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意外と知られていない通信制大学
「通信制大学」。
これ、いまや多くの方にとって馴染みのある学びの形となっています。
ですが、意外と知られていないのが通信制大学。
今回はそのなかでも通信制の大学院についてをテーマに見ていきます。
通信制大学は合計84校以上!(短大・大学院含む)
実は通信制大学っていま年々増えています。

私立大学通信教育協会の資料によりますと、通信制大学は1994年以降ほぼ毎年増加しています。
2024(令和6年度)は通信制大学46校、通信制短大11校、通信制大学院27校と合計84校になっています。

(出典:https://www.mext.go.jp/content/20240531-koutou02-000036245_3.pdf
以下の出典も同一)
…この数字には2025年4月開学のZEN大学などが入っていないので現在はさらに増えていることが想定されます。
大学・短大・大学院すべてを合計すると84校と決して少なくない数の通信制大学が存在している事がわかります。
通信教育を英語では「遠隔教育」(distance education)と表現します。
つまり、郵便やeメール、映像配信やテレビ会議システムなど離れた場所から学習をすること全般を遠隔教育(通信教育)と呼んでいるのです。
通信制大学は可能性を広げる!
「仕事や家事・育児で忙しい…」
社会人にとって、忙しい毎日の中で「学び直したい」と思っていても、なかなか通学時間を捻出するのは困難です。
ですが、そんななかでも通信制であれば時間を作り出し学習していくことは可能です。
(「可能」と言っているだけでそんなに簡単ではないのは事実ですが…)
忙しい社会人のほか色々な事情で通学が難しい人でも自宅で学びながら卒業資格を得られる通信制大学は、まさに「学びの自由」を体現する存在です。
また近年注目される「リスキリング」や「リカレント教育」をするうえでも通信制大学の存在は極めて大きいと言えるでしょう。
18万4,000人もいる通信制大学の学生数!
現在では通信制の大学は日本全国に多数存在し、学生数もかなりの割合を占めています。
令和5(2023)年度の学校基本調査によると、通信制大学に在籍する学生数は184,499人。
これは大学の正科生の実に7.0%に及ぶ数字です。

率は低いものの、約18万4,000人存在しているというのは相当な数だと言えますね!
短大生の5人に1人は通信制!
実はこの傾向、通信制の短大になるとさらに高まります。
通信制短大に通う学生数は19,017人ですが、短大全体の学生数の実に22.8%に及ぶのです。

つまり、短大生の5人に1人が通信制課程と考えると割合の高さが際立っていると言えます。
通信制の大学院生はわずか1.4%!!!
しかし、その一方で通信制「大学院」となると話はまったく違ってきます。
なんと、全大学院生のうち、通信制で学んでいる人は「わずか1.4%」しかいないのです。
人数で言うと3,713人。

世の中の大学院生自体が少ないなか、通信制はさらに少数というのがなんとも残念に思います。
通信制は社会人のキャリアアップに役立つことから見ても非常にもったいない状況だと私は感じています。
通信制大学院の強みとは?
私の持論は「社会人大学院で人生大逆転!」。

社会人にとって、大学院に通うことは「働きながらでも、より専門的な知見を身につける」ための貴重な手段です。
それが究極のキャリアアップにもつながっていくのです。
ただ、働きながら大学院に通うのはなかなか大変です。
そんな大変さを克服してくれるのが通信制課程なのですが、何しろ人数と比率が少なすぎるのが現状の問題だと思うのです。
通信制大学院という選択肢がもっと広がれば、より多くの社会人が“学び直し”や“キャリアの再構築”に取り組めるようになります。
通信制なら働きながらでもMBAが取得できる!
大学院の中でも、社会人が取ってトクする事が多いのがMBA(経営管理修士)コースです。
いま日本では通信制でMBA(経営学修士)を取得できる代表的な大学院には次のようなものがあります。
- グロービス経営大学院
- BBT大学大学院(ビジネス・ブレークスルー大学)
- SBI大学大学院
これらの機関では、オンラインで授業を受けつつ実践的なビジネス知識を身につけられる環境が整えられています。
なにより「全国いつでもどこでに受講できる」魅力を持っています。
☆こちらに記事をまとめています。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
“]私自身、通信制に縁があります
実は私は通信制教育と縁が深い人生を歩んできました。
父親が通信制で大学を卒業している関係上、「俺は仕事をしながら通信で大学を出た」ことを父が何度となく話すのを子どもの頃から聞いていました。
また、1回目の大学院(早稲田大学大学院)において通信制大学をテーマに修士論文を書いています。
教員として勤務したのも通信制高校。
そのときは通信制大学の非常勤職員も同時に行っていました。
いまもオンラインメインの塾運営もしています。
こう考えると、私自身通信教育とは非常に縁がある状態だといえます。
通信制大学院の今後に向けて
通信制の魅力は「場所と時間にとらわれない」だけでなく、全国どこにいる人にも、等しく教育のチャンスが届くという点。
たとえ過疎地にいても離島にいても最先端に内容を学ぶことができるという通信制の魅力は今後の日本にとっても重要な存在であると考えています。
だからこそ、通信制の大学院の数や学生割合がさらに高まっていくことに大きな意義があると考えるのです。

いま、社会全体が「リスキリング」「リカレント教育」などのキーワードを重視する時代に入っています。
であればこそ、大学院教育をもっと通信制で提供できるようにすることは日本の教育政策としても重要なポイントになるはずです。
そして、学ぶ意欲のある社会人が「働きながら」「家族と過ごしながら」でも学び続けられる環境を整備することは、その人のキャリア形成だけでなく社会全体の活性化にもつながっていくはずです。
通信制は未来の学び方!
「大学は通信制が多いのに、大学院はほとんどない」
このアンバランスを是正することは、教育機会の平等という観点からも不可欠です。
“通信制”という学び方が、もっと多くの人の人生を変える力を持っている。
私はそう確信しています。
だからこそ、制度的に通信制の大学院が広まっていくのを個人としても応援していきたいと考えているところです。

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通信制の大学・短大・大学院は全部84校以上あります。ですが、通信制で通う大学生の割合は7.0%、通信制大学院にいたってはわずか1.4%にすぎません。働きながら学びキャリアアップを実現する手段として、もっと通信制大学院の数や学生割合が増えていくことを応援していきたいと考えています。