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受かりたいなら研究室訪問は必須です!
大学院進学を目指す際、合格可能性を高めるために【必ずやっておくべきこと】があります。
それが、研究室訪問です。

これを知らないせいで不合格になったり、入学後不利になったりすることが実際にあります。
私が社会人の大学院進学をサポートする中で、繰り返しお伝えしているのが「研究室訪問は合否を左右する重要なステップである」ということ。
特に研究系大学院では、事前に志望する教員に会い、研究内容や指導スタイルを確認することが極めて有益です。
この記事では、研究室訪問を行うべき理由と、その具体的なステップを詳しく解説していきます!
研究室訪問とは? なぜ必要なのか?
「研究室訪問」とは、大学院で指導を希望する教員に対して、事前にアポイントを取り、直接会って話を聞くことを言います。
対面はもちろん、近年ではZoomなどを使ったオンライン訪問も一般的になっています。
研究重視の大学院では研究室訪問が「義務」となっているケースがあります。
なかでも一部の大学院は研究室訪問時に「受け入れ許可証」をもらえなければそもそも受験ができないケースもあります。
この訪問が事実上の「選抜」や「面接」の役割を果たすこともあります。
だからこそ私は研究室訪問の重要性をお伝えしているわけです。
ただし、大学によっては「出願前に教員に連絡をとってはならない」という方針を掲げているケースもあります。
なので必ず志望大学院の募集要項を確認しましょう!
私の持論は「禁止されていない限り研究室訪問は必須」というもの。
禁止されていないのであれば、迷わず訪問の準備を始めましょう。
(ただし、MBAなどの専門職大学院では研究室訪問をしなくてもOKなケースが多いこともお伝えしています)

研究室訪問の3ステップ
研究室訪問には、大きく分けて以下の3つのステップがあります。
① 指導教員を選ぶ
まずは、自分がどの教員のもとで研究したいかを決めます。
大学院のホームページには「教員紹介」「教員一覧」などのページがあります。
各教員の専門分野や研究テーマが記載されています。
さらに詳しく調べるためにはresearchmap(リサーチマップ)やCiNii(サイニー)・Google Scholar(グーグル・スカラ)で教員の論文や研究内容をチェックしましょう。
これらのサイトで研究者名を検索すると多くの論文が見つかるはずです。
無料で閲覧できる論文でもいいので、何本かは論文を実際に読んでみましょう。
そのうえで、自分の研究関心と合っているか・指導してもらえそうかを検討していくわけです。
読んだ論文については自分の「志望理由書」や「研究計画書」に引用するのもオススメです!
② 連絡先を調べる
次に、研究室訪問のアポを取るため連絡先を調べましょう。
教員のメールアドレスは大学院の公式サイトに掲載されていることもあれば、個人の研究室ホームページにある場合もあります。
それでも見つからない場合は、大学院の事務局に問い合わせるのも一つの方法です。
③ アポイントメールを送る
連絡先がわかったらアポイントのメールを送りましょう。
このときに気をつけるべきは、自分が何を研究したいのか、なぜその先生に指導を受けたいのかを簡潔に伝えることです。
当塾では、こうした研究室訪問依頼のメールテンプレートもご用意しています。
初めての方でも安心して送れるようにサポートしていますので、必要な方はぜひご相談くださいね!

1週間くらいしても返信がない場合、再度メールしてみるか電話してみるのがオススメです。
研究室訪問時に「手ぶらで行くな!」とはどういうことか?
さて、本記事のタイトルには「手ぶらで行くな!」と書いてあります。
これ、何もお菓子などのお土産がいるという意味ではありません(持っていっても大丈夫ですが、受取を辞退されるケースもあります)。
そうではなく、研究訪問時には大学院出願に使う研究計画書や志望理由書次の資料を必ず持参(または事前に送付)することを強くおすすめしています。
これらは出願時に提出する正式な書類でもありますが、訪問時点である程度形にして見せることで、具体的なアドバイスをもらえる可能性が格段に高まります。
内容の方向性や研究テーマの精緻化、使用する調査方法についてなど、先生からのコメントをもとにブラッシュアップできれば、出願書類の質が飛躍的に向上します。
また、訪問時に相手がしっかり書類を読んでくれることで、自分の真剣度や準備状況が伝わるという大きな利点もあります。

研究室訪問の3つのメリット
研究室訪問には、次のような明確なメリットがあります。
① ミスマッチを防げる
実際に先生と会うことで、「人となり」や「指導スタイル」を知ることができます。
中には指導が厳しすぎたり、学生に無関心だったりする教員もいるため、事前に相性を確認するのは非常に重要です。
(ハラスメント予防にもなります)
② 面接対策になる
大学院の入試面接では、希望する教員が面接官になることもあります。
事前に話したことがあるというだけで、安心感や話しやすさがまったく違ってきます。
仮に希望する教員が面接官になっていない場合でも、事前に研究室訪問時に質問されるようなことが本番の試験で出題されることも実際に多いです。
なので研究室訪問は最高の面接対策につながるのです。
③ 入学後のビジョンが明確になる
研究室訪問では、指導体制やゼミの雰囲気、授業の内容など、入学後のイメージがつかめる貴重な機会です。
場合によっては実際のゼミ見学を許可してくれるケースもあります。
ぜひ、研究室訪問を利用して大学院の雰囲気を掴んでいきましょう!
まとめ!研究室訪問は「やった者勝ち」!
研究室訪問は必須ではない大学院もありますが、「絶対に行ったほうがいい」というのが私の持論です。
実際、事前に訪問したことで入試に有利に働いた例は多数ありますし、なにより入学後のトラブル回避やミスマッチ防止にも大いに役立ちます。
大学院の指導教員は、進学後の学びにおいて最大のキーパーソンです。
修士論文のテーマや進路にまで影響を与える存在だからこそ、入試前から良好な関係を築いておくことが、合格後の学びをスムーズに進める鍵となります。
だからこそ、研究室訪問は「手ぶら厳禁」。
研究計画書や志望理由書などを携え、自分の意欲を直接伝える機会として最大限活用してください。
研究室訪問の準備やメールの書き方に不安がある方は、ぜひ私たちの塾にご相談ください。
一緒に、志望校合格へと歩んでいきましょう!

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大学院合格を目指すなら、研究室訪問は必須です。教員との相性確認や出願書類の質向上に直結します。さらには面接対策にも直結しています。ただし行く際は「手ぶら厳禁」。志望理由書や研究計画書の持参も忘れずに行いましょう!