偉い人に「よろしく伝えてほしい」と上司から言われた場合、どう書くの?スピード敬語法で一発クリア!

 

偉い人に「よろしく伝えてほしい」と上司から頼まれるケース

 

こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。

 

社会人の方の講座で
「スピード敬語法」
というものをお伝えしています。

 

難しい日本語の「敬語」を、
速攻で使うためのコツを
お伝えする講座です。

 

(☆文末の商工会議所セミナーでも
お伝えする予定です!)

 

すでにブログでも、
敬語の基本の記事を書きましたね。

 

ちょうど先日も
受講生の方に
「スピード敬語法」について
お伝えしました。

 

その折、
こんな質問をいただきました。

「先生、では
こういう場合の敬語って
どうなるんですか?」

 

なかなか
ややこしいものだったので、
ちょっとここで、
考えてみたいと思います。

 

会社の上司である山本課長から、
関わりのある大学教授の
伊藤先生に対し、
「くれぐれもよろしく」
と伝えることをメールする場合の
文面です。

 

送り先は伊藤先生になります。

 

受講者の方は
こういう文面を書いていらっしゃいました。

山本が、伊藤先生にくれぐれも
よろしくお伝えくださいと
申しておりました。

 

 

この文面が
正しいかどうか、
という質問でした。

 

 

さあ、この文章、
正しいかわかりますか?

 

 

 

 

結論から言うと、
いろいろ問題があります。

 

 

 

では、どう書けばいいのでしょうか?

 

 

「スピード敬語法」!「 」を使う法

 

「スピード敬語法」的には、
ほとんど考えずにこのように
書き直します。

 

 

時間は
一瞬です。

山本より
「伊藤先生にくれぐれも
よろしくお伝えください」
とのことでした。

 

いかがでしょうか?

 

「 」で山本課長のセリフに
することで、
敬語問題がほぼほぼクリアされるのです!

 

これで問題ないのですが、
「 」を使わない場合をどうするか、
です。

 

 

面倒ですが、
次の流れで行います。

 

まずは敬意の対象の整理を行おう

 

敬語を考える場合、
まずは「敬意の対象」の整理を
行う必要があります。

 

「スピード敬語法」で
使っている表をまず出します↓。

 

今回のケースを当てはめてみます↓

 

 

敬意を払うべき相手は誰でしょうか?

 

当然、伊藤先生ですね。

 

敬意の対象も入れ込んでみます↓

 

ここでは「D」と「B」に敬意を
表わせば良いことがわかります。

 

 

 

 

 

「 」を使わないで書き直したのが
こちらです。

 

山本が伊藤先生に
どうぞよろしくお伝えくださいと

申していました。

 

細かな、解説!

 

解説1
「くれぐれも」は、山本課長から
「私」(書き手)に言っている
「念押し」の言葉です。

単なる「念押し」を、
そのまま伊藤先生にお伝えするのは
おかしいです。
そのため「どうぞ」に直します。

☆「 」を使う場合は
あくまで山本課長が「私」に言った、
という流れになるので
直す必要性はないのです。

 

解説2
「申しておりました」は
「申す」(謙譲語)に
「おる」(謙譲語)を付けています。

二重敬語なので誤りです。

そのため、
「申していました」にします。

解説3)
「伝えてほしい」は敬語でないので
「お伝え下さい」になる。

 

 

・・・いかがでしたでしょうか。

日本語の敬語って、
ホント難しいですね〜!

 

でも
「スピード敬語法」の1つである
「 」を使う法を使うことで
細かい問題を考えずに済みます。

 

それこそ
一瞬で悩まずに文章が
書けるのです。

 

こっちのほうがいいですよね!!!

 

大事なのは
「すぐ使える」
ことですよね!

 

 

☆上司・お客様からモテる敬語術の基本は
こちらもお読みください。

知らないと恥!上司にモテる敬語術

 

私が札幌駅前で毎月開催しているビジネスマナー&敬語講座でも、
このような「スピード敬語法」、
お伝えしています!!!

ではまた!

一歩先行く!ビジネスマナー&敬語講座 のご案内


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