目次
「仲間と起業したい」の問題点
「仲間と一緒にお店を開きたい!」
「親しい仲間と起業したら楽しそう…!」

誰かと一緒に起業する。
これ、楽しそうですし、そこから事業が大きく育っていくとワクワクしますね。
アップルももともとはスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックなど仲間数人で創業していますし、Facebookもマーク・ザッカーバーグがやはり大学の友人数人と創業をしています。
そこから世界的大企業になった事を考えると「仲間と起業する」のって憧れですよね。

私の周りでも、友人と一緒にカフェを開いたり、仲間で会社を立ち上げたりするケースをよく見かけます。
あるいは「藤本さん、一緒に〇〇のビジネスを一緒にやろうよ」と誘われることも時折あります。
誰かと一緒に起業するのって夢がありますが、知っておくべきはこういう起業ってたいてい上手くいかないということ。
途中で関係がギクシャクし、最悪の場合は事業が破綻してしまうという話をよく耳にします。
実際、そうやって頓挫した話がたくさんあります。
今回は、そんな「共同起業」がうまくいかない理由と、そこから学ぶべきキャリアの考え方についてお伝えいたします。
「みんなでやる」から崩れる責任
仲間と起業する。
これ、一見すると楽しく夢が溢れています。
最初のうちは「みんなで一緒に夢を叶えよう!」という熱意にあふれています。
ですが、時間が経つにつれて、その熱意は少しずつ温度差となって表れてきます。
「誰がどこまで責任を持つのか」があいまいなまま進むと、「あれ、これ誰がやるの?」「なんで自分ばっかり動いてるの?」という不満が徐々に積み重なっていきます。
起業直後ってたいてい上手くいかないので、皆が無給や持ち出しで仕事しています。
これ、ふつうの「9:00から17:00、会社で仕事をする」イメージに慣れていると「やっていられない」思いになります。
特に、起業してすぐはやることが大量にあるのでほぼ24時間対応になることも多いのに、売上がゼロに近いこともたくさんあります。
そうなっているとだんだん気持ちが下がってきてケンカや口論が絶えなくなります。

結果、みんなが辞めてしまうことが多くあります。
また、共同経営だからこそ意思決定にやたらと時間がかかってしまうのもよくあることです。
売上がないしただでさえ忙しいのに、この後の事業の方向性について創業メンバー内で意見が食い違う…。
結果、はじめて数ヶ月で失敗に終わってしまうケースがあまりに多いのです。
思いやビジネスモデルがどれだけ良かったとしても、「一緒に起業」し、「共同経営」だったせいで失敗に終わった事業もたくさんあるのです。

「ワンマン経営」は悪なのか?
仲間と一緒に起業し、共同経営をする。
その対極にあるのが「ワンマン経営」です。
つまり、1人の経営者が自分の意見をガンガン言いながら周りを引っ張っていく。
今の時代だと「対話を否定する」「独善的」と批判されるかも知れませんが、こと経営に関し「ワンマン経営」は決して悪ではないと私は考えます。
むしろ、皆で話し合って一つひとつ進めている会社はあっという間に倒産してしまいます。

なぜかというと、現代社会はただでさえ変化が激しいからです。
変化が激しいなかで毎回全部を話し合っていると初動が遅れます。
結果、意見がやっとまとまったときにはもう手遅れ、ということも多いのです。
なお、いま話しているのは中小企業の話です。
大企業になってくると多くの経営陣でじっくりと話し合いながら進めるべき物事も多くなってきます。
ですが、そんな大企業でも「ワンマン」的にガンガン進めることが求められるタイミングも多いのです。
「ワンマン経営」という言葉にはどこかネガティブなイメージがつきまといます。
ですが、私は決してそうとは思いません。
むしろ、一人の責任者が明確にリスクを背負って決断するからこそビジネスは前に進むと言えるのです。
もちろん独裁的で他者の意見を一切聞かないのは問題ですが、「最終的な責任を取る人」が明確になっている状態は組織として非常に健全です。
民主的な議論の末、「誰も納得しない無難な案」で妥協してしまうよりは、覚悟を持った一人が意思決定を下す方が結果的に組織もうまくいくことが多いのです。

私自身の起業体験から。起業は1人でやろう!
私も現在、一人で「1対1大学院合格塾」を運営しています。

すべての意思決定を自分一人で行うため、決断は早く、責任の所在もはっきりしています。
これは大きな強みです。
下手に責任者をたくさん用意しておくと、いつまでも議論がまとまらないままになってしまうもの。
だからこそ私は自分の経験から「起業は一人でやるほうがいい」と考えています。

ただ、行う起業やプロジェクトによっては何人かの力を得なければならないことも多いです。
そういう場合でも、「なあなあ」で一緒にやるよりは「誰が責任者か」をきっちり明確にさせたほうが良いように思っています。
たとえば売上が入った場合どういう取り分にするのか。
誰が何を担当するのか。
可能な限り決めておかないとあとでゼッタイ揉める事になってしまうのです。
実際、イベントを共同開催するときに「誰が最終決定権を持つのか」をはっきりさせないままだと最後までグダグダになってしまいます。
その経験から、私は「責任者は誰か?」を決める意識をもつようになりました。
どうしても誰かと起業するなら、最終責任者を決めておくべき。
ここで冒頭の事例に戻りましょう。
仲間と一緒に起業をする場合、可能であれが「誰が最終責任者か」を決めておくほうが良いのです。
そうすることでとりあえず物事は進むようになりますし、リスクの意識も明確になります。
例えば仲間3人でカフェを創業する場合を考えてみましょう。
一番よくないのは「1人100万円ずつ均等に出資して皆が社長として経営する」ということです。
この場合、メニューや料金1つ決めるのも3人で話し合いが必要になります。
そうであれば出資金額の割合を変えたり、「自分は出資だけして株主として総会時だけ発言する」形にしたり、「ふつうにカフェ店員として時給をもらう側として働く」と決めておいたりしていたほうが長続きするのです。

大切なのは、「誰がリーダーとして最終判断を下すか」を最初に明確にしておくことです。
それがないと、どんなに情熱があってもプロジェクトは頓挫してしまうのです。
キャリアの意思決定も“自分が責任者”
今回の話、起業だけではなく「キャリア形成」においても同じです。
たとえば、親や周囲の勧めで医者や公務員になった人が、ふとしたときに「自分はなぜこの道を選んだのだろう」と悩む。
そうした声を私は何度も聞いてきました。
本来、自分のキャリアは自分で決めるべきもの。
それを親や周囲に決めてもらってしまっていると、どこか他人事になります。
他人任せの進路選択では「自分で決めていない」という空虚感が生まれがちです。
結果、モチベーションや充実感を得にくくなるのです。
他にもよくあるのが、進路選択を「仲間任せ」にするケース。
中学の仲間の進路に影響されてなんとなく工業高校に進学し、そのままなんとなく就職…。
納得できているのならいいですが、そうでない場合「本当にこのキャリアでよかったのか」と思ってしまうこともあるかも知れないのです。

自分のキャリアは“自分しか責任を取れない”
キャリアの道を歩むうえで、最終的に責任を取れるのは「自分」だけです。
誰かが勧めてくれた道でも、失敗したときにその責任を取ってくれる人はいません。
だからこそ、たとえ人の意見を参考にしたとしても、最終的な意思決定は「自分自身」で行う必要があるのです。
ワンマン経営者が最終的に自分で全責任を取るように、キャリア形成も自分自身で全責任を担う覚悟が必要なのです。
まとめ!自分のキャリアにリーダーシップを
結局、自分の人生は「自分で責任を取るしかない」のです。
だからこそ、キャリアの選択も、「誰か任せ」ではなく、「自分の意思と覚悟」で決めていくことが大切です。
一人で何かを始めるというのは、確かに勇気がいります。
ですが、だからこそ成長も得られます。
起業もキャリア形成も、自分自身が責任を持って引き受けていく覚悟が必要です。
大変な分、得られることも多いのでぜひ自分自身でリーダーシップを取っていきましょう!

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「仲間と起業する」のって魅力的に見えますが、責任の所在が曖昧になり失敗しがちです。起業同様にキャリア形成も「他人任せ」ではなく自分が責任者として決断する覚悟が重要です。最終判断を他人に委ねず、自分の人生にリーダーシップを持つ姿勢を大事にしましょう!