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社会人のリスキリングに大学院の活用を!
「今の仕事で専門性を高めたい」
「もっと専門的なスキルを身に付けてキャリアアップしたい」
そんな思いから大学院進学を目指す社会人の方が増えています。

特に、近年はリスキリング(再学習)への関心が高まっています。
自分のスキルを強化して、変化の多いビジネス環境で価値を発揮したいと考える方も多いかもしれません。
そんな方にとって大学院での学びは専門知識を磨くための最適な選択肢のひとつです。
特に社会人向けの専門職大学院は、専門知識を深め実践的なスキルを身に付けられる場所として非常に有効です。
今回は「社会人が専門知識を磨くのに大学院が最適な理由」という観点から、そのメリットについて詳しく解説します。
社会人が専門知識を磨くのに大学院が最適な理由!
(1)専門職大学院で専門知識を集中的に学べる!
大学院、なかでも専門職大学院は職業に関する専門知識やスキルを体系的に学べるプログラムが豊富に用意されています。
例えば、ビジネス分野では経営管理修士(MBA)、法学分野では法科大学院、教育系では教職大学院、行政系では公共政策大学院、医療系では公衆衛生の専門職大学院などと多くの専門職大学院が用意されています。
分野ごとに実務と結びついた教育が行われています。
これにより、即戦力としての専門知識を身に付けることができるのです。

大学4年生の方がそのまま進学しても役立つのはもちろんですが、社会人の方が仕事をしながら通学することで自分のパワーアップに繋がります。
いまの職場での活躍・昇進につながるのはもちろんのこと、転職などのキャリアチェンジにも直結していきます。
社会人でも通いやすい大学院はいくつもある!
「でも忙しいとなかなか通えなさそう…」
そう不安になる人もいらっしゃるかもしれません。
ですが、専門職大学院の中には社会人が通いやすいように夜間や土日の授業が組まれている大学院も存在します。
オンラインでの授業を提供しているところもあります。
こういうプログラムを選択することで働きながらでも無理なく学ぶことができます。
仕事の内容に直結するプログラム
専門職大学院で学ぶ内容は、単なる座学にとどまらず、実務に応用できるケーススタディやプロジェクトが多く含まれています。
実際の仕事に直結するスキルを身につけることもできるのです。
他にも次のようなメリットがあります。
- 専門的な理論を体系的に学べる:
仕事での経験を踏まえ、理論に基づいた知識が身に付くため、実務でも説得力のある判断が可能になります。 - 実務に基づいた学びが得られる:
大学院では実際のケースを基にしたディスカッションやプレゼンテーションを行うことが多く業界内での応用力を高めることができます。
(2)リスキリングでキャリアアップを実現できる!
現代の仕事環境では、テクノロジーの進化やビジネスの変化が速いためスキルの更新が不可欠です。

社会人が大学院で専門知識を磨くことは、リスキリングを通じてキャリアの選択肢を広げるための一歩です。
リスキリングによって新たなスキルを習得することで、転職や異業種への挑戦も視野に入れられるようになります。
また、リスキリングはただスキルを磨くだけでなく自分の自信にもつながります。
専門知識を深めたことで「自分ならできる」「この分野で貢献できる」という自信が生まれ、仕事への意欲を高めることができます。

次のようなメリットもあります。
- 異業種へ転職しやすくなる!:
例えばIT技術者がデータサイエンスを学ぶことで、マーケティング分野へ異動したり新しい職場に挑戦したりできます。 - 昇進の可能性が広がる!:
管理職や専門職としての地位を目指す際、大学院で学んだ専門知識は面接や評価の際に大きなアピールポイントになります。
なにより仕事をしながら学んでいるという積極的な姿勢は職場へのPR材料につながることでしょう。
(3)専門知識が身につくと仕事が楽しくなる!
大学院で専門知識を深めると、仕事においてより広い視点から物事を判断できるようになります。
専門知識を活かして業務を取り組む中で日常の業務が楽しく感じられるようになります。

これまで「なんとなくやっていた仕事」に対しても学んだ知識を活かすことでその背景や根拠が理解できるようになります。
結果、「やりがい」を見出せるようになるのです。
また、大学院での学びは論理的思考力や分析力を鍛えることにもつながります。
学びを通じて自己成長が感じられ、それが仕事の成果に結びつくことで成長へのモチベーションも高まります。
次のようなメリットも得られます。
- 知識に基づく自信が生まれる:
専門的な理解があることで自分の意見に自信が持てるようになり、プレゼンや会議での発言も説得力が増します。 - スキルを応用する楽しさ:
大学院で学んだ理論や手法を職場で試し、結果を出すことで自己効力感も得られます。

フジモトのケース
私も現在「1対1大学院合格塾」を経営しながら北海道大学の公共政策大学院に通っています。

塾での仕事が夕方以降にあることが多いので、平日日中や土曜日の授業を組み合わせることで仕事しながら通学することができています。
研修講師として北海道庁や市町村職員の方への研修を担当することが多い私にとって、今後の行政のあり方を学べる公共政策大学院は仕事の内容と直結しています。
また、塾経営者の立場として大学院進学をサポートする国の制度を深く理解する必要がある点でも公共政策大学院での学びが役立っています。
ドラッカーの「知識基盤社会」
経営学者ドラッカーも言っていますが、現在は「知識基盤社会」となっています。
専門知識の有無が勝負を分ける時代となっているのです。
その時代に専門職大学院などで専門知識を深めることは自分の今後の飛躍にも繋がりますし、専門知識を活かして周りに貢献していくことにも繋がるのです。
学び続けることが自己投資に
社会人が仕事をしながら大学院進学するのはたしかに大変です。
ですが、長期的な自己投資と考えると非常に大きな価値があります。

専門知識を磨き続けることは、自分の市場価値を上げるだけでなく、自分のキャリア全体を豊かにする手段でもあります。
特に、大学院での学びを通じて得られたスキルや知識は、仕事や職場の変化に柔軟に対応できる力となります。
他にも大学院で得られる人間関係(人脈)は仕事をするうえでも・生きていくうえでも大いに役立つことでしょう。
大学院進学をして学ぶ姿勢を継続することで変化の多い社会の中でも常に成長を続けられるのです。

大学院での学びがもたらす大きなメリット!
社会人が専門知識を深めるための選択肢として、大学院進学は非常に大きな価値を持っています。
特に専門職大学院では、実務に直結した学びを通じてキャリアアップの道を開くことができます。
リスキリングを目指す社会人にとって、仕事でのスキルを活かせる研究テーマを選びながら大学院で学ぶことは自己成長にもつながるのです。
学びの成果はキャリアに直結するだけでなく、学ぶ中で仕事も楽しくなってきます。
仕事をしながらの学びは決して簡単ではありませんが、自分の専門性を高めたいと考える社会人にとって、大学院は理想的な学びの場です。
ぜひ、大学院進学を検討し、新たな知識とスキルを手に入れてくださいね!
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社会人の大学院進学は、専門知識を高めキャリアアップにつながる最適な選択肢です。特に専門職大学院なら実務に直結したスキルが学べ、リスキリングや転職の可能性も広がります。学び続ける姿勢が自己成長を後押しし、仕事が楽しくなる効果も。挑戦したい方はぜひ大学院進学を検討してみてください!