目次
大学院受験につきものなのが研究室訪問。
「大学院受験の研究室訪問って
なんでやらないといけないの…?」
私の持論は
「禁止されていない限り、
大学院受験の際は研究室訪問は
ゼッタイすべき!」
というもの。
これまで4回に分けて
研究室訪問をすべき理由を説明してきました。
☆研究室訪問をゼッタイすべき理由の一覧はこちら。
自分が教わりたい先生に直接メールを送り、
受験の前に面談してもらうのが
研究室訪問です。

直接研究の方向性などを
確認してもらえる貴重な機会となっています。
今回も
「研究室訪問をゼッタイすべて理由」を
お伝えいたします!
ハラスメント対策になる!
事前の研究室訪問で自衛をしよう!
研究室訪問の大きな意味はハラスメント予防にある!
研究室訪問の際、
地味に重要なのが
「この先生はハラスメント傾向がないかどうか」
を確認することです。
…実は、あまり大きな声で言えないのですが
研究室訪問には「ハラスメント」を防ぐという
大きな意義があります。
大学院でハラスメント被害に遭ってしまうケース、
時折あります。
実際、いま大学院にかよっている人から
「教員のハラスメント傾向がひどくて困る」
というご相談を伺うことがあるのです。

パワハラ・アカハラに注意を!
大学院のハラスメントで多いのは
パワハラ(パワー・ハラスメント)や
アカハラ(アカデミック・ハラスメント)です。
パワハラとは立場が上の者が下の者を
無理やり従わせるようなもの。
強権的な教員の場合、
パワハラ傾向がある場合もあります。
暴力はないにしても
暴言を吐く教員は
時折存在しています。
一方、アカハラというのは
学生・院生のアカデミック(学術上)の業績を
自分のものにしたり、
無給・薄給で学生・院生を研究に
使役したりすることをいいます。
どちらもハラスメントである点に
違いがありません。
大学院の教員からハラスメントがある背景。
大学院の先生って
「研究」をバリバリやっている人が多いです。

研究を重視している人は
学生・院生への「教育」については
あまり力を入れていないケースもあります。
いうならば、
「院生は勝手に研究して当然であり、
自分が細かく教える必要はない」
と認識している人が意外といます。
その場合、院生が研究に困っていても
「それくらい自分でなんとかするのが当然」
と考え放置するケースがあります。
またゼミ発表の際も
「そんな研究じゃダメ!」
とダメ出しだけをして
対策方法を教えないケースがあります。
こういうところから暴言につながるケースも
実際にあるようです。
同様に、学生・院生は下の立場であるとして
自分の研究やプライベートのために
使役するケースもあります。
どのような場合も
嫌がらせ・いじめなどの
迷惑行為として認識していくことが大事です。
特に、大学院の場合
研究を進める際に指導教員と1対1で関わることが
必要不可欠なので
ハラスメント傾向があると
研究が全く進まないことになってしまうのです。
だからこそ、
受験前の研究室訪問が必要です。

研究室訪問するとハラスメント傾向がわかることも。
研究室訪問をすると、
「あ、この先生は問題があるかも…」
とハラスメント傾向に気付けるケースもあるからです。
受験前に分かれば
進路先を再検討することもできます。
自分の身を守ることができるのです。
なお、可能であれば研究室訪問の際に許可を取り
実際のゼミの様子を見させてもらうのも
いいですね。

ゼミの先輩の様子や話を聞けると
先生が「ヤバい」人(ハラスメント傾向がある人)かどうか
探ることができます。
大学院って2年も続きますし、
入るとけっこうお金もかかります。
一大決心をして入るのに、
肝心の指導教員にハラスメント傾向があると
困りますよね。
だからこそ
入学後の自分の「自衛」のため、
事前の研究室訪問を行うようにしてみてくださいね!
入った後に気付いた場合、どの大学・大学院にもたいていハラスメント相談室があるので、そちらにすぐ連絡するようにしてみてください!
一人で抱え込まず、「おおごと」にするのが早期解決のポイントですよ!
今回のポイント
大学院ではハラスメントに要注意!
事前の研究室訪問でハラスメント傾向がないか
要確認!
ハラスメントに遭ったらすぐ相談を!
ハラスメントはどんなに注意していても
遭う時には遭います。
なかには「自分に能力がないからハラスメントに遭っているのでは」
と思う人もいるようですが、
ハラスメントをするほうが100%悪いです。
なので遭ったときは
「すぐ」にハラスメント相談室、
あるいは事務局に相談してみてください!
困ったことに、このハラスメント、
正直 研究室訪問だけで防げるわけではありません。
「猫を被っている」ケースもあるからです。
ですが、「あ、この先生ヤバそうだな…」という
雰囲気を察することで
自衛できる場合もあります。
(完璧ではないのが困るところですが…)
ぜひ自分自身を救うためにもこの研究室訪問、
大事にしてみてくださいね!
☆研究室訪問をゼッタイすべき理由の一覧はこちら。
ではまた!
残念なことに、時折伺うことがあるのが「大学院の指導教員からハラスメントを受けている」というご相談です。
大学院ってパワハラ・アカハラなどのハラスメントが時として発生することがあります。
これを防ぐのに役立つのが研究室訪問です。
「あ、この先生ヤバそうかも…」と気付ければ進学先を変えるのもアリですよ!