単細胞生物に学ぶ低コスト経営!単細胞生物に学ぶ生き残り術!フリーランス・ひとり社長は単細胞生物の動きに学べ!④

Summary

フリーランスやひとり社長が厳しい経済状況で生き残るには、
単細胞生物のようにシンプルな運営を心掛けるのが必要です。
別に専用オフィスやブランド品なんかなくても事業はできます。
無駄を省きリスクを最小限に抑えること。それが成功の秘訣です!

フリーランス/ひとり社長が生き延びるには?!

「起業したものの、ぜんぜんうまくいかない…」

満を持して会社をやめて独立してフリーランス/ひとり社長となる。

でも、集客・経営がうまくいかないということも多いかもしれません。

個人事業主の2年間の廃業率は約50%。

それを考えると、フリーランスやひとり社長として生き残る大変さが伝わってきます。

フリーランス/ひとり社長として厳しい経済状況で生き残っていくには、自然界をたった一人で生き残っている単細胞生物に学ぶことが重要です。

今回も「フリーランス/ひとり社長は単細胞生物に学べ!」の第4弾をお届けします!

低コストであればリスクも低くなる!

単細胞生物は細胞1つだけで生き延びています。

余計な装飾やムダな装備は一切なく、生存するために必要最小限なものだけで生きています。

いうならば単細胞生物はムダなところがないシンプルな構造となっているのです。

この特徴、フリーランスやひとり社長としてビジネスを続けていく上でも極めて重要です。

35-40億年前に地球上に登場した単細胞生物は、いまだに同じ形態で生き残っています。

その間、三葉虫や恐竜・マンモスなどの多細胞生物が多数出てきましたが、これらの大部分は絶滅してしまいました。

恐竜はムダに大きくなってしまったせいで環境の変化に対応できなくなり絶滅しましたし、マンモスは人間や自然環境との戦いに敗れ絶滅してしまいました。

単細胞生物がしぶとく生き残ることができるのは、ムダな機能がないからです。

これは事業においても同じです。

ずっと店長一人で経営してきてうまくいっていたラーメン屋さんがあるとします。

ある時、2店舗目・3店舗目を出そうとしますが、そのためには人を雇う必要があります。

人を雇おうとすると、人件費もかかりますし、人を管理・育成するのにも手間とコストが掛かります。

すべて店長一人で育成と採用・管理を行っていると、肝心の調理や研究が疎かになります。

結果、がんばって2店舗目・3店舗目を出しても味が落ちてしまい、お客さんが離れていってしまいます。

一人で1店舗だけでなら潰れなかったのに、2店舗目・3店舗目を出そうとして倒産してしまうことがあるのです。

フリーランス/ひとり社長にとって、拡大戦略はある意味の「罠」でもあります。

規模を大きくせず一人で進められる間だけなら潰れるリスクがなかったのに、大きくしようとした途端破綻してしまうことが多いのです。

事業において大事なのは勝つことよりも負けないこと。

身の丈にあった経営を続けることが事業の安定化につながるのです。

固定費を抑えることが生存戦略

人を雇ったり、豪華な設備を導入したりすると、どうしても固定費が増えます。

その結果、経営のリスクが高まってしまいます。

ですが単細胞生物のように、シンプルな構造で無駄を省いた運営を目指すことでリスクを最小限に抑えることができます。

でも、フリーランス/ひとり社長って往々にしてこの基本を忘れがちです。

ちょっと仕事がうまくいくようになると、いらないのにオフィスをいい場所に構えたり、高いセミナーに出たり、高級スーツやカバン・腕時計にお金を出したりしてしまいがちです。

(いずれも「経費になる」と思って調子に乗ってしまいます)

結果、売上が高いのにコストも高いという不安定経営になります。

…コロナ禍や災害などの非常時において潰れてしまうのはこういうフリーランス/ひとり社長です。

でも、単細胞生物のようにムダなモノを一切持っていなければどうでしょうか?

大勝ちはできなかったとしても、コロナ禍や災害といった非常事態にも立ち向かう事ができます。

必要コストを切り詰めた分 生存確率は上がるのです。

さらには長く続けているとチャンスも掴みやすくなるのです。

調子に乗ると痛い目を見る!

…実はこの内容は私の「反省点」でもあります。

私は高校教員を4年やった後 結婚を機に独立しました。

当初半年の間 売上ゼロ・お客様ゼロで妻のヒモ状態。

そんな「情けない状態」をブログによる集客で乗り越えることができました。

…その「反動」で、ちょっと経営がうまくいったくらいで「調子に乗っていた」時期がありました。

例えば高い経営者セミナーに参加したり、一流と言われたいと思い服装やカバンにブランド物を揃えたり、海外旅行に行ったりしていました。

他の方から見ればいずれも「かわいい」レベルでの支出だったと思いますが、今から思えばムダな支出も多くあったように思います。

生活水準は一度あげてしまうと下げるのが大変です。

であればたとえ経営がうまく行ったとしても質素・倹約を旨としたほうがいいわけです。

(あのムダなお金をもっと有効な投資に使っていれば…)

これは断言できますが、独立して経営が多少でもうまくいってくると、その「景気の良さ」を見て色んな人がいろんな誘いを持ってくるようになります。

なかには怪しげな投資や必要性のまったくない物品、意味のないコンサルの案内もやってきます。

「断る」勇気がなければ、あなたの稼いだお金はどんどんこういう場所に流れていってしまいます。

なのでこういうときこそ単細胞生物のシンプルさを学ぶ必要があるのです。

ミミズは進化して手足を捨てた。

自然界の例を挙げましょう。

単細胞生物ではないですが、今回はミミズを例に出します。

ミミズには手足がありません。

多くの場合、ミミズの手足は「退化した」と思われています。

ですが、本当はそうではなく、進化の過程で手足を「捨てる」選択をしたのです。

手足がなくても生活できるよう進化することで、最小限のエネルギーで生きれるようになったのです。

ムダのない体になったからこそ生存確率を高めることにも成功しました。

ムダをなくすことで低コストで生きられる体を手に入れたのです。

見栄に惑わされない経営を

フリーランスやひとり社長の場合、派手なオフィスや華々しいイベントを用意しなくても、十分に事業を続けることが可能です。

別に自宅の一室をオフィスにしても問題ないですし、専用のオフィスを借りず毎回カフェで打ち合わせしてもなんら問題ありません。

むしろ、必要以上のコストをかけることが経営を圧迫してしまう可能性があるのです。

専用オフィスは本当に必要か?

例えばあなたが専用のオフィスを借りるのに月10万円掛けているとしましょう。

月10万円ということは年間120万円です。

120万円を稼ぐのはなかなか大変ですが、思い切ってオフィスをなしにすれば丸々120万円が浮く計算になります。

しかも、この120万円はそのまま「利益」とカウントすることができます。

たとえ毎回カフェを借りたりレンタルオフィスを借りたりしても、年120万円もしないでしょう。

であれば専用オフィスを借りない選択をするほうが事業の持続可能性が高まることになります。

…でも、フリーランス/ひとり社長って「プライド」や「見栄」のかたまりなので、ついつい「専用オフィス」を持とうとします。

専用オフィスを持つことで「自分は経営者なんだ」「偉いんだ」と自信を持ちたくなります。

フリーランス/ひとり社長には社員もいないので威張る対象がいません。

そのため、ついついこういうことをやりがちです(自分も含めて…)。

なくてもいいのなら、思い切って捨ててしまう。

それが持続可能なビジネスに重要な視点です。

まとめ!持続可能なビジネスを目指して…!

低コストで省エネルギーな経営は、フリーランスやひとり社長の持続可能性を高める重要な要素です。

これを日々の事業運営に活かすことで、変化する環境の中でも安定した経営を実現できます。

ムダな支出を削りまくると、それだけで必要コストが減ります。

必要コストが減れば、たとえ売上がガクッと下がっても生き残ることができます。

三葉虫や恐竜・マンモスが絶滅しても単細胞生物が生き残れたように、事業環境が悪化しても生き残れるようにしておくのがフリーランス/ひとり社長の「鉄則」なのです。

フリーランス/ひとり社長が潰れるのは、身の丈以上の支出をしてしまうときがほとんどです。

逆に、支出を切り詰めまくれば「そこそこ」の売上でも十分持続可能になるはずです。

「必要なものだけを持つ」「そこから最大限の成果を出す」。

単細胞生物から学べるこのシンプルな哲学こそが、フリーランスやひとり社長の強みです。

固定費を抑え、必要以上にコストを掛けない持続可能なビジネスを目指しましょう!

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