大学院進学は、大学の入試とは全く違います。
それは「学生」と「研究者」の違いです。
大学生は、いわゆる「学生」。
これから勉強していくことを前提とされている人たちです。
大学院生は違います。
大学院生は「研究者」として扱われます。
つまり、勉強しているのは当然、その上で自分で論文を書いていくことが要請されているのです。
だからこそ、大学院の入試は「自分で研究できるか」が見られます。
大学生は「勉強」しているだけでいいのです。
つまり、ただ本を読んで、知識を身に付ければいいだけです。
大学院生は違います。
本を読むのは当然。
その上で、自分なりの知見を出すことが必要となります。
大学院の修士課程在学中に、
何らかの研究誌に論文を掲載する力を持つ人を、
大学院では求めているわけです。
その力を持つかどうか。
研究計画書ではそこが見られます。
だから研究計画書作成においては、
次のことが大事になります。
「自分はこれまで何を勉強してきたか」
「自分の行きたい大学院の研究領域で、どれくらい知識があるか」
「大学の卒業論文では何を書いているか/何を書いたか」
「自分はどんな調査技法を使えるか」
「自分が進学したい大学院の研究領域に対し、自分の研究はどのように貢献できるか」
特に大事なのは、一番最後の「研究領域への貢献」です。
かのピーター・ドラッカーは
「組織への貢献を考えるのが
プロフェッショナルである」と述べました。
大学院進学者は、
所属する研究領域という「組織」へ、
どんな貢献をしてくれるかを期待されているのです。
例えば、私の専門は教育社会学ですが、
教育社会学の分野で長らく研究されていなかった
研究テーマを調べてくれたり、
研究の薄かったテーマを調査してくれたりする人を
求めているのが大学院入試なのです。
大学院入試の研究計画。
それは研究領域に対し、
「自分はこんなことで貢献できますよ!」
というPR文を作ることなのです。
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