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漢字の多い文章は読みづらい!
漢字とひらがなのバランスは
【3 :7】を目指そう!
目次
漢字が多いと、異常に読みづらい!!!
突然ですが、
次の文章を見てみて
どう思いますか?
「此の度の御訪問、誠に有難う御座います。」
この文章、
読みやすいでしょうか?
それとも読みにくいでしょうか?
あなたはどう思います?
…おそらく
読みにくいと思います。
何故読みにくいかと言うと、
【漢字ばっかり】だからですよね。
「此の度の御訪問、誠に有難う御座います。」
漢字が多いと、
ホント読みにくいです。
では読みやすくするには
どうしたらいいのでしょうか?
漢字とひらがな、理想のバランスは3:7!
一番の理想は
漢字とひらがなが
【3:7】
になるようにすることです。
「ちょっとひらがなが
多いかな」
…というレベルで書くほうが
読みやすいです。
日本語は年々「ひらがなを多くする」方向に進化している!
実は日本語って年々
【ひらがなを多くする】
方向に進化しています。
そっちのほうが
圧倒的に読みやすいから、なのですね。
心持ち、【ひらがな多め】で書くと
分かりやすく書くことができます。
逆に明治時代の文学や
昭和初期の文章を見てみると、
大体は【漢字ばっかり】です。
たとえば夏目漱石の作品に
『彼岸過迄』という小説があります。
『彼岸過迄』とかいて
「ひがんすぎまで」と読みます。
発表された明治時代では
この表記で問題はなかったのです。
ですが。
いまの感覚で見ると
『彼岸過迄』って、
読みづらいですよね。
現代風に書き直すとこうなります↓
「彼岸過ぎまで」
「まで」などの助詞は
【ひらがな】で書くほうがわかりやすいのです。
いま、日本語は
ひらがなを多くする方向に動いています。
もっと具体的に
「ひらがなに直すべき言葉」については
こちらをぜひご参照ください↓
パソコンでは「変換しすぎ」に注意しよう!
パソコンを使っていると、
必要以上に【漢字】に変換してしまいがちです。
冒頭の文章も、
ただ【変換キー】だけを押していると
なんでもかんでも漢字になってしまうのです。
何も考えずに変換ばかりしていると
漢字ばっかりの文章になってしまうのですね。
そんなとき、
手間ですが、
「変換」した結果 漢字になった文章を
再度ひらがなに直すのが効果的です。
そうすることで
読みやすい文章を書くことが可能になりますよ!
冒頭の文章を書き直すと…
では、冒頭の文章を考えてみましょう。
「此の度の御訪問、誠に有難う御座います。」
非常に硬い印象の文章ですね。
「ひらがな多め」になおしてみましょう↓
「この度のご訪問、誠にありがとうございます。」
いかがでしょうか?
こっちのほうが
スッキリ読みやすくなりますね!!!
なんでもかんでも漢字に変換する必要は
全く必要ありません。
「こんな漢字を知っているなんて、
オレは偉い!」
たまにそう考えて
なんでもかんでも漢字に変換する人がいますが、
読みやすい文章を書く際に
漢字自慢は不要です。
漢字とひらがな、
バランスは【3:7】を意識してみてくださいね!
今回のポイント
今回のポイントです。
漢字の多い文章は読みづらい!
漢字とひらがなのバランスは
【3 :7】を目指そう!
・・・・・・・・・・・・・・・・
ひらがな多め、を意識しよう!
漢字とひらがなのバランス
【3:7】というのは
だいたいのイメージです。
ですが、
意外と漢字ばっかりで重くなりがちなので
【ひらがなが多い】と感じるレベルで
文章を書くとちょうどよくなります。
…実はこの内容、
9/2に網走市で行われた
団体職員研修でもお話しました。
「文章作成力向上研修」のなかで、
【漢字が多いと読みづらい】というテーマで
講座を行ったのですね。
この講座。
ありがたいことにアンケートにも、
「講師の具体例が的確で
わかりやすかったです」「ちょうどいままさに困っている部分が
聞けたので参考になりました」
とたいへん好評でした!
ぜひこの講座の内容を
なにか1つでも実際に使ってみていただければ
とても嬉しいです。
どうぞ今後ともよろしくおねがいします!
ではまた!
☆文章の書き方のコツを100以上まとめました!
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