目次
ChatGPT有料版を使っていますか?
突然ですが、
あなたはChatGPT、使っていますか?
☆ChatGPT
https://chat.openai.com/
言語生成AI(人工知能)であるChatGPT、
昨年からいろんな分野で使われるようになっています。
無料版(ChatGPT3.5)でも使えるので
触ったことがある人も多いかもしれません。
このChatGPTには月20ドル・月約3,000円の
有料版(ChatGPT4)があります。
無料版は純粋に文章を書いて
それにChatGPTが返答する、
というだけのサービスですが、
有料版ではPDFやWord・Excelのデータをアップロードして
中身を整理してもらったり、
サイトのURLを入力して
そのサイトのデータを要約してもらったりと
汎用性が極めて高くなっています。
他にも画像やイラストを生成してくれる機能など、
数多くの機能が含まれています。
「フジモトさん、ChatGPT有料版を
使ったほうがいいよ!」
友人からそう言われ、1週間前から
ChatGPTの有料版を使うようになりました。
いまブログ執筆のほか
受講生との講義準備などに
フル活用しています。
ブログでいえば、
ブログ記事のイラスト作成や
タイトル案づくりなど、
毎回お世話になっています。
(ちょっとクセのあるイラストができるので、
文脈に当てはまるよう工夫する必要があります)
(ChatGPTに「ChatGPTをイメージしたイラストを作って下さい」
といって指示したイラストです)
アメリカの司法試験にトップ合格!能力が高すぎる部下を持てる!
ChatGPTを使っていると
「こういう使い方ができるのでは?」
と発想が広まります。
このChatGPTですが、
非常に高性能です。
ちょうど先日、ある雑誌に
「月3,000円でアメリカの司法試験に
上位合格する部下を持つことができる」ことが
ChatGPT有料版を使うメリット、という発言が載っていました。
(『さっぽろ経済』2024年1月号5頁)
「現在の最新バージョン、
チャットGPT4.0は、
アメリカの司法試験を受けさせると上位10%ぐらいの成績を残し、
日本の医師国家試験でも
合格するくらいの点数を取るといわれています。この最新のAIは月3,000円ぐらいの金額で
スマホの中にアメリカの司法試験を十分合格するような
部下を持つことができ、
文句も言わずにいくらでも働いてくれます」
(『さっぽろ経済』2024年1月号5頁)
発言者は北大の川村秀憲教授。
人工知能研究でたいへん著名な先生です。
(私も講演会でお話を聞いたことがあります)
アメリカの司法試験に受かってしまう能力を持つAI。
そう聞くと、ChatGPT有料版を使ったほうが
業務遂行に役立ちそうですね!
能力が高すぎる部下。使いこなせますか?
ただ、この内容を読んで思ったのは
「アメリカの司法試験に上位合格できるレベル」の
人材を使いこなすことが本当にできるのか、
ということ。
というか、
そこまでの水準は必要なのかな、
と思ってしまったということです。
何を言いたいかというと、
いくらChatGPTが優秀でも
ChatGPTに仕事を依頼する側の人間が賢くないと
「宝の持ち腐れ」になってしまうということです。
以前、お笑いコンビのコントで
「能力が高すぎる就活生」というネタが有りました。
(インパルスのネタです)
ファミレスに伝票を丸めて入れる
透明の筒が置かれていますが、
あの筒を作る町工場に就活生がやってくる、というネタです。
最初は
「これまでの学歴や職歴なんて
うちでは一切関係ない」
と厳しく切り捨てる町工場の社長でしたが、
就活生が
「宇宙飛行士をしていました」
「外科医をしていました」
「アメリカ陸軍で働いていましたが、
なんか違うなと思ってここで働きたいんです」
などと就活生の「高能力さ」が次々明らかになっていきます。
それを聞く中で社長が
「こんな仕事、誰でもできるよ!
頼むから元の仕事に戻ってくれ」
「君が入るなら僕が辞めるよ!」
などと追い込まれていくというネタとなっています。
高能力の人材を使いこなすのは
それなりに大変だというのが
よくわかるネタとなっていました。
☆インパルス コント『能力が高すぎる就活生』
https://www.youtube.com/watch?v=qtDE3C1lrYU
ChatGPTを使ってみてわかるのは
まさにこのコントと同じ状況です。
適当な指示をすると
ChatGPT側も適当な回答しかしてくれません。
指示の仕方を練り上げていくことで
ChatGPT側も適切に働いてくれるようになるのです。
月3,000円でChatGPT有料版を契約しているので
1日約100円。
ちゃんとコストが掛かっている以上、
「使わないと損」と考えて
毎日使うなかで自分の力を高めていく必要性を
痛感しています。
使い手の能力開発でChatGPTを使いこなす!
やってみると、
指示の仕方で動作が全く変わるのがわかり、
「指示する側の力量が問われている…」
のを実感しています。
「こういうふうに回答してほしい」
と回答例を提示して指示するなど、
こちら側の工夫も必要です。
なのでChatGPTを使う以上は
自分の能力開発も求められているのを
考えたほうがいいですね…!
今回のポイント
優秀すぎるChatGPTを活用するには
使い手の側の能力開発も求められている!
せっかくなら有料版を契約し、
毎日試行錯誤して自分を成長させていく!
書く力が低下する?!
ChatGPTはデータを与えて分析や
原稿作成をやってくれるので
めちゃくちゃ便利です。
その反面、
ChatGPTが普及すればするほど
「自分の力で文章を書く力」
が低下するようにも感じます。
大学院入試においてもこれは存在します。
出願書類や課題レポートを
ChatGPTをフル活用して書く受験生も
今後増えていくでしょう。
そうなればなるほど、
「本当にこの人は自分で文章が書けるのか」
を確認する必要が出てきます。
なので逆説的ですが、
入試において
「手書きでの論述試験」や
「手書きでの小論文試験」が出題される傾向は
今後増大することが予想されます。
そうでないと、
受験生の実力を
判定することが一切できないからです。
ChatGPTに教わって、書く力を高める!
ちなみに、
自分の書いた原稿をChatGPTに入稿することで
文章の修正すべき箇所を指摘してもらったり
どう書いたらいいかアドバイスを受けたりすることもできます。
ChatGPTを使って
自分の文章力を高めていくことも十分に可能なのです。
私もChatGPTのこの機能を使って
自分の文章力を高める努力をしているところです。
ぜひ「アメリカの司法試験上位合格できる人材」を
使いこなせるよう
コツコツ勉強していきたいですね!
ではまた!
Digest!
ChatGPTの有料版はPDFなどのデータ読み込みや
画像生成など無料版にない豊富な機能が含まれています。
ChatGPTはアメリカの司法試験にトップ合格できるほど高性能。
その反面、高性能すぎるので指示する側の
能力開発も必要になります。
ぜひ自分がChatGPTで試行錯誤しながら
指示する側の力量を高めていきましょう!
(私もやっています…)