大学院の授業で楽しいのは
なんと言ってもディスカッション。
受講生同士であれこれ議論すると
理解も深まりますし
知識も広げることが出来ます。
せっかく大学院に行く以上、
ゼミの中でのディスカッションを
楽しんでいきたいですね!
今回はこういうお話です。
大学院はディスカッションが面白い!
いま、私は大学院で
久しぶりにディスカッションの
楽しさを実感しています。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/04/discussion-1024x683.jpg)
大学院の授業って、
単に講義を聞くだけではありません。
ゼミ(演習)の授業では
受講生同士が発表し、
質疑応答やディスカッションも行うのです。
このディスカッション、
以前から私は好きでした。
いま2回めの大学院生活をしていて
大学院でのディスカッションの楽しさを
再度実感しているところです。
専門職大学院の特徴とは?
私が在籍している
北大公共政策大学院は
「専門職大学院」というくくりです。
通常の大学院は
学術研究者の育成がメインとなっていますが、
専門職大学院の場合は
専門職の実務家養成がメインとなっています。
通常の大学院は
大学4年からそのまま進学するケースが多いのですが、
専門職大学院の場合は
社会人が入学するケースも多いです。
(もちろん、専門職大学院も
大学4年からそのまま進学する人もいます)
そのため
いま私がいる北大公共政策大学院ですと
大学4年生から直接進学した人が1/3、
留学生が1/3、
社会人経験者が1/3
…というような構成ですね。
社会人経験者のなかには
行政の仕事をしている人もいれば
民間企業で仕事をしている人、
学校教員だった人もいて
層が広いです。
違う視点からのディスカッションが面白い!
こういうメンバー構成で取り組むと
授業内でのディスカッションが
楽しくなってきます。
現役学生と社会人学生とで
ディスカッションをする場合、
着眼点が違ってくるからです。
現役学生の場合は
大学で政治学や法学を
専門で学んできた人も多いので
理論面からの発言が多く見られます。
一方、社会人学生の場合
実務上の経験や
実際の事例についての発言が
多く見られます。
理論と実践について
両者がそれぞれ語っていくので
学問上の理解がより深まっているようにも
感じられるのです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/04/discussion2-1024x683.jpg)
思えば、私も前の大学院では
現役学生の立場で
あれこれ理論面から発言していたのを
思い出します。
(かなり頭でっかちだったような気が…)
現役学生と社会人学生とで
それぞれ違った視点から議論ができるのも
専門職大学院の面白いところかもしれませんね!
(一般的な大学院では
現役学生の比率が多いので
議論の多様性がイマイチなケースもあります)
今回のポイント
大学院のゼミはディスカッションが面白い!
ディスカッションを楽しめるよう、
ルールの習得を!
ディスカッションは記憶定着率が高い!
あれこれ議論したり
話したりするのが好きな人にとって
大学院の授業はすごく楽しめるのでは
ないでしょうか。
ただ論文やテキストを読むだけでは
専門的な内容を頭にいれるのは大変ですが、
実際に議論をしたり
質疑応答したりすると
自然に専門的な内容を
頭にいれることができるようにもなります。
これ、
学習定着度を示した
「ラーニングピラミッド」という
図表でも表すことができます。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/02/learning_pyramid-1.jpg)
出典はこちら。
学習の定着度って
単に講義を聞くだけでは5%、
本を読むだけでは10%しかありません。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/12/study_book-1024x681.jpg)
ところが、
グループ討議やディスカッションをすると
定着率は50%、
他の人に教えると90%と
飛躍的に定着度を高めることが出来る、
といわれています。
だからこそ、
大学院の授業のなかで
ディスカッションを行うことは
学習を深める上で欠かせないのですね。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/04/discussion3-1024x683.jpg)
ディスカッションのルールを事前に学んでおくメリット。
…ただ、
ディスカッションって
人によっては苦手とする人も
いらっしゃいますよね。
単なる会話と違い、
(1)事実と意見をわけて説明する
(2)発言についてのみ批判をし人格否定をしない
などと
あれこれ守るべきルールがあります。
こういったディスカッションのやり方なども
うちの塾でお伝えできますので
お気軽にご相談ください。
ではまた!
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