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嫉妬こそ、自分を知るチャンス
「なんかあの人、うらやましいな…」
「なんで自分よりあの人の方がうまくいってるんだろう…」
そんなふうに、誰かに対してモヤモヤとした嫉妬心を感じたことはありませんか?

できれば感じたくないこの感情。
嫉妬って、人間の数多い感情の中でも一番始末に終えない感情だと言われています。
例えば「怒り」は「義憤」としてプラスに活かすこともできますし、「悔しさ」をバネに努力することもできます。
ですが「嫉妬」だけはプラスに活かしようがないのです。
始末に終えないこの「嫉妬」という感情。
実は「何に嫉妬を感じるか」「誰に嫉妬を感じるか」を知ることが、自分のキャリアの方向性を知るうえでヒントになるのです。
本当にやりたいことを知る上でも意外なヒントを得ることができます。
今回は「嫉妬をキャリア形成の方向づけに役立てる」をテーマにお届けします!
嫉妬は「自分の願望」を映す鏡
嫉妬は完全にマイナスな感情です。
「心が乱されるだけで、何のプラスにもならない」と考える人も多いでしょう。
「なるべくなら嫉妬もしたくないし、人から嫉妬もされたくない」
そういう思いを持っている人も多いはずです。
ですが、嫉妬というのは「本当の自分の思い」を知るのに十分役立てることができます。
それは自分が「誰に対して嫉妬するか」「何に対して嫉妬するか」を分析することで、自分のほんとうの思いがわかるようになるからです。
人は15%上の人に嫉妬する!
人間は自分にまったく興味のない対象には嫉妬しません。
例えば、普通は空を飛ぶ鳥に嫉妬する人はいません。
「いいなぁ、鳥みたいに飛べたら」とは思っても、嫉妬まではしないのです。
また、テレビに出てくるセレブや世界的な大富豪に対して「うらやましい」と思うことはあっても、激しい嫉妬を感じることは少ないはずです。
(大富豪に嫉妬するのは大富豪だけです)
それよりも、人間は自分と少しだけ似た立場の人、自分より少しだけうまくやっている人に嫉妬を感じる傾向があります。
具体的に言えば人は自分より15%上の人に嫉妬をする傾向があります。
山本圭さんの『嫉妬論』という本があります。

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この本の中には次の指摘があります。
「確かに、私たちは自分より
何百年も過去に生きた人に嫉妬することは稀である
(ただし、未来世代への嫉妬は十分にありえる)し、
あるいは自分よりほんの少し待遇の良い隣人を妬むことはあっても、
ドナルド・トランプやビル・ゲイツのような大富豪を妬む人は少ない。
ところで、この近さはどの程度のものだろうか。
もちろん個人差もあろうが、
たとえばあとどれくらい給料が上がってほしいかと
人々に尋ねた研究がある。それによると、ほとんどの人が
あと15%くらい上がってくれればと答えたという。つまり粗っぽく言って、
これがおおよその嫉妬の範囲だと考えてよさそうである」
(Kindle版42頁/254頁)
例えば月収30万円の人はその15%上にあたる「月収34万5,000円の人」に嫉妬をする傾向があると言えます。
(実際、同じような仕事をしているのに自分より4万5,000円給料が高いと「なんだよアイツ」と思ってしまいますよね)
自分とかけ離れた相手ではなく、15%上の相手に嫉妬をする。
まさに人間は自分と少しだけ似た立場の人、自分より少しだけうまくやっている人に嫉妬を感じる傾向があるのです。
嫉妬はあこがれの対象
この議論を一歩進めると、人間は自分が何の興味も感じない対象については嫉妬を感じません。
反対に、「こういう風になりたい」と漠然と思っている対象に対し嫉妬を感じるのです。
たとえばテレビで人気の歌手や俳優が出ていてもふつうは嫉妬をしませんが、自分が歌手を目指していたり俳優として何年も修行をしていたりする場合「なんだよアイツ」と嫉妬してしまうことがあるはずです。
それはまさに自分が「歌手になりたい」「俳優になりたい」と思っているからこそ嫉妬を感じるわけです。
言ってしまえば、自分が本当はなりたいと思っている人に対してこそ、強く嫉妬する傾向があります。
つまり、嫉妬の対象は、あなた自身の「憧れ」や「本音の願望」を映す鏡だと言えるのです。

嫉妬を分析すれば、キャリアの方向性が見えてくる!
「なんであの人が気になるんだろう」
「どうして自分はこの人にこんなにもモヤモヤするんだろう」
嫉妬を感じる対象を分析してみると、自分の目指したい方向性が浮かび上がってくることがあります。
たとえば、同じ会社の同期が成果を出して周囲から評価されているとします。
その同期に対して「なんかムカつくなぁ…」と感じる場合、自分も成果を出したい・自分も評価されたい・自分ももっと仕事をうまくこなせるようになりたいという気持ちが隠れているかもしれません。
嫉妬の地図を描いてみよう!
このことに気づくと、嫉妬という感情を正しい方向に活かすことができます。
自分が嫉妬を感じる対象について「嫉妬を感じる相手は誰か?」「その人のどこに対して嫉妬を感じるのか?」「自分も本当はそうなりたいのか?」を紙に書き出してみるといいでしょう。

こうして“嫉妬の地図”を描いてみると、自分が今後どうなりたいのか、どんなキャリアを築いていきたいのかが、見えてきます。
そのうえで、「この方向に近づくにはどうしたらいいか?」を考えていくことです。
場合によっては専門の本を読んだりセミナーを受けたりすると良いかも知れません。
意外といいのが嫉妬を感じる相手に「どうやったらあなたのようになれるか」を直接聞いてみること。
聞いてみると、案外良いヒントをもらえることもあります。
ポイントは嫉妬を感じる相手の「良さ」や「すごさ」を自分自身が認めること、です。
別に自分が勝手に嫉妬を感じているだけで、相手が自分に嫉妬を感じている訳ではありません(そうであることもありますが)。
であれば、相手の「良さ」「すごさ」を認めたうえで、「どうやったら相手のようになれるか」をあれこれ考えてみたほうが良いわけです。
嫉妬を「成長エネルギー」に変えよう!
「嫉妬してしまうなんて、自分はなんて小さいんだろう…」
そんなふうに自己嫌悪に陥ってしまう方もいます。
でも、安心してください。
嫉妬を感じるということは、あなたがまだ成長したいと願っている証です。
「もっとよくなりたい」「変わりたい」という気持ちが、嫉妬という形で表れているだけでもあります。
だからこそ、嫉妬の矛先を「自分を責めること」や「相手を貶めること」ではなく、「自分を高めること」に向けていくのがオススメです!
嫉妬の対象が明確になったら、「その人に近づくために自分は何ができるか?」を考え、行動していく。
それが今後のキャリア形成に役立つのですね。
嫉妬を通し、自分だけのビジョンを見つけよう
自分が嫉妬する対象は、自分が本当になりたい姿を映し出してくれます。
「嫉妬」はなるべくしたくないですが、「嫉妬から学ぶ」姿勢を持つことが、自分の未来を切り開くヒントになるのです。
特にこれは「自分が何をしたいのかわからない」「どんなキャリアを目指すべきか見えない」ときこそ役立ちます。
自分が「誰に嫉妬しているか?」「何に嫉妬しているか?」考えてみることが今後のヒントになりますよ!
参考にしてみてくださいね!

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嫉妬って、ツラいくせして大して役に立たない感情です。ですが、「誰に嫉妬するか」「何に嫉妬するか」を書き出すことで自分の本音やキャリアの方向性を知るヒントとして使えます。「何をしたいかわからない…」ときは自分がどんな対象に嫉妬しているかを分析すると方向性が見えてきますよ!