物をなくすのはチャンス。「もう物をなくさない!」ための効果的な防止ルールの作り方

藤本研一

Digest!
「あ、あれがない・・・」

物をなくすとけっこうヘコみますが、そういうときこそ再発防止策を考える「チャンス」でもあります。
なくしたときこそ再発防止のためのルール作りをしましょう!
例えばカバンのフタが閉まっているかを指差し確認するなどルール作りをするのがおすすめですよ!

物をなくして超ショック…!



「あ、あれがない…!」


日々生活する中で困るのは
物をなくしてしまったとき。

財布やスマホ・鍵のほか
折り畳み傘など、
なくなって困るものは色々あります。


物をなくしたとき、
けっこう落ち込みます。

「あの財布、高かったのに…」

「クレジットカードの利用を止めるため
 すぐ電話しないと…」

「ああ、家族に怒られる…」

けっこうヘコんでしまいます。


かくいう私も
物をなくしたとき
けっこうヘコみます。

ですが、大事なのは
「物をなくしたときこそ
 重要な学びがある」
と考えることです。

物をなくしたときこそ重要な学びがある!

この発想、作家・中谷彰宏さんの
本の中にありました。

物をなくすことは
いままでの自分の生き方・仕事の仕方を振り返る
良いチャンスになるのです。

それを教えてくれるために
物が「あえて」なくなっているのだと
考えたほうがいいのです。


初動対応の後は再発防止のルールを考える!

物がなくなった際、
まずは自分が訪れた場所を確認したり、
クレジットカードを停止したりするという
初動を取る必要があります。


その後は
「どうやったら今後物がなくならないか」
を考えていきましょう。


例えばカバンのフタが開いたままになっていて
物を落としてしまったのなら

「今後はカバンを使う際は
 フタが閉まっているかを必ず指差し確認してから
 使う」

「チャックが閉まっているかを触って確認してから
 使う」

などとルールを定めるのがいいですね。



このとき
「フタが閉まっているか確認する」だけだと
めんどくさくなって確認しなくなります。


そうではなく
「指差し確認」など身体動作を
取り入れた方が良いのです。


電車に乗ると車掌さんや運転手さんが
必ず指差し確認をしているのに出会います。

これは指を指すという動作をいれることで
「向こうから電車やクルマ・人が向かってきていないか」
「障害物はないか」
を確実に確認するという意図があります。



指を指すという動作を入れていないと
ついつい
「まあ大丈夫だろう」
と油断をしてしまうのです。

こうやって身体動作に落とし込むと
確実にミスが減っていくのです。

悔しさがルール化につながる!

物をなくしてしまうと
残念ですし気持ちも落ち込みます。

その悔しさがあるからこそ、
物をなくしたときは
「もう2度と物をなくさない!」
ためのルール作りを行いやすいタイミングでもあります。



ぜひ物をなくさないためのルールを
この機会に考えてみましょう!

今回のポイント


物をなくしたときこそチャンスがある!
再発防止のためのルール作りを行おう!

それ、持ち歩く必要はありますか?

このとき大事なのは
「そもそもこれらの物を本当に持ち運ぶ必要があるか」
「この物は本当に必要か」
を吟味することです。

例えば今の時代ですと
キャッシュレス決済が普及していますので
現金を持ち歩く必要は減っています。

そうであれば普段から
現金の入った財布はなるべく持ち歩かず
スマホとクレジットカードだけを持ち運ぶということで
財布を無くすトラブルを減らすことができます。

本当に重要なもの・必要なものは
案外少ないものです。

紛失防止タグの活用も!

不要なものを削った後、
重要なものに「紛失防止タグ」を着けるのも
いいですね。



iPhoneにはiPhoneがどこにいったかわからないとき、
パソコン上からiPhoneを探せる

「iPhoneを探す」

というそのままのタイトルのアプリがあります。


アンドロイドにも同じような機能が
ついています。



これと同じように「紛失防止タグ」を着けておけば
もし落とし物をしても
どこにあるか調べることができます。

(ただし、iPhoneなどと違い
 電池切れになりやすいので注意が必要です


今後こういったものをつけておくのもいいですね!


「使ったらしまう」ルール作りを!



あるいはそもそも物をなくさないために
「使ったらカバンにしまう」
「使ったら元の場所に戻す」
ルールを徹底するのもいいでしょう。

こういったように、
物をなくしたことを契機に

「2度と物をなくさないルールづくり」

に取り組んでみるのがオススメですよ!

余談ですが、今回お伝えした内容を組織で行うのが「5S活動」です。

MBAなど経営学の大学院を目指す際にも役立つ発想なので以下の本などで「5Sとはなにか」を学んでおくことをおすすめします。

  『改訂版[ポイント図解]5Sの基本が面白いほど身につく本

  『小さな会社の儲かる整頓


ではまた!


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