大学院進学には、大学入試とは違う難しさがあります。
たとえば、公立はこだて未来大学大学院の入試はこんな感じです(社会人以外の枠)。
(1)社会人以外
英語(TOEICスコア)、学力試験(専門科目)、
面接および出願書類を総合して判定
試験科目 | 配点 | 時間 |
---|---|---|
英語 (TOEICスコアを換算) | 100 | |
専門科目または研究成果審査 | 200 | 90分 |
面接 | 150 | |
合計 | 450 |
ここで考えるべきことがあります。
それは、大学の学部(4年間のもの)に
くっついている大学院の場合、
大学の学部からそのまま上がってくる学生が大部分であること、です。
そのまま大学院に進む、
いわば「大学5年生」的な人は、
外部の大学や社会人枠で入試を受けるのとは違う
アドバンテージを持っています。
それは文字通り、その大学・大学院に4年いた、ということです。
大学院の教授も、当然ですが学部でも授業します。
そのとき、授業で顔なじみであるかどうかも
大事なポイントでしょう。
あるいは学部生も指導している教授の場合、
学部のゼミ→そのまま大学院のゼミの指導、
というパターンも多いです。
すでに大学4年間いた人たちの間に「割って入る」のが、
大学院から入学する難しさでしょう。
だからこそ、対策が必要です。
特に難しいのが、研究計画の作成です。
研究計画。
これを作るにはいろんなコツが有ります。
ひとつは研究室訪問をするのこと。
外の大学や社会人経験がある状態で大学院進学を目指す場合、これは必須です。
ネット検索などをすると、いきたい大学院の教授のメールアドレスなりFacebookなりは必ず見つかります。
その上で、「大学院進学を目指しています。一度、お話を伺わせてください」と伝えると、大部分はOKされるでしょう。
大学院は学部の4年間以上に、「どの指導教授に教わるか」がキーとなります。
逆に言うと、指導教授に嫌われると学習どころか入学すらできないのです。
研究室訪問の際に気をつけること。
それは少なくとも1冊くらいはその指導教授の著作を読むことです。
理想を言えば、
入りたい研究室の教授の論文を「すべて読む」ことです。
少なくとも著作1冊と言いましたが、
大学院進学後、その指導教授とは密接に関わりあうことになります。
だから指導教授の書いた論文のうち、
CiNii上でPDFデータで
公開されている論文くらいは、すべて読む。
そうすると、
「ああ、この先生はこんなことをしてるのね」
「こういう指導をしてくれそうだな」というのがわかってきます。
おまけにCiNiiは無料です。
ネットがあればいつでも・どこでも見れます。
無料で、なおかついつでも・どこでも見れるということは、
見ない奴は「やる気が無い」とみなされてもおかしくないわけです。
ダメなのは、有名大学の大学院に入ることが目的となり、
指導教授について何も知らずに大学院入試を経てしまうこと。
「あ、君のやりたい事なら
別の先生のところでやるといいんじゃない?」
・・・この面接の質問をされてしまうと、もう何もできなくなります。
ぜひ、研究計画書、頑張りましょう!
☆実は大学院って意外と入りやすいです。
社会人こそ大学院に行き、キャリアアップするべきなんです。
そのための方法をまとめました!
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