修士論文を書くだけだともったいない!書いた論文を120%有効活用する方法!

summary

修士論文って単に修士号取得のためにあるのでありません。修士論文の一部を切り出して学術発表や論文投稿に使うためにあります。なのでせっかく修士論文を書いたのなら、すぐに学会発表や論文投稿のために「活用する」のがおすすめです!こうやって実績と自信を作っていきましょう!

修士論文を書くだけで満足していませんか?学術的成果の最大化を!

「よし、ようやく修士論文を書き終えた〜!!!」

大学院修士課程の最後に仕上げるのが修士論文です。

大学院によっては「リサーチペーパー」や「終了研究」という名称になることもありますが、修士課程を卒業できるかどうかはこの修士論文の出来にかかっています。

修士論文を書き上げることは、大学院修士課程の大きなゴールの一つです。

ですが、多くの場合、このゴールを達成しただけで満足してしまっていることが多いです。

むしろ大事なのは修士論文を出した「あと」、修士論文の内容を学術発表していくこと。

せっかく苦労して修士論文を書き終えた以上、次の行動に繋げなければ「もったいない」のです。

今回は修士論文を書いた「あと」、どのように活用していくべきかについてを解説します!

ぜひ修士論文の「有効活用」方法を学んでみてくだくださいね!

修士論文はあくまで形式的なもの。

修士課程最後に書き上げる修士論文。

実は修士論文って、あくまで修士号を取得するための形式的な要件に過ぎません。

つまり、修士論文自体には学術的な成果はあまりないのです。

むしろ、修士論文に書いた内容を切り出して学会発表や論文投稿をすることが大事だといえます。

特に博士後期課程進学を考えている方や大学講師などのアカデミックキャリア(大学や研究機関での仕事)を目指している方にはこの発想が必須です。

こうやって修士論文の内容を学術発表することがキャリア形成に欠かせません。

ある先輩の戦略!

私の1回目の大学院生(早稲田大学大学院教育学研究科)時代のこと。

ある先輩がいました。

この先輩は後輩の面倒見が良く、修士論文の書き方や活用法についてあれこれアドバイスしてくださいました。

この先輩は、たとえば修士論文の1章は日本〇〇学会、2章は大学内の紀要、3章と4章を整理して●●学会に出す…などと章ごとに修士論文の内容を切り出して論文投稿していったそうです。

もちろん、投稿する際には若干文言の修正や引用方法の変更を行うようですが、こうやって1本の修士論文をいくつもの論文投稿の「ネタ元」にしていったのです。

こうやって実績を次々作っていかれたといいます。

私もこの先輩の方法を真似しています。

1回目の修士課程で書いた論文のある章を論文投稿に使ったのが懐かしいです。

こうやって自分の学術上の「実績」を作っていくと効果的にキャリア形成が進められますよ!

博士論文執筆の「逆」をする!

修士論文の一部の章を切り出して学会発表や論文投稿につなげるという発想

これは博士論文執筆の「逆」の作業である、といえます。

博士論文を書くには、通常条件 出願条件として「全国レベルの学会誌に査読付き論文が●本掲載されること」などという条件がついています。

全国レベルの学会誌に論文が載らなければ、そもそも博士論文を受け付けてもらえないのです。

同時に、博士論文はけっこう長大な論文になるので、論文投稿した原稿をつなぎ合わせて博士論文にまとめるケースが多いです。

つまり、「博士論文の1章は●●学会に掲載された論文、2章は学内紀要に掲載された論文、3章は描き下ろし、4章は…」というようにあちこちに書いた論文をつなぎ合わせて博士論文にまとめています。

これは先程の修士論文の作業と方向が逆になっている点が興味深いですね!

可能なら、切り出す前提で修士論文を書く!

さあ、ここまで説明してきたように修士論文は「書いて終わり」ではなく、切り出してあちこちの学会誌に投稿していく、あるいは学会発表するために作るものでもあります。

であれば、修士論文執筆の際から「1章は日本〇〇学会に投稿しよう、2章と3章は〇〇学会に投稿しよう…」などと最初から戦略を立てて書いていくほうがいいといえるでしょう。

せっかく苦労して修士論文を書く以上、その内容を有効活用する方法を考えたほうがお得だと言えます。

修士論文の一部を使って学会デビュー!

修士論文を提出し、修士課程を終える。

そうすると、「研究者」を名乗れるようになります。

研究者として、いろんな学会で発表や論文投稿もできるようになります。

であれば修士論文を書いたのなら、そのまま学会発表や論文投稿に申し込み、どんどん書いた内容を発表していくのがおすすめです。

修士論文の一部を使う、あるいは修士論文で書いた内容の概要を学会発表していくと「学会デビュー」もスムーズです。

苦労して書いた修士論文が学会デビューのパスポートとなる。

そう考えると修士論文を書くのも楽しくなってくるのではないでしょうか?

まとめ!修士論文を使って学術実績を作ろう!

今回は修士論文を書くだけではなく「書いた内容をもとに論文投稿&学会発表を!」というテーマでお届けしました。

修士論文は「修士号」を取るためだけにあるのではありません。

学会発表や論文投稿を通し、あなたの実績や自信をたかめるためにあります。

なのでせっかく書いた以上、ここで安住せず、修士論文を最大限に活かし、さらなる学術的成長につなげていきましょう!

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