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「自分が何をめざしたいかよくわからない…」ときの対処法。
「キャリアアップしたいけど、自分が何をめざしたいかよくわからない…」
私は1対1大学院合格塾を経営しています。
体験授業の際などに「自分が何を目指したいかよくわかりません…」という相談を伺うことがあります。
(もちろん、明確に今後のキャリア展望を考えている方も多くいらっしゃいます)
これから何かをしないといけないのはわかっている。
でも、何をしたらいいかわからない…。
こういうとき、困りますよね。
その際の私のアドバイスは「部屋の中の荷物をなんでもいいから捨てましょう!」というもの。
部屋の荷物の処分、いうならば「断捨離」(だんしゃり)をする。
そうすることで自分が何をしたいかイヤでも見えてくるのです。

こういうお話をすると「今後のキャリア展望と断捨離、何の関係があるの…?」と思う人もいらっしゃるかもしれません。
今回は今後のキャリアを考えるのに断捨離が最適である理由を解説します!
断捨離はキャリア展望に直結している!
今後のキャリアを考える。
その際にまず行うべきは部屋の中の「いらないもの」を捨てることです。
あなたの部屋の本棚やクローゼットを見てみましょう。
以前買ったものの読まないままになっている本・かつて使っていたけれどいま使っていない趣味の道具などはないでしょうか?

例えば「釣りを始めたい」と思って買った釣りの道具や本、部屋の中で大きなスペースを占めていないでしょうか?
あるいは「いつか英語を勉強しないと…」とTOEICの教材をあれこれ買っていたのにホコリを被っていないでしょうか?
買ったはいいものの、数回使ってそのままになっている。
そういうものが部屋の中にはたくさんあります。
これらが視野に入るたびに「いつかは釣りに行かないとな…」「そろそろ英語を勉強しないと…」と思うのに、いつまで経ってもやらないまま。
この状態が続くと「自分はなんて意志が弱い人間なんだろう…」と自尊心が傷ついていきます。
なのでこういう場合にやるべきは釣り道具と英語の教材を手放すことです。
リサイクルショップやメルカリで売ったり誰かに譲ったり、状態が悪いものであれば破棄したりするのがオススメです。
大敵は「まだ使えるのにもったいない」
このときの大敵は「まだ使えるのにもったいない」という発想です。
「いつか時間ができたら取り組めるから手放すのはもったいない…」
そういう思いが湧くといつまで経ってもモノや本を手放せません。
結果、ダラダラ持ち続けて5年・10年と経ってしまうのです。
思うのですが、いままで部屋に置いてあったのに一切触らなかったということはいまの自分には不要である証拠ではないでしょうか。
いまの自分には不要であれば一時的であれ手放せばいいのです。
もし後日やる気が満ちてきたらそのときに再度買い直しても遅くはありません。
今の時代、買おうと思えばネットで大抵のものは手に入りますし、リサイクルショップや古本屋を回るだけでも自分に必要なものは再度入手できます(しかも、かなり安価で)。
なので思い切って手放すことにしましょう。
手放すことで部屋にスペースが空きます。
スペースがあくからこそ新たな挑戦をする気力も湧いてくるのです。
つまり、いま不要なモノと本を手放すことがこれからの自分の成長に繋がるのです。
断舎離する中で過去の自分の考えを思い出せる!
断捨離をすると、部屋の中に昔からあるモノや本と向き合うことになります。
そのなかで「ああ、昔自分はこういう夢があったな」「こんな目標を持っていたな」と思い返すことができます。
それが今後のキャリア展望を考えるのに役立つのです。
たとえば「昔 起業に憧れていたけど、もう1回挑戦してみようか」と考えたり、「一度 大学院で本格的に経営を学んでみたい」という夢を思い出したりできるのです。

「どうしても捨てられない」ものの中に自分の本質がある!
「捨てようと思うけれどどうしても捨てられない…」
断捨離を進めていると、中にはこういう思いになることもあるかもしれません。
どうしても捨てられないモノ。
それはあなたの価値観と直結しているものでもあります。

なぜそのモノを捨てられないのかを考えてみると、自分の大切にしている価値観に気づくことができます。
それが自分のキャリア展望にも直結しているのです。

手帳の断捨離で過去の自分と向き合う!
断捨離をすると夢に気づけます。
なかでも、もっとも有効なのは過去の手帳の断捨離です。

これ、私自身が断捨離をしている中で実感したことです。
先日は過去の手帳を捨てるため、手帳を裁断しスキャンしていきました。
(電子書籍自炊の仕方はこちらをご覧ください↓)
いまでこそ私はスケジュール管理をすべてネット上で行っていますが、2年前まではA5サイズの紙の手帳を愛用していました。
(佐々木かをりさんの「アクションプランナー」を愛用していたのですが、価格が急に倍以上になり買わなくなりました…)
創業以来 紙の手帳をずっと使ってきたので、私の本棚の奥に過去の手帳が何冊も溜まっていたのです。
これまでなんとなく捨てにくかったのですが「思い切って断捨離しよう!」と思い取り出したのです。
断捨離の途中で過去の手帳を見ると、過去の自分の行動や考えを思い出すことができました。
過去の自分がどんな思いで仕事に取り組んでいたのか、どんな目標を持っていたのかが鮮明に蘇ったのです。
「当時こう考えていたのか」という新たな気付きがありました。
自分の成長や実現した夢に気づくこともできましたし、当時考えていた夢や目標を思い返し「こういうことを目指していたのだな」と気づけたのです。
過去の手帳を振り返ってみると、かつての夢や目標が蘇り、今後の方向性がクリアに見えてきます。
「やりたいことがわからない」と迷った時こそ、過去の自分の記録を見直し、もう一度その時の思いに触れてみるとヒントが得られるかもしれません。

断舎離するからこそ向き合える。
「別に過去を振り返るだけなら手帳を捨てる必要はないのではないか」
そう思う人もいるかも知れませんが、「断捨離しよう」と考えない限り過去の手帳を読み返す機会というのはほとんどないものです。
「これを断捨離しよう」と思うからこそ実際に中身を確認する気力も湧いてくるのです。
なので今後のキャリアを考えるなら部屋の中のモノや本、中でも手帳を断舎離するのがいちばんいいのです。

過去の自分を再発見する楽しさ
断捨離によって過去の自分と再会し、当時の夢や価値観を振り返ることができます。
そうなると「自分は今後どんな人生を歩みたいのか」という問いに答えやすくなります。
なのでキャリアを見直す時に必要なのは、未来だけでなく自分の過去にも目を向けるのがオススメです。
自分らしいキャリア形成のための第一歩
断捨離で物を減らし、生活をシンプルにする。

そうすることで、自分にとって本当に大切な目標が浮かび上がってきます。
物を整理し、不要な過去のしがらみを手放すと、キャリアアップのために必要なエネルギーが自然と湧いてくるものです。
今、キャリア形成に悩んでいる方は、まず身近なところから不要なものを捨て始めてみるのをおすすめします。
引き出しの中の不要物や本棚の一角など、狭い範囲からでも構いません。
そうすることで自分が何を大切にしているかイヤでも気づけるのです。
このように断捨離は、過去の自分と向き合い、今後の自分の在り方を再考するチャンスです。
ぜひ、新たな目標に向かうエネルギーを引き出すためにも、断捨離で心と空間を整え、自分らしいキャリアの第一歩を踏み出してみましょう!

☆断捨離に関する記事はこちらもどうぞ↓
「何かをしないといけないのはわかっているけど、何をしたらいいかわからない…」
そんなときこそ断捨離をして不要なものを手放すのがオススメです。
そうすることで自分が何を目指したいかが見えてきます。
不要なものを捨てることで新たな目標とエネルギーが湧いてきますよ!