細かいことが気になっても
まずは最後までテキストを読む!
3回読めばしだいに見えてくる!
目次
勉強中、知らない用語に出会ったら。
「あれ、この言葉って
どういう意味なんだろう…?」
勉強していて
知らない用語に出会うことがあります。
こういう場合、
「すぐ調べるべきだ!」
という人もいますが
私の考えは違います。
さいしょはガマンして最後まで読む!
はじめて勉強し始めた際は
よほどのことでない限り
「この言葉の意味を調べたい!」
という思いを
ガマンしてテキストを読み続けたほうがいい、
と思うのです。
なぜかという
キリがないから、です。
勉強し始めた頃って
知らない用語のオンパレードです。
これを全部調べていると
それだけで日が暮れてしまいます。
いちいち調べていると
テキスト・問題集が永遠に進まないまま、
となってしまうのです。
それを防ぐためには
多少知らない言葉があっても
ガマンして読み続けるのがオススメです。
はじめて勉強するときこそ「我慢」を!
この姿勢、学習しはじめた当初こそ
必要となります。
あれこれ調べだすと、
テキストを1ページも読み終えていないのに
何時間もかかってしまうことになるからです。
…これ、ギリシャ語やラテン語の文献などの
原典購読の授業をあなたが受講している場合、
いちいち調べる必要はあるかも知れません。
実際、アリストテレスの「原典購読」(つまりギリシャ語)の授業ですと、
半年かかって十数ページしか進まないこともザラです。
原典購読のように
「一つひとつ単語を調べないと読み解けない」
ような文章を授業で読まされているのなら仕方ありませんが、
そうではない通常の学習をこのペースで取り組んでいると
何年経っても大学院進学対策が
終わらないことになってしまいます。
なので「この用語ってどんな意味なんだろう…」と思っても、
調べたい思いをグッとガマンし、
どんどん先に行くほうがいいのです。
大体の場合は
テキストが進むうちに
理解が進むことがほとんどなのです。
「こういう読み方で本当にいいの?」
そう思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
私の「持論」は
「基本テキストはまず3回読む!」
ことを提唱していますので
全く問題ないのです。
1回読むだけで分かるほど、学問は甘くない。
それに、いっかい読むだけで理解できるほど
「専門書」というのはカンタンではありません。
ちょこちょこ用語の意味を調べても
それだけでは理解は進まないのです。
なので「そういうものだ」と諦めた上で
「まずチンプンカンプンでいいから
いっかい最後まで読む」
意識を持ってみましょう。
最後まで読むと
少しは全体像が頭に入るものです。
そこから次の学習に進めることもできますし、
2読目・3読目で理解を深めていくこともできるのです。
今回のポイント
細かいことが気になっても
まずは最後までテキストを読む!
3回読めばしだいに見えてくる!
フジモトのケース。
いまでこそ小樽商科大学をはじめ
MBAコースの対策講座を
塾の中で行っていますが、
当初はサッパリ知識がありませんでした。
なので『ゼミナール経営学入門』や
『世界標準の経営理論』
『世界の経営学者はいま何を考えているか』などの
基本書を3回ずつ読む中で
だんだんと理解がすすむようになってきました。
いずれも1読目はよく理解できていませんでしたが、
2回目・3回目と何度も読むうちに内容が
わかるようになってきたのです。
1読目は知らないことが多くても
だんだん理解が進んでくると
しだいに楽しくなってくるのです。
テキストを読んでいてイマイチ理解ができなくても、
まずは我慢して最後まで読み、
2読目・3読目につなげていきたいですね!
(これを実施するには
「1日30ページずつ読む」などと
ページ数のノルマを決めていくのがオススメです)
あなたの学習の参考にしていただけましたら幸いです。
ではまた!
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