大学院受験面接で「人脈形成が目的」と言ってはいけない理由。大学院面接の鍵、期待と貢献をつなぐ回答戦略!

藤本研一

Digest!
社会人の方が大学院受験の際
「人脈形成が目的です」
と答える方がいますが、
この回答、辞めといたほうが無難です。

大学院はそもそも専門知識を身につける場所ですので
人脈形成はあくまで派生的なものです。

そういう回答ではなく、相手が求めている回答を
考えたほうが合格に繋がりますよ!

面接官からの焦る質問!

「あなたが本学へ期待するものはなんですか」

「あなたが本学へ貢献できるものはなんですか」

大学院受験の面接の際、
時折こういう質問をされることがあります。


この2つの質問、
面接の練習をしていないと
けっこう焦ることが多いです。

「え、自分は何を貢献できるんだろう…?」


意外と答えられないことも多いからです。




期待と貢献は対応関係にある!

実はこの2つの質問って
対応関係にあります。

あなたが期待するものが
大学院側があなたに貢献できることでもあります。

反対に、
あなたが大学院側があなたに期待するものが
あなたが大学院に貢献できることでもあるのです。


MBAスクールの例で考えてみましょう。



MBAスクールにおいて、
受験生側が期待するのは
経営学に対する深い専門性を身につけることや
MBAで今後のキャリアップを果たすことであると思われます。


一方、
大学院側が期待するのは
受験生が問題なく規定年数で大学院を修了することや
受験生のこれまでの勤務経験を
他の学生に共有してくれることであると思われます。

社会人でMBAを目指す場合、
大学院側に期待するのは経営学の専門性やキャリアアップであり、
大学院側に貢献できるのはこれまでの職務経験となります。



図にするとこういう形になります↓



受験生側大学院側
期待するもの経営学の専門性
キャリアアップ
問題なく修了する
これまでの職務経験の共有
貢献できるもの問題なく修了する
これまでの職務経験の共有
経営学の専門性
キャリアアップ

こうしてみると、
学生側-大学院側にとって
期待するものと貢献できることが
裏返しの関係にあることがわかります。


なので冒頭の
「期待すること」と「貢献できること」を考える際も

単に自分の視点だけでなく
大学院側の「期待すること」と「貢献できること」の
裏返しになるような回答を考えるべきなのです。




今回のポイント


面接において「期待」と「貢献」は裏返し。

相手の求めている回答、していますか?

大学院に限らず、
あらゆる面接において重要なのは
「相手の求める内容を回答する」ことです。


面接において率直な回答をするのも
重要といえば重要ですが、

相手が求めていない回答をした場合
いい評価をされない可能性があります。


大学院面接で「人脈形成」を言わないほうがいい理由。

例えばMBAコースの面接で
「本学に期待することはなんですか?」との質問に対し、

「人脈形成です」

と答える人が時折いらっしゃいます。



確かにMBAコースに入ることで
これまでと違う人間関係を築けるでしょうし、
大学院の先輩などとの出会いから
新たなビジネスチャンスが広まることも多いです。



ですが、人脈形成は
大学院側が本来貢献できる内容ではなく
あくまで派生的なことです。

「人脈形成が目的です」と
言わないほうがいいのです。


なので「人脈形成」などというのではなく

「経営の専門知識を身に着け
 自身の事業をさらに発展させる」

「経営学の視点を習得することで
 よりよい経営判断ができるようになる」

などと答えるべきなのです。



(というか、「人脈形成」だけが目的なら
 わざわざ大学院に行かなくても
 異業種交流会で十分、と言えてしまいますね)




面接の回答をする際
相手がどういう回答を求めているか
チラッとでも考えてみるのがオススメですよ!



うちの塾では大学院受験をはじめとする
面接試験対策も1対1で実施していますので
お気軽にお問い合わせください。


ではまた!


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