ChatGPTを使いこなす鍵は作文力!具体的なプロンプトを書く力を高め生成AIを使いこなせ! 

Summary

ChatGPTを効果的に活用するには「作文力」が必須です。
曖昧な指示ではなく、明確で具体的なプロンプトを書くことでAIの性能を最大限に引き出せます。
仕事の効率化に役立つだけでなく、使うほどに自分の文章力も向上するため、
生成AIは人間の言語力を鍛えるツールにもなります。
業務や日常生活で生成AIを活用するなら、まずは「作文力」を高めることが重要です!

ChatGPTを使いこなすには作文力が必要

仕事においてもプライベートにおいてもいろんな側面で使用されている生成AI。

なかでもChatGPTは職場での業務効率化の点で多くの職場で活用され始めています。

このChatGPT、私のような「ひとり社長」にとっても事務作業や文書作成作業の効率アップに欠かせません。

ですが、ChatGPTを適切に活用するには「ある能力」が必要であることをご存知でしょうか?

それは自分の考えを適切に言葉にするという「作文力」です。
今回、ChatGPTなど生成AIを活用するのに作文力が欠かせない理由を説明していきます。

生成AIとは?

生成AIについて野村総合研究所(NRI)のサイトには次のように説明されています。

生成AI(または生成系AI)とは、「Generative AI:ジェネレーティブAI」とも呼ばれ、さまざまなコンテンツを生成できるAIのことです。従来のAIが決められた行為の自動化が目的であるのに対し、生成AIはデータのパターンや関係を学習し、新しいコンテンツを生成することを目的としています。

野村総合研究所サイト 「生成AI Generative AI」
https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/sa/generative_ai

人間が命令した通りの動きをして決められた結果を出力するのではなく、AI自体が学習した上で結果を出力する仕組み。

それが生成AIです。

言語生成を得意とするChatGPTのほか、画像生成や動画生成・音楽生成など様々なAIがあります。

生成AIを使うには高い作文力が必要!

ChatGPTのような生成AIを使いこなすには、意外にも高い作文力が求められます。

単にひとこと・ふたこと入力するだけではAIは思ったように動いてくれないのです。

アテンション・エコノミーのジレンマ』という本には次の指摘があります。

「生成AIを使いこなすためには、人工知能にどう入力するか――プロンプトという言い方をします―――が重要です。

普通の人は大体ひと言・ふた言ぐらいしか書き込みませんが、それでは実は生成AIの良さをほとんど引き出せないのです。

入力するところには数千字、GPT-4 に至っては数万字、書けます。

より適切に細かく書けば、その分だけ巧妙に答えてくれるわけです。

つまり、生成AIを使うためには、ちゃんとした文章を書かないといけない。

「アナログは古い、これからはデジタルだ」という時代が久しく続いていましたが、生成AIが登場してきたいま、なんと蓋を開けたら、「最新型の人工知能を使うには超アナログな能力が必要だった」ということです。」

(山本龍彦ほか『アテンション・エコノミーのジレンマ』KADOKAWA, 2024, Kindle版269/393頁)

※アンダーラインと太字は引用者

生成AI作成のためのプロンプト(指示文)に適当な指示を入れると、やっぱり適当な結果しか作ってくれません。

生成AIをフル活用するためには、プロンプトを精密に書く力が必要なのです。

正確な文章を書く作文力があるほど、AIが有用な回答を生成できるので良い結果に繋がります。

つまり、AIが進化するほど、プロンプトを作成するための自分の言語化スキルが問われているのです。

生成AIを使うには作文力という超アナログ技術が求められている…。
これが興味深いところですね。

AIを使う側が試されている!

AI技術が発展し、使い方のハードルが下がっているように見えても、AIを使いこなすのはそんなに簡単ではありません。

AIを使いこなすためには自分自身の力を高めなければ、逆に「宝の持ち腐れ」になってしまうことでしょう。

曖昧な指示だと期待する結果が得られないことがありますが、詳細にわたる明確な指示であれば、より精密な回答を得ることができます。

今の時代こそ、文章力や作文力、高めていくことが重要ですね!

作文力上達には基本を知るところから!

せっかくChatGPTを使うなら、作文力の向上が必要です。

では、どうやって作文力をつけたらいいのでしょうか?

私の塾は「1対1大学院合格塾」でしたが、もともとは作文塾としてスタートしました。

その縁で、いまも企業や公務員の方への文章作成力向上研修講師を行っています。

(札幌商工会議所主催「ビジネス文書作成能力向上研修」写真)

業務効率化にはChatGPTなど生成AI導入も必要ですが、それを行う前に「作文力」「文章力」を高めておくことのほうが重要なのですね。

そのために1対1大学院合格塾の「小論文試験必勝シリーズ」を熟読するところから始めるのがオススメですよ!

良いプロンプトを書くための2つのポイント

ではどういうプロンプトが書けるといいのでしょうか?

そのためには「具体的にプロンプトを書く」ことと「文脈を意識すること」が重要です。

ポイント1)具体的にプロンプトを書く!

「具体的にプロンプトを書く」とは、AIに期待するアウトプットをできる限り詳細に指定することです。

たとえば、「マーケティング戦略について文章を書いてください」という指示ではなく、「ソーシャルメディアを活用したマーケティング戦略について、中小企業向けの具体的な手法を挙げながら、論理的に説明してください」といった詳細なプロンプトにすることで、AIはより的確に応答できます。

ポイント2)文脈を意識してプロンプトを書く!

「文脈を意識する」とは、AIが正確に理解するために、指示に関連する背景情報を提供することです。

これは特に専門的なトピックに関しプロンプトを書くときに役立ちます。

例えば、先程のマーケティング戦略ですとマーケティング戦略のうちどの手法に注目してほしいかなど背景となる情報を伝えていくことでより性能の良い回答が得られるようになります。

どんな結果が欲しいのかを他者に伝わるように言語化する!

私も日々仕事にChatGPTを使っています。
ChatGPTの回答がイマイチなときは「自分が書いたプロンプトのどこが問題だったか」を検討することになります。

不思議なのですが、ChatGPTを使うことで自分の言語力(文章力・作文力)が上がっていくのです。

人間と違い、ChatGPTは「雰囲気」や「空気感」では動いてくれません。

「なんとなくいい感じでまとめておいて」と口頭で言うことがありますが、ChatGPTはそういう「なんとなくいい感じ」がイメージできないのです。

なのでChatGPTを使うほど逆に自分の文章力・作文力も上がっていくのですね。

より質の高い回答をAIに書いてもらうためプロンプトの練り直しをする中で自分の文章スキルも鍛えることができるのです。

このように、AIとの対話は、相互に学び合いながら成長していく体験とも言えます。

結論!作文力を鍛えて生成AIを使いこなそう!生成AIで作文力を鍛えよう!

生成AIを使いこなすためには高度な作文力が不可欠です。
同時に、生成AIを使っていると自分の作文力がイヤでも鍛えられます。

自分の作文力を高めつつ生成AIを使う。

そうすると、生成AIの使い方だけでなく自分の作文力もどんどん鍛えられていきます。

これからの時代、生成AIというデジタルツールを使いこなすために、アナログな能力である作文力も意識して鍛えていきましょう!

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