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自分の人生を変えるには?
「自分の人生を変えたい…」
いまの自分の状況がイヤになり「自分の人生を変えたい…」と思うことって時々ありますよね。
こういうとき、私たちはつい「今の自分」「今の環境」を否定しがちです。
「こんな仕事、もう耐えられない」
「こんな自分じゃだめだ」
「何かを大きく変えなければ…」

「変えたい」「変わりたい」という思いは不満や焦りから生まれることもあります。
ですが、自分のキャリア形成においては、「今を否定すること」ではなく、「今を受け入れること」こそが、次のステップへの本当の力になります。
今回はキャリア形成において「今の自分を受け入れる」重要性をお伝えします!
『感情戦略』が教えてくれる変化の本質
ブリアンナ・ウィースト著『感情戦略』(日経BP社)という本があります。
我々が感情に振り回されがちなことを踏まえ、どうすれば感情をうまく活用していけるかを説いた本となっています。
その中に、こんな言葉があります。
「人生が変わるのは、前に進みたいと思いながらも、今いる場所でも満足できるときです。
人生が変わるのは、望みどおりの外見でなくても、自分を愛せるときです。」
(ブリアンナ・ウィースト, 2023,『感情戦略』,日経BP社, 135-136/213頁)

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人生を変えたいと思う時、私たちはついつい「今の自分ではダメだ」と考えることが多いです。
「いまの自分ではダメだから根本的に変えなくては…!」
そう考えて自分の人生を変えようと大きな決断をムリヤリしてしまうことがあります。
つまり、何も考えず仕事をやめて放浪の旅に出たり、イキナリ飲食店を開業したり、高額の自己啓発セミナーに参加したりします。
これらをしてはいけない訳ではありませんが、自分をムリヤリでも変えようとすることはどこかムリが生じます。
結果、長期的に見て逆に人生が行き詰まってしまうこともあるのです。
『感情戦略』では、〈人生を変えるにはいまの自分を否定し何かを根本から変えなければならない〉という思い込みを静かに否定しています。
「前に進みたいと思いながらも、今いる場所でも満足できる」
「望みどおりの外見でなくても、自分を愛せる」
これはいまの自分を受け入れられること、いまの自分を認められることでもあります。
「今の自分を認める」からこそ「前に進」むことができるのです。
「今の自分」を受け入れ、日常を大切にしながら少しずつ未来を描くことが、長期的なキャリア形成には不可欠なのです。

焦りから生まれる行動のリスク
人生を変えるため、「追い込まれてから動く」人も少なくありません。
例えば、リストラ通告を受けてから転職を考えたり、人間関係が限界になってから退職したり、今の生活に我慢できなくなってから大学院を目指したりするケースがあります。
先にあげたように、会社が限界だから思い切って辞めて自分で飲食店を開業するというケースもここに当てはまるかも知れません。
こういう決断をする場合、「背水の陣」のような状況になることがあります。
博打のように「一発逆転」を目指し、大挑戦をするというパターンです。
実際、こういう状況から大成功する人もいます。
うまく立ち直れる人もいます。
ですが、多くの場合、追い詰められた精神状態では冷静な判断ができません。
「もうこれしかない…」
「今すぐ変えなければ人生終わりだ…」
そんな思いに駆られて無理な転職・独立を選んだ結果、かえって状況が悪化することもあるのです。

キャリア形成には“ゆとり”が必要
キャリア形成において、もっとも大切なことの一つは「余裕を持って考えること」です。
たとえば転職を考える際は見切り発車的に会社を辞めるのではなく、
・自分はどういう環境で働くのが向いているか
・自分は本来どんな仕事をしたいか
・いくらくらいの稼ぎが必要か
これらをまずじっくり考えてみることが必要なのです。
他にも、大学院進学を考えている場合、
・何を研究したいか
・現在の自分の知識はどれくらいか
・仕事や家庭とどうすれば両立できそうか
これらをじっくり考え、展望を深めていくのが必要なのですね。
これらがあるからこそ、計画的にステップを踏んで進学準備ができます。
長期履修でゆとりを作る。
また進学後も「なんとしても2年で修了できるよう、仕事も勉強も追い込んで取り組む」よりも、「長期履修制度」などを使って、精神的・時間的にゆとりを持った学び方を選ぶこともできます。

なお、長期履修制度とは本来2年間の修士課程を3〜4年に延長して通学するという制度です。
多くの大学院で用意されている制度でもあります。
2年分の学費で3〜4年間かけて修士課程に通う。
こうすると、1年間に通学する日数や課題の数が減るのでゆとりをもって通学できます。
実際、私自身も北海道大学の公共政策大学院に長期履修で通っています。
本来2年で卒業できる制度ではありますが、私はあえて3年目に突入しています。

正直、今年の3月で卒業していた方がよかったのでは…と思うこともあります。
ですが、時間をかけてゆとりをもって学ぶからこそ見えてくるもの・深まる視点・出会える人があるのを実感しています。
社会人にとって大学院とは「ただ通う場所」ではなく、「思考を鍛える場所」であり「人的ネットワークを広げる場所」でもあります。
それをじっくりと味わうには、短期で結果を求めすぎない姿勢も必要なのです。
背水の陣のように「なんとしても2年で詰め込む!」のもアリですが、それが大変な場合は無理せず長期履修でゆとりをつくるのも有益であると思うのです。

“今”を土台にして、未来をつくる
私は1対1大学院で日々講義をしています。
多くの社会人の方の大学院進学支援をする中で感じるのは、「今の自分をどう受け止めるか」がその人の未来を大きく左右するということです。
「いま、自分は仕事も家庭も忙しいけど、週に1時間は勉強に充てられそうだ」
「研究テーマはまだ漠然としているけど、興味の方向性は見えている」
そんなふうに、“できる範囲”で積み重ねていく姿勢がやがて「進学」や「キャリアチェンジ」といった大きな一歩につながっていきます。
逆に、「すべてを捨ててでも変えたい」「今の自分ではだめだ」という気持ちが強すぎると、自分を見失いかねません。
(拙速的に判断をするとうまくいかないこともあります)
だからこそキャリア形成においては今の自分を受け入れたうえで今後の自分をじっくり考えていく姿勢が必要なのです。

変化は、今を認め、自分をさらけ出すことで起きる
再び、『感情戦略』の言葉を引用します。
「人生が変わるのは、ありのままの自分をさらけ出すときです。それは、心の底から恐れていることを始めることでもあります。」
(ブリアンナ・ウィースト, 2023,『感情戦略』,日経BP社, 136/213頁)
変化とは、「今を否定する」ことではなく、「今を認めたうえで、一歩を踏み出す」ことです。
そして「ありのままの自分をさらけ出す」勇気を持つことでもあります。
たとえ100点満点の準備ができていなくても、「今の自分ができること」にフォーカスしながら行動する。
そして本来の自分をさらけ出していく勇気を持つ。
それが、本当の意味でのキャリア形成につながるのではないでしょうか。
焦らず、自分を受け入れるところから。
キャリアに悩む方、進学や転職を考えている方。
焦ってすべてを変えようとせず、まずは「今の自分」を受け入れるところから始めてみてください。
今の自分は何に興味を持っているのか。
これまでどういうことをやってきたか。
自分は何をしたいのか。
これらをノートに書いて振り返るからこそ「今の自分」を受け入れられるようになります。

こうやって精神的なゆとりを持つことが良い判断を生みます。
冷静な判断は、確かなキャリアを築くのに役立ちます。
キャリアアップを考える場合、ついつい拙速な判断・思い切った決断を行ってしまうことがありますが、一度ゆとりを持って考えてみることがオススメですよ!

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人生を変えるには、今の自分を否定するのではなく、受け入れることが大切です。ブリアンナ・ウィースト著『感情戦略』でも「人生が変わるのは、前に進みたいと思いながらも、今いる場所でも満足できるとき」と書かれています。焦って全てを変えようとせず、ゆとりを持って一歩ずつ進むことで、キャリア形成は確かなものになります。