フリーランス・ひとり社長は単細胞生物の動きに学べ!①

Summary

フリーランスやひとり社長は単細胞生物に学べ!
たとえばアメーバのように柔軟に形を変え、環境やニーズの変化に適応する力を活かすことで、多細胞生物たる大手企業に負けずに生き残ることができます。
多細胞生物の強みを活かすことがフリーランス・ひとり社長が生き残るポイントですよ!

フリーランス・ひとり社長として生き残るには?!

「会社をやめて独立したけど、なかなか仕事がうまくいかない…」

会社をやめて独立する。

これ、夢があります。

ですがその反面、リスクも多いです。

独立してすぐは「個人事業主」(フリーランス)として活躍する人も多いですが、個人事業主の廃業率は1年で約37.7%、2年で約52.7%となっています。

(出典:https://virtualoffice1.jp/kigyo_blog/closed-business-rate/

なんと2年以内で廃業(つまり辞めてしまう人)が約半数もいるのです。

これはせっかく企業をやめて独立したのに、2人1人は独立に失敗をする、ということでもあります(恐ろしい…)。

現代のビジネス環境は、変化が速いです。

フリーランスや「ひとり社長」として生き残るのはなかなか大変です。

このとき、参考とすべきものがあります。

それが自然界の「単細胞生物」です。

道ばたの水たまりにも池にもたくましく生きているのが単細胞生物。

単細胞生物は組織ではなく細胞1個、つまりたった1人で大自然と立ち向かっています。

これはフリーランスや「ひとり社長」として仕事をするのと全く同じです。

単細胞生物から、大企業や外国企業があふれるビジネス界で生き残るヒントを学ぶことができるのです。

今回は「ひとり社長・フリーランスは単細胞生物の生き方に学べ!」とのテーマでお届けします!

私自身も単細胞生物です

なお、最初に断っておきますが、私自身が長年フリーランス(個人事業主)として仕事をしてきました。

私立学校という組織(多細胞)を辞めた後、自分ひとりで個人事業主として塾を開業、人も雇わず自分一人で7年仕事をしてきました。

その後 会社法人にした後も自分ひとりで塾を経営しています。

つまり、組織に対して単細胞生物のような形で仕事をしてきたわけですね。

なので今回の話は私にとっても身近なテーマとなっています。

私のような単細胞生物が、いかに組織という多細胞生物と戦っていくか?

そのヒントを掴んでみていただけましたら幸いです。

単細胞生物と多細胞生物は戦略が違う!

生命の最小単位は細胞です。

その細胞1つだけで生きている生物を単細胞生物といいます。

単細胞生物はゾウリムシ・アメーバ・ミカヅキモ・ミドリムシなどがあげられます。

いずれも微生物ですね。

(アメーバの図 写真はWikiより)

一方、複数の細胞が組織となって1つの生命体を構成しているものを多細胞生物といいます。

多細胞生物はヒトやネコ・イヌなどの動物のほか木や草などの植物などほとんどの生物が当てはまります。

微生物のなかでもミジンコやミカヅキモなどは多細胞生物に当たります。

(ミジンコの図 写真はWikiより)

参考:https://sawanii.ne.jp/unicellular-organism-multicellular-organism/#index_id5

多細胞生物のなかでも大型・複雑な生物になるほど細胞数が増えていきます。

ギリギリ肉眼でも見える多細胞生物であるミジンコは1,000-3,000個の細胞でできています。

ちなみに、ネコは数兆〜10兆個、人間は約35兆個の細胞からできています

多細胞生物にも細胞数が少ないものもあれば多いものがあります。

これは同じ企業と知っても中小企業と大企業で社員数が全く違うのと同じです。

この細胞数(組織の大きさ)によって取るべき戦略も変わってきます。

いうならば、単細胞生物は多細胞生物のとりにくい戦略を取ることで生き残る事ができるのです。

単細胞生物のメリット! 安上がり&省エネルギー

多細胞生物は細胞ごとに役割が決まっています。

例えばエサを取るする細胞、消化を担当する細胞、思考を担当する細胞などはいずれも固定されています。

基本的に、各細胞は決まった役割だけを行います。

反対に単細胞生物はすべてを1つの細胞が行います。

エサを取るのも消化するのも同じ細胞です。

…こういうと多細胞生物のほうが運営が楽そうですが、細胞数が多い分多くのエネルギーが必要となります。

細胞数が増えるほど、体の隅々までエネルギーを届けるのも大変です。

さらに、組織数が増えると組織ごとにエネルギーの取り合いも発生しやすくなります。

組織が増えるとそれらの組織維持にも多大なエネルギーが必要です。

(大組織ほど会議や打ち合わせの数は膨大になります)

一方、単細胞生物は基本的に身一つなので維持するのにエネルギーがかかりません。

意思決定も1人で済みます。

大型の組織になるほど巨大なビルや施設が必要になりますが、フリーランスやひとり社長なら自宅でも仕事ができるのはこの状態に似ているでしょう。

省エネルギーに仕事ができる。

運営にお金がかからない。

決定がスピーディー。

それも単細胞生物たるフリーランス・ひとり社長のメリットなのです。

単細胞生物の宿命、それがガン。

実は多細胞生物には宿命があります。

それがガンです。

ガンは細胞分裂のエラーから発生します。

細胞数が多くなるほど、細胞分裂時のエラーが発生しやすくなります。

実際、人体では1日に5,000個はガン細胞が生まれています。

それを免疫システムがすべて排除するからこそ健康体でいられるわけです。

ですが、加齢により免疫システムが弱まることでガン細胞を排除しきれずガンがどんどん大きくなることになります。

結果、組織を崩壊(=死)に至らしめてしまうのです。

これは巨大組織ほど腐敗が起きやすくなるということ、問題社員を抱えやすくなることと近いかもしれません(企業の不正やバイトテロが時折問題になりますね)。

一方、単細胞生物ではこういうリスクがないのです。

つまり社員数が少ないほうが組織自体が腐敗するリスクも少なくなるのですね。

その点でも単細胞生物たるフリーランス・ひとり社長は多細胞生物よりも有利と言えるのです。

実際の単細胞生物に学ぶ!

ここまでは大まかに単細胞生物と多細胞生物の違いをみてきました。

ここからは単細胞生物の具体例をもとにさらにみてみます。

単細胞生物は驚くほどシンプルな構造でありながら厳しい環境の中で生き残るための知恵をたくさん持っています。

その生き方、フリーランスやひとり社長が参考にできるポイントで溢れています。

アメーバの柔軟性:形を自在に変える!

まずは単細胞生物の代表的な例として「アメーバ」を挙げてみましょう。

(アメーバの図 写真はWikiより)

アメーバの最大の特徴は、必要に応じて体の形を自由に変えることができる点です。

食べ物を見つけたら、その方向に体を伸ばし、周囲を包み込んで取り込む「偽足(ぎそく)」という動きができます。

この動きは、ひとり企業にとって「柔軟にチャンスを掴む力」を象徴しています。

たとえば、トレンドや顧客のニーズが変わったとき、それに応じてサービス内容や提供方法をスムーズに変更できる柔軟性が重要です。

固執せず、状況に応じて形を変えることが、ひとり企業の成長に繋がります。

実際、私の塾もアメーバのように業務内容を柔軟に変えることで続けることができています。

創業当初は小中学生向けの作文塾でしたが、そこから社会人向けの文章塾に変化させ、現在では「社会人の大学院進学対策」に特化した塾に変化させているからです。

ゾウリムシのスピード:小さな力で素早く動く!

もうひとつの例として、「ゾウリムシ」をみてみましょう。

(ゾウリムシの図 写真はWikiより)

この単細胞生物は、表面にびっしり生えた毛(繊毛)を使って水中を高速で移動します。

ゾウリムシのように、小さな力を効率よく活用して素早く動くことは、ひとり企業にも応用できる考え方です。

たとえば、大規模な資金やリソースがなくても、SNSやオンラインツールを使えば、スピーディに顧客へ情報を届けることができます。

ゾウリムシのように、小さなリソースを最大限に活用して結果を出すことが、ひとり企業の生存戦略の鍵となります。

実際、うちの塾も毎日お届けしている本ブログとメルマガ、時折配信するYouTubeからお問い合わせをいただけることで生き延びることができています。

さらにいえば単細胞生物は決断から実行までの時間を極限まで短くできるというメリットがあります。

大企業の場合、末端で「こういうことをしたい」と思っていても、それが実現するには数ヶ月〜数年もの時間がかかります。

やったほうがいい取り組みであっても、会議でNOが出て取り組めず、結果ビジネスチャンスを逃すことが実際にも多くあります。

ですが単細胞生物たるフリーランス・ひとり社長の場合、「今日からやろう!」と取り組むことすらできます。

このスピード感こそ、変化する現代社会を生き残る鍵となるのです。

ミドリムシの適応力:多機能で環境に対応する

最後に、「ミドリムシ」を見てみましょう。

(ミドリムシの図 写真はWikiより)

ミドリムシは、植物のように光合成を行い、動物のように移動するという、二つの性質を持つユニークな生物です。

この「二刀流」ともいえる特性は、環境が変化しても生き延びるための武器となります。

ひとり企業においても、このような「二刀流」の考え方が重要です。

たとえば、本業の専門分野以外にも別の仕事もできる力を高めることで変化の激しい市場に柔軟に対応できるようになります。

私自身の例ですと、塾運営の傍ら「文章作成能力向上研修」や「ロジカルシンキング研修」「コミュニケーション研修」講師の仕事も請け負うという「二刀流」をしていることがあげられるかもしれません。

単細胞生物の動きから学べること!

これらの単細胞生物の動きは、「柔軟性」「スピード」「適応力」の重要性を教えてくれます。

フリーランス・ひとり社長として成功するためには、大きなリソースを持つ大手企業とは異なる戦略で取り組むことが求められるのです。

アメーバのように形を変え、ゾウリムシのように素早く動き、ミドリムシのように多機能で環境に適応する。その生き方こそ、ひとり企業が成功するための大きなヒントになるのです。

さあ、「フリーランス・ひとり社長こそ単細胞生物に学べ」という内容、明日もお届けしますのでどうぞよろしくお願いします!

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