「学生はもっと勉強しろ」経団連・中西会長発言から見える、今後のキャリアアップの仕方とは?

今日のポイント
大学も企業も教えてくれないなら、
自分で学ぶしかない!!!

 

就職活動って、大変ですよね。

いま、経団連のトップである
中西会長の発言が波紋を広げています。

 


(写真はウィキペディアより)

 

中西会長の発言。

それは、

「学生がしっかり勉強するよう、
大学には有意義な教育を実施してもらいたい」

という発言です。

 

これだけ聞くと
まっとうな発言のように聞こえますよね。

 

 

でも歴史的な流れを考えると
ちょっと違うなあ、
と思ってしまうのです。

 

★【参考】
勘違いにも程がある経団連会長「学生はもっと勉強しろ」発言の何様

勘違いにも程がある経団連会長「学生はもっと勉強しろ」発言の何様

 

これまで、
日本企業、
特に経団連に入っているような大企業は
大学教育にほとんど価値を置いてきませんでした。

その象徴がユニクロが提案した
「大学1年生で内定を出す」
という制度です。

 

 

内定後はインターンシップと称して
店員経験と研修を通じ、
卒業後は即戦力の社員としての活躍を
期待する、という流れです。

 

もはや大学で何を学ぶか、
大学で何をしたかに関係なく、
「自社で社員を育成してしまおう」
という思いで行われた制度です。

 

ユニクロ同様、日本の企業、
特に大企業は大学教育に価値なんて
おいてこなかったのです。

 

なぜ日本企業は大学教育に
価値を置いてこなかったか?

 

それは企業内での教育や研修を行うという
「前提」があったからです。

 

 

それが「終身雇用制度」や「年功序列制度」として
残っていたわけです。

 

 

上下関係という
濃密な人間関係の中で、
社会人としてのあり方・
仕事の仕方を教えていくという流れがあったからです。

 

 

だからこそ、
これまでの日本企業は
大学にあまり期待していませんでした。

 

 

それどころか、
大学の教育を「邪魔する」形で
企業が動いてきたわけです。

 

 

たとえば、当然ですが就職活動って
企業の営業日である平日に行われます。

 

 

会社説明会やセミナー、
就職試験や就職面接、
OB訪問を行う場合、
だいたいは平日に授業を休んで
行くわけです。

 

 

私が学生の頃は
大学3年生の10月から、
就職活動が始まっていたように思います。

 

 

就職活動をするなら、
当然ながら授業を休むわけです。

 

 

また、大学4年生は
たとえ授業中であっても
「非通知」でかかってくる電話にでるため
外に飛び出します。

 

 

何故かと言うと、
「次の面接日程」や
「内定が出た」という通知が
非通知でかかってくるからです。

私も学生時代、
携帯片手に教室を飛び出す
学生をたくさん見てきました。

  「これって、本当にいいのかな?」

そんな気持ちで見ていました。

 

 

そればかりでなく、
大学4年生が10/1、各社一斉に内定式を行うというのも
その1つです。

 

当然ですが、
その日 大学生たちは大学を休んで参加するわけです。

 

 

また内定後も、
会社に何度も呼び出し、
何度も研修を受けることになります。

 

 

課題をこなしていくことにもなります。

 

 

 

いくら大学4年生の授業は少ないからとは言え
学校よりも企業にしょっちゅう出向く生活に
なってしまいます。

 

 

大学の授業には、
それなりに考えられた
「カリキュラム」があります。

 

ところが日本の就職活動制度は
そのカリキュラムをズタズタにしているわけです。

 

つまり、日本の企業は
大学教育の質を壊し続けていたわけでもあります。

 

 

学生が勉強に集中できないような状況を
企業が率先して作り出していたわけです。

 

 

その点 欧米では
就職活動は「卒業後」に始まります。

 

大学教育を企業が邪魔することは
ないわけなのです。

 

 

日本の企業、
特に日本の大手大企業は
大学教育をズタズタにしてきたわけです。

 

 

にもかかわらず、
中西会長が
「学生はもっと勉強しろ」
といっています。

 

 

なんか、
「ちょっと違うよな」と
思ってしまうのです。

 

 

 

さきほど、かつての日本企業の話をしました。
「終身雇用制度」や「年功序列制度」が生きていたからこそ、
大学教育がズタズタでも
企業内で社員を育成できたのです。

 

ところが、
もう終身雇用制度も年功序列制度も
あまり意味をなしていません。

 

自分が定年になるまで、
企業が存在し続けている保証も
なくなってしまったのです。

 

にもかかわらず、
就職活動の制度は
昔のままです。

 

 

 

大学の授業のカリキュラムを
企業の就職活動が
邪魔ばかりするようになりました。

 

 

 

その上、
企業内でも人を育てられなくなっています。

 

かつてのように
濃厚な上下関係や終身雇用制度のなかで
じっくりと人を育てられなくなっています。

 

最近「在宅ワーク」や「テレワーク」が
もてはやされています。

これ、あまり指摘されていませんが、
これらが会社で多用されるようになると、
人を育てる機会が大きく減ります。

 

直接顔を合わせないので
仕事上のアドバイスや
ビジネスマナーに対する注意も
行うことができないのです。

 

 

 

ここまでのことを総合すると、
要するに【今の大学生は悲惨】というわけです。

就職活動がはじまると、
大学の授業がズタズタにされる。

それでいながら
入社後はあまり企業内で
スキルアップを図ることもできない。

 

 

大変な状況というわけです。

 

 

 

では、この状況を乗り越えるにはどうすればいいのでしょうか?

 

 

結局は
自分で勉強するしか、
ないように感じます。

(中西会長発言と同じになってしまうのが残念ですが)

 

 

特に、会社内でビジネスマナーや敬語、
文章作成方法などを学ぶ機会が
減っているとするならば、
自分から学びに行く必要が出てくるわけです。

 

おまけにこれらのスキルは
大学の授業でも教えてもらえないものが
ほとんどです。

かつては会社内で
「勝手に」学べていたこれらのスキルを、
自分で学ぶ必要が出てきたわけです。

 

 

ちょうど私も企業研修を行っています。

これは会社のすすめで受講する方もいらっしゃいます。

また、自分から有給制度を使って
受講なさる方もいらっしゃいます。

 

大学でも会社の中でも学ぶ機会がないなら
自ら求めていくしか、
スキルアップのチャンスはないのです。

 

 

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今の時代、
大学の授業も、
はたまた企業内教育も、
それほど期待できないようになりました。

 

 

この時代にキャリアアップを
実現していくためには
自ら学ぶ意識が本当に重要になっています。

 

現に、作文教室ゆうの受講生の方も、

   「もっと自分がキャリアアップしたい!」

という切実な思いで
お越しになっている方もいらっしゃいます。

 

 

こういった方のお力になれるよう、
私も益々、
スキルアップや勉強が必要だと思っています。

 

 

私も頑張っていきますね!

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ではまた!


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