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教育訓練休暇給付金制度とは?
「大学院に行きたいけど、仕事しながらじゃそんな余裕はない…」
「仕事と家事が忙しい上に、学費の負担も大変…」
そういう思いをあなたは持っていないでしょうか?

社会人の究極のキャリアアップに直結するのが大学院進学。
でも、仕事しながら通うのはなかなか大変です。
夜間に授業を開講している大学院も一部にはありますが、多くのところは日中に授業が設定されています。
そのため「通学時間をどう捻出するか」が大きな課題となっています。
さらには、大学院進学には国立大学大学院でもトータルで約136万円ほど必要です。
(入学金約30万円、年間学費約53万円×2でトータル約136万円)
これだけの金額をどう捻出するかも頭痛の種です。
教育訓練給付も使えるけれど…。
この学費負担について、「教育訓練給付」制度を活用すると学費負担をグッと減らすことが出来ます。
教育訓練給付制度とは、職場で2年以上勤務している場合 学費の2割(「専門実践教育訓練給付」の場合最大8割)が学習後 還付されるという制度です。
一部の大学院のプログラムで利用可能なこの制度。
うまく活用すれば学費負担をグッと抑える事が可能です!
たとえば、先程 国立大学大学院ではトータルで約136万円必要と言いましたが、「専門実践教育訓練給付」に該当する場合、最大8割還付なので実負担を約51.2万円(入学金約30万円+実質学費約21.2万円)まで下げることが出来ます。
実に約84.8万円もオトクに大学院に通える計算になります。

※どの大学院が教育訓練給付の対象になっているかはこちらの厚労省サイトから検索してみて下さい(指定は毎年変わりますので要チェックを!)→https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/
※教育訓練給付について、フリーランス(個人事業主)や会社役員、公務員は使用できないので注意してみて下さい(雇用保険を支払っていないことが理由です)。
※教育訓練給付制度の詳細はこちらをご覧下さい↓)
休んでいる間にも給料が出る?!教育訓練休暇給付金に注目を!
この教育訓練給付制度、たいへん便利なのですがあくまで支援の対象が「お金だけ」でした。
なので仕事しながら大学院に通う「時間捻出」が課題でした。
働く社会人の場合、「長期履修制度」を活用することができます。
これは2年分の学費で3〜4年掛けて大学院修士課程修了を目指せるという画期的な制度です。
ただ、長期履修制度を使う場合「教育訓練給付」が使えなくなるというデメリットがあります。
使う際はこの点のみ注意してみて下さい。
実は2025年10月から、新たに「教育訓練休暇給付金制度」がスタートします。
これは在職中に「キャリアアップ休暇」「リスキリング休暇」を職場に申請する場合、休暇取得中の賃金の一部を国が補助する仕組みです。

企業によっては大学院進学や留学などのために1〜2年間休みを取る「キャリアアップ休暇制度」「リスキリング休暇」制度を設けていることがあります。
こういう企業に所属している場合、休暇取得中に「失業保険相当分の賃金が国から支給される」という制度が始まるわけです。
対象となるのは雇用保険に加入して5年以上働いている雇用者の方。
最大150日分の休暇に対して賃金の5〜8割が支給されます。
たとえば月収35万円の方が活用すると、月19万5千円程度が給付される計算です。
この教育訓練休暇給付金制度のいいところは、教育訓練給付金制度の対象となっていない大学・大学院であっても、進学のために「キャリアアップ休暇」を活用するだけで支給対象になるというところです。
つまり、「会社のキャリアアップ休暇制度を使って大学院進学したい」場合、どの大学院を狙っても制度が使えるのがポイントです。
オススメは1年制修士課程!
この「教育訓練休暇給付金」制度が一番役立つのは「1年制修士課程」制度をもつ大学院で学ぶ場合でしょう。
一部のMBAや公共政策大学院、早稲田大学のスポーツ科学研究科などで設定されているこの「1年制修士課程」の制度、1年間の「キャリアアップ休暇」を使うと休暇期間内で修士課程をすべて終えることが出来ます。
キャリアアップ休暇制度によっては「1年間」のみが対象になっているケースもあるので、1年制修士課程を設置している大学院に進学する場合 特に相性がいい制度だと言えます。

※ご自分の行きたい大学院が2年制の修士課程しかない場合も諦める必要はありません。
こちらの方法を試してみて下さい↓
まだまだ不備もありますが…
こういう説明を聞いて、次の意見を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
「給料の一部しか出ないじゃないか」
「1年間キャリアアップ休暇を取った場合、150日しか支給されないのは困る…」
そういう意見を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、これまでキャリアアップ休暇中の給与は「0円」だったことを考えると、大きな前進だと言えます。
それに、この手の制度は場合によっては「制度が年々拡充していく」ケースも多いです。
なので、大学院進学を目指す社会人にとって強い味方となる制度だと言えるでしょう。

制度に物足りないところがあるのは事実ですが、ここからに期待していきましょう!
注意点!会社に無給の「教育訓練休暇制度」がないと使えない!
この「教育訓練休暇給付金制度」制度ですが、使用するには会社の中に「キャリアアップ休暇」「リスキリング休暇」など、「無給の教育訓練休暇制度」がなければ使用できないことに注意が必要です。
在職状態を維持しつつ大学院進学・大学進学などのため休暇を取れる制度として社内に「キャリアアップ休暇」「リスキリング休暇」などの名称の制度がないと使用できないのです。
ある調査ではキャリアアップ休暇・リスキリング休暇など無給の教育訓練給休暇制度がある企業はたった7%しかない、ということ。
せっかく国の「教育訓練休暇給付金制度」があっても使用できない会社のほうが圧倒的多数なのです。
なのでこの制度を取り入れる企業が増えることを祈りたいところです。
まずはあなたの会社にキャリアアップ休暇やリスキリング休暇など「無給の教育訓練休暇制度」が整備されているか、人事課や総務課などに尋ねてみて下さい。

教育訓練休暇給付金 活用のメリット!
まだまだ課題も多い「教育訓練休給付金」制度ですが、うまく活用することで社会人の大学院進学がグッとやりやすくなる制度となっています。
制度メリットをまとめてみました↓
- (1)収入を確保しながら学べる!
通常、仕事を休んで学び直しをするのは経済的なリスクが伴いますが、この制度なら生活基盤を維持しつつスキルアップが可能です。 - (2)長期的なキャリア形成に直結!
AI、デジタル、経営学、看護・医療など、新しい知識や資格を身につけることで、昇進や転職、キャリアチェンジのチャンスが広がります。 - (3)企業にとってもプラス!
従業員の学び直しを支援することで、組織の人材力強化や業務改善につながります。
特にこの(3)については企業経営者・人事担当の方にぜひとも検討いただきたい点です。
人口減少社会において人手確保は重要な課題になります。
優秀な人材を獲得し引き止めるためには企業の福利厚生に魅力があることも大きなポイント。
まだ自社に「キャリアアップ休暇制度」など「無給の教育訓練休暇制度」が整備されていない場合、これらを新設することで優秀な人材を引き止めやすくなります。
別に会社として給料を出さなくてもいいので、会社の負担もそれほどありません(休暇中の仕事の整理・人手確保程度です)。
なので国の教育訓練休暇給付金制度を従業員が使用できるようにしていくのがオススメです!
活用のステップ
この教育訓練休暇給付金制度を使う際、次のステップで考えてみて下さい。
- キャリアの方向性を明確にする
「今の仕事でさらに専門性を高めたいのか」「全く新しい分野に挑戦したいのか」など、自分の将来像を描くことが第一歩です。 - 対象となる制度があるか探す
職場にキャリアアップ休暇など「無給の教育訓練休暇制度」があることが申請の大前提になります。まずはその制度があるか調べましょう!
そのうえで、大学・大学院での履修、専門学校、各種資格学校通学など具体的に何を学ぶのかを明確にしていきましょう。
(教育訓練休暇給付金制度は教育訓練給付制度と併用可能です。国が指定する講座リストも参考にしましょう) - 勤務先と相談する
制度を活用するには休暇の取得が必要です。
業務への影響を踏まえ、早めに上司や人事部と相談して計画的に進めましょう。 - 申請と実行
制度利用には会社からの申請が必要です。
書類の準備や講座の受講証明が必要なので、事前に流れを確認しておくと安心です。

まとめ!教育訓練休暇給付金制度の積極活用を!
教育訓練休暇給付金制度は、働きながら新しい一歩を踏み出すための強力な制度です。
「忙しいから学べない…」と諦めるのではなく、制度を上手に活用し、自分の可能性を広げていきましょう。
学び直しは、未来への最大の投資です。
せっかくの制度をフル活用し、あなたの未来につなげてくださいね!

☆教育訓練休暇制度の詳細はこちらもご参照下さい。
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大学院進学はキャリアアップの大きな一歩ですが、学費や時間の確保が課題です。教育訓練給付制度を活用すれば最大8割の学費還付が可能。さらに2025年10月開始の教育訓練休暇給付金制度を使えばキャリアアップ休暇中も賃金の一部を受け取りながら学べます。制度を上手に活用し、未来への投資につなげましょう!