序論の役割は結論と全体の流れを示すこと!小論文は【序論-本論-結論】で書け!〜小論文試験必勝シリーズ2

今回のポイント

小論文の構造の基本は
【序論-本論-結論】。
序論では全体の結論と流れを示す!

小論文の書き方で困っていませんか?



「どうやったら小論文が書けるようになるのだろう…?」

大学院入試などで頻出の
小論文の問題。



いったい、どう書けばいいか
悩む人も多いかもしれません。


そこで今回も
「小論文」の書き方をお伝えしますね!

小論文が得意な人は「設計図」を意識している!

前回の記事では
「小論文ががニガテな人・得意な人の明確な違い」として

ニガテな人は積み木型、
得意な人は設計図型で書いている、

とお伝えしました。


小論文を書くときには
設計図のようにまず全体の構造を掴むことが
必要なのです。


その設計図として
【序論-本論-結論】という3つの流れがあることを
お伝えしました。


今回からはその詳細です。

まずは【序論】の書き方をお伝えしていきます。

序論の書き方!ポイントは結論をサッサと示すこと!


【序論-本論-結論】の序論。

ここではまず
「この小論文全体の結論」や
「どういうふうに論を展開するか」を
提示する必要があります。


たとえば賛成-反対を問うような小論文なら

「私は●●に対し賛成である」

このように最初から自分の考えを書いておくのです。

(より本格的に書く場合、
 自分のことを「私は」ではなく
 「筆者は」と書くようにしましょう)

多くの場合、もったいぶってなかなか結論を言わない人が多いですが、
それだと採点者が困ってしまいます。

まずは全体の結論を短く示しておく。

すると読む人に伝わりやすくなるのです。

課題文がある場合の対応法

課題文がある場合、
まずは簡単に課題文の要約をしましょう。

次のように記載します。

「課題文の著者は〜〜〜〜と指摘している。
 この点に私は賛成である」


賛否を明確にした後の続け方

賛成・反対などを明確にした後は
次のような続け方をしましょう。



「私は●●に対し賛成である。
 その理由を3点にわけて述べる」

あるいはこう書くこともできます。


「私は●●に対し賛成である。
 それは〜〜〜という理由からだ。
 以下、この内容を詳しく述べていく」

このパターンをもっと詳しくすると
こう書くことも出来ます。

「私は●●に対し賛成である。
 それは〜〜〜という理由からだ。
 本稿では〜〜〜という視点から
 検討していく」

序論の目的は【論点先取り】にある

序論の書き方としてはこのようなものになるでしょうか。



まずはこれから書く小論文自体が
どのような流れになっているか、
どのような主張をするかを
明確にするのがポイントです。


これ、業界的には【論点先取り】といいます。

このあと小論文で論じる内容を
最初に示してしまうのです。


【論文先取り】をして
この後どう論じるかを序論で示してあると
読む人が安心します。

「あ、この小論文はこういう流れで説明するんだな〜」

それがわかると
安心して読み解いていけるのですね。


これはちょうど旅行ガイドと同じです。



旅先でガイドさんに案内してもらうとき、
これから一体どこに連れて行かれるかがわからないと
不安になります。


でも、ガイドさんから一言
こう言われたらどうでしょうか?


「これから札幌時計台に向かいます。
 時計台までは札幌駅から歩いて10分ほどです。

 基本的にまっすぐな道ですので
 街路樹の紅葉に注目しながら
 ついてきてください」



最初にこう聞いておくと
安心してついていくことができますよね。

小論文の「序論」はまさに
ガイドさんと同じ働きをしているわけなのです。


まずは小論文全体で何を言おうとしているか
(賛成か反対かなど)を明確にし、
この後どのように論じていくか【論文先取り】を行う。

すると読む人にとって伝わりやすい小論文になるのです。


今回のポイント


小論文の構造の基本は
【序論-本論-結論】。
序論では論点の先取りと全体の結論を示す!

序論の次は本論-結論。

今回は【序論-本論-結論】という流れのうち
「序論」の部分に絞って解説をしてきました。

続く「本論」と「結論」の部分を
次回解説していきますので
ぜひ小論文の学習にお役立てください。

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