余計な「という」「こと」が文章を読みづらくしている!シンプルに書くと相手に伝わる!

今回のポイント
わかりやすい文章を書く
基本は「引き算」にある!
ムダな部分を削りまくる!

 

 

「どうやったらもっと分かりやすい文章を書けるようになりますか?」

 

札幌駅前 作文教室ゆうという
塾を経営していると、
時折こういうご相談を受けます。

文章を書いても、
イマイチ相手に伝わらない。

読んでも意味が伝わらない。

 

 

そういう文章を書いている場合、
相手の時間も無駄にします。

書く自分の時間もムダになります。

 

 

「だから、
どうやって文章を書いたらいいんだろう…」

 

悩んでしまいますよね。

 

 

わかりやすく書くには、ムダな表現を削ること!

そういう場合、
私がオススメすることがあります。

 

 

それは
「削る」
ということです。

 

文章を書く場合、
ついついやってしまうのが
あれこれ「付け足す」ことです。

(まあ、私も
よくやってるんですけどね)

 

「これだと、
よくわからないかもな…」

そう思い、
次々内容を追加します。

余計な説明をします。

 

するとだんだん
文章がゴテゴテの
厚化粧のようになってしまうのです。

 

 

白い・より白い・もっとも白い。一番白いのはどれ?

 

 

以前、私は
こういう文章を書きました↓

 

 

 

「白い」
「より白い」
「もっとも白い」。

 

 

この3つの中で一番白いのはどれでしょう?

 

 

 

 

 

…正解は
一番上の「白い」なんですね。

 

 

一見すると
「より」や「もっとも」が
付いたほうが「白さ」が際立つ気がします。

 

 

でも、
「より」「もっとも」は
対象とするものの中で
「より白い」「もっとも白い」だけです。

 

 

灰色のネズミの集団の中で
「より白い」「もっとも白い」ネズミを探しても、
あまり白くないこともあるのです。

ここから分かるのは
「白い」を際立たせるための
「より」「もっとも」などの装飾は
はっきり言うと「ムダ」ということです。

 

 

余計なことを削ったほうが
本質が伝わる、
ということです。

 

ムダな「という」「こと」を削れ!

 

 

実際、
ムダな内容・
回りくどい表現を削ったほうが
わかりやすくなります。

 

 

 

特に、
多くの人がついつい使っている
「という」「こと」を削るだけで
文章はスッキリ読みやすくなるものです。

 

例えば、です。

 

次の文を見てみましょう。

「文章を書くということは
私にとって
極めて難しいことだ」

この「という」や
「こと」はムダであるかもしれません。

  「文章を書くことは
   私にとって
   極めて難しい」

 

こう書き直しても
意味は同じです。

 

 

であれば、
余計な「という」や「こと」を
削っても何ら問題ないのです。

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

わかりやすい文章を書く
基本は「引き算」にある!
ムダな部分を削りまくる!

 

今回例にあげた
「という」や「こと」。

 

人によっては
しょっちゅう使っている人も
多いです。

「私は文章を書くということが
苦手です」

「メルマガというツールを
活用するということが
今後のビジネスを加速させるという点で
有効なことです」

さすがにここまで書けば
「くどさ」がわかりますが(笑)、

ついつい無意識に「という」や「こと」を
多用する人は多いです。

 

 

なるべく回りくどい言い方を
削りまくり、
シンプルに文章を作っていく。

 

それが相手に伝わる文章づくりの
第一歩です。

 

 

 

ドイツの哲学者・ショーペンハウエルも
言っています。

「だから著者を
「飾り気がない」と言ったら、
 それはほめ言葉だ。

その著者はおそれることなく、
あるがままの自分を見せている、
ということを意味する。

概して自然で飾らないものは
人を惹きつけ、
これに対して何事も、
不自然な気取りは、
思わず人をしりごみさせる。

また真の思想家はみな、
思想をできる限り純粋に、
明快に、
簡明確実に表現しようと努める。

したがってシンプルであることは、
 いつの時代も真理の特徴である
 ばかりでなく、
 天才の特徴でもあった
(『読書について』64-65頁)

 

余計な言い回し・
ムダな表現を削りまくったほうが
相手に伝わりやすくなるのが文章の世界です。

 

 

そのなかでも
「という」「こと」は
ついつい多用しがちなので

まずは「削りまくる」意識をもって
文章を読み直してみてはいかがでしょうか?

 

 

ではまた!


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