小論文の構造の基本は
【序論-本論-結論】。
序論では全体の結論と流れを示す!
小論文の書き方で困っていませんか?
「どうやったら小論文が書けるようになるのだろう…?」
大学院入試などで頻出の
小論文の問題。
いったい、どう書けばいいか
悩む人も多いかもしれません。
そこで今回も
「小論文」の書き方をお伝えしますね!
小論文が得意な人は「設計図」を意識している!
前回の記事では
「小論文ががニガテな人・得意な人の明確な違い」として
ニガテな人は積み木型、
得意な人は設計図型で書いている、
とお伝えしました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/10/sekkeizu.jpg)
小論文を書くときには
設計図のようにまず全体の構造を掴むことが
必要なのです。
その設計図として
【序論-本論-結論】という3つの流れがあることを
お伝えしました。
今回からはその詳細です。
まずは【序論】の書き方をお伝えしていきます。
序論の書き方!ポイントは結論をサッサと示すこと!
【序論-本論-結論】の序論。
ここではまず
「この小論文全体の結論」や
「どういうふうに論を展開するか」を
提示する必要があります。
たとえば賛成-反対を問うような小論文なら
「私は●●に対し賛成である」
このように最初から自分の考えを書いておくのです。
(より本格的に書く場合、
自分のことを「私は」ではなく
「筆者は」と書くようにしましょう)
多くの場合、もったいぶってなかなか結論を言わない人が多いですが、
それだと採点者が困ってしまいます。
まずは全体の結論を短く示しておく。
すると読む人に伝わりやすくなるのです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/06/newspaper-683x1024.jpg)
課題文がある場合の対応法
課題文がある場合、
まずは簡単に課題文の要約をしましょう。
次のように記載します。
「課題文の著者は〜〜〜〜と指摘している。
この点に私は賛成である」
賛否を明確にした後の続け方
賛成・反対などを明確にした後は
次のような続け方をしましょう。
「私は●●に対し賛成である。
その理由を3点にわけて述べる」
あるいはこう書くこともできます。
「私は●●に対し賛成である。
それは〜〜〜という理由からだ。
以下、この内容を詳しく述べていく」
このパターンをもっと詳しくすると
こう書くことも出来ます。
「私は●●に対し賛成である。
それは〜〜〜という理由からだ。
本稿では〜〜〜という視点から
検討していく」
序論の目的は【論点先取り】にある
序論の書き方としてはこのようなものになるでしょうか。
まずはこれから書く小論文自体が
どのような流れになっているか、
どのような主張をするかを
明確にするのがポイントです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/04/pen2-683x1024.jpg)
これ、業界的には【論点先取り】といいます。
このあと小論文で論じる内容を
最初に示してしまうのです。
【論文先取り】をして
この後どう論じるかを序論で示してあると
読む人が安心します。
「あ、この小論文はこういう流れで説明するんだな〜」
それがわかると
安心して読み解いていけるのですね。
これはちょうど旅行ガイドと同じです。
旅先でガイドさんに案内してもらうとき、
これから一体どこに連れて行かれるかがわからないと
不安になります。
でも、ガイドさんから一言
こう言われたらどうでしょうか?
「これから札幌時計台に向かいます。
時計台までは札幌駅から歩いて10分ほどです。基本的にまっすぐな道ですので
街路樹の紅葉に注目しながら
ついてきてください」
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/10/tokeidai-1024x768.jpg)
最初にこう聞いておくと
安心してついていくことができますよね。
小論文の「序論」はまさに
ガイドさんと同じ働きをしているわけなのです。
まずは小論文全体で何を言おうとしているか
(賛成か反対かなど)を明確にし、
この後どのように論じていくか【論文先取り】を行う。
すると読む人にとって伝わりやすい小論文になるのです。
今回のポイント
小論文の構造の基本は
【序論-本論-結論】。
序論では論点の先取りと全体の結論を示す!
序論の次は本論-結論。
今回は【序論-本論-結論】という流れのうち
「序論」の部分に絞って解説をしてきました。
続く「本論」と「結論」の部分を
次回解説していきますので
ぜひ小論文の学習にお役立てください。
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次回もどうぞよろしくおねがいします!
ではまた!
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