リスキリングは単なる「学び直し」ではない!言われる前からのリスキリングで毎日が楽しくなる!

藤本研一
Digest!
後藤宗明さんの
『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング』
という本を読みました。
 
リスキリングは単なる「学び直し」ではないのだと
本書で初めて知りました。
 
生涯学習といった悠長なものではなく、
技術的失業に負けないために取り組まざるを得ない
必須の取り組みがリスキリングなのです。
 
私としてはこのリスキリング、会社から言われる前に
自主的・主体的に行っていくのが一番だな、と思っています。

リスキリング、聞いたことはありますか?


突然ですが
「リスキリング」という言葉を
聞いたことはありますでしょうか?

ニュースなどでも耳にする機会が増えましたね。

以前 北海道でこの話をした時
「リスを殺すことですか?」
と言われて衝撃を受けたことがありましたが(笑)

(「キリング」は「殺す」を意味します
 リスキリングを誤解なさったようです…)

リスキリングは単なる「学び直し」ではない!


リスキリングは
多くの場合「社会人の学び直し」と訳されます。

テレビ・新聞などでも
リスキリングは「社会人の学び直し」と
説明されています。

ですが、実はこの考え方、
間違っているそうです。



いま
『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング』
という本を読んでいますが
この本を読んで初めて知りました。

正直、本書を読むまで
私もリスキリングを誤解していたました。


何かというと
リカレント教育や生涯学習と同じものだと
思っていたところがあるからです。

ですがリカレント教育や生涯学習とリスキリングは
全く違う概念なのです。

リカレント教育・生涯学習とリスキリングは別概念!


リカレント教育は「継続教育」と訳されます。

社会人になってからも
勉強し続ける、という意味です。


リカレント教育というのは
生涯学習の1つでもあります。



自分の興味・関心に応じて
社会人になってからも勉強し続ける。



その意味で
リカレント教育や生涯学習は「学び直し」なのです。

一方、リスキリングは違います。

いまの自分の仕事が
デジタル技術の発展により
なくなってしまう。

そういう「技術的失業」に負けないため、
言ってしまえば「クビにならない」ために

これから必要とされるデジタル技術などのスキルを
あらかじめ身につけて仕事で活かしていく、
という意味が強いのです。

これから求められるデジタル技術をリスキリングで身につける!

リカレント教育が生涯学習の一環なのに対し、
リスキリングは「技術的失業、テクノロジーが
人間の労働を代替する社会問題の解決策」として
注目されているのです。


いま人工知能(AI)を始めとするデジタル技術の変化は
著しいです。



現在は人が手入力で行っているデータ入力や
ワード・エクセルなどでの編集業務も
コンピュータが行えるようになります。

そうなると、
いま人間がやっていた仕事が機械に
置き換えられることになります。

こういう
技術面による雇用減少という
技術的失業をしてしまう前に
あらかじめデジタル技術という
全く違う技術を身につける。

それがリスキリングの目的であり本質です。

例えば現在でいうと
データ分析やプログラミングスキルなどが
リスキリングにおいて求められていると
言えるでしょう。

この時代でも自分らしく仕事し、
楽しく生きていくには
これから必要なデジタル技術などを
自分で前もって学んでいくことが必要なのです。

まとめるなら、
リカレント教育が生涯学習の一環で
「趣味」のような側面もある反面、
リスキリングは切実な側面が強いのですね。

ということは、
リスキリングが役立たたない、ということは
理論上ありえないことになります。


それは、これから求められているスキル・知識しか
リスキリングの対象にはならないからです。

リカレント教育や生涯学習が
「楽しく学びましょう!」
「自分がやりたいことを自分のペースで学びましょう!」

と言われるのと違い、
リスキリングのほうがより切実なのだ、
といえるのです。

今回のポイント


どうせリスキリングが求められるなら、
会社に言われる前から進んで挑戦を!

リスキリングのほうが
切実な感じがあるとは言っても、
イヤイヤ学習するのはつらいものです。

そうではなく、
やるならばイキイキと主体的に
勉強していくべきなのですね。

本書『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング』は
いい本なのですが、

「勉強しないと世の中についていけなくなる」

「リスキリングをしないと
 クビになる…」

などと学びに対するネガティブな印象を
伝えてしまっている側面もあるように感じます。

そうではなく、
自分の可能性を広げるため、
もっと高待遇な職場で、
もっとお客さんに貢献できる仕事をするためにこそ、
自分をリスキリングしていく必要があるわけです。

会社に言われる前から取り組むと楽しくなる!

せっかく取り組むなら、
会社にやれと言われる前に
今後の自分のキャリアアップを見越した上で
自主的に取り組む方が楽しくなります。

不思議ですが
会社にやれと言われて取り組むのと
自分から進んで取り組むのとでは
楽しさ・達成感が全く違います。

会社に言われる前から
リスキリングに挑戦するのが
オススメですよ!

リスキリング、具体的には
IT分野の本を買って読んでみる他、

ネット上に出ているプログラミングの講座を
有料の講座またはYouTube上の動画などで学んでみることが
すぐにでもできる内容となっています。

(より本格的に行うなら
 大学・大学院などスクールに行くのもオススメです)


これからの自分をもっと高め
もっと楽しく生きていくためにも
「言われる前からのリスキリング」が
オススメです!!!


ではまた!


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