか。
今後の進路をどうするか。


こういった内容を
周りに相談してみるケースって
しばしばありますよね。


なにか自分が困っていることについて
周りに相談をする。


すると、
いろんなアドバイスを
聞くが出来ます。



同じ悩みを相談し続けていると分かること。

こうやって
同じ内容についての
アドバイスを何人にも聞いていると、
ふいにあることに気づきます。



それは

「あ、前にアドバイスをもらった
 ●●さんの話に近いな」

「この話は○○さんからも聞いたな」

などと、以前話を聞いた人との
共通点に気付けることです。



同じテーマについて
周りに聞きまくっていると
傾向が見えてきます。



その上でさらに別の人に
話を聞き続けていると

新しい情報があまり増えなくなる
瞬間が訪れます。




この状態、
大学院で質的調査を行なう人たちの間では
理論的飽和」と呼んでいます。


理論的飽和するまで聞きまくる!

大学院入学後、
インタビュー調査や
参与観察などの
質的調査を分析する際、

「グラウンデッド・セオリー」という
理論を活用することがあると思います。



いろんな流派があるのですが、
グラウンデッド・セオリーの中では
いろんなインタビューや調査を行い
もう新しい知見が出なくなったような状態を
理論的飽和と呼んでいます。



もう新しい知見が出ないくらいまで
(飽和するまで)情報を得ていく。

そうすることで
対象について詳しく知ることができるのです。

なので悩み相談などのとき

「あ、これは以前に聞いた
 ●●さんと同じ回答だな」

と思うときは
その悩みに対し「理論的飽和」したと
考えてもいいかもしれません。


調査研究においては
理論的飽和するまで
調査を続けることに
大きな意味があります。

悩み相談の際も、
理論的飽和をするまで聞けば
大体の対応法について
知ることもできるはずですよ!



今回のポイント


悩み相談の中で
質的調査の基本を学ぼう!

悩み質問を繰り返していませんか?

質的調査を行なう場合、
理論的飽和するまで
インタビューをしつつ
分析作業も行っていきます。


これは悩み相談の際にも
重要です。


悩んでいるときって、
悩みを聞いてもらえるだけでも嬉しくて
悩み相談をひたすら
し続ける人がいます。

悩みって、
相談すると向こうも
気を使ってくれるので

ついつい誰彼構わず
相談しがちです。



で、相談だけしていて
悩みの解決に向けて
一切なにも取り組まない。

そんなケースもあるのです。


(私も覚えがあります…)


得られたヒントをすぐに実行に移す!

大事なのは
仮に悩み相談が
「理論的飽和」したなら、
得られた知見の中から
最適なものを選び、
まず実行していくことです。



以前の記事でも書きましたが、
アドバイスを受けたら
遅くとも翌日中には
動き出す思いでいたほうがいいのです。


今回は悩み相談を切り口に
質的調査を大学院で行なう際に役立つ
「理論的飽和」という概念を
ご紹介しました。



なにかのお役に立てましたら
幸いです!


ではまた!


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