目次
大学院=若者、というイメージを持っていませんか?
「大学院って若い人が行くものじゃないの?」
「いま40代だけど、今から大学院を目指すのは遅いのでは…?」
社会人の究極のキャリアアップにつながるのが大学院進学。
毎年約7,000~8,000人もの社会人が大学院に入学してキャリア形成に取り組んでいます。
ですが、なかには「大学院ってせいぜい若者がいくものだから40代・50代の人間が行ってもいまさら遅いのではないか」と不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
私は「社会人大学院 合格請負人」として1対1大学院合格塾を運営しています。
塾開業の2016年から、大学院を目指す社会人の方を合格に導いてきました。
この経験からの結論をお伝えします。
大学院進学に「年齢の上限」はありません。
むしろ、社会人としての経験を積んだ今だからこそ、大学院という新たな学びの場があなたの人生に大きな可能性を広げてくれるのです。

今回は「大学院に年齢の上限はありません!」というテーマでお伝えします!
大学院進学者の9割は現役学生…でも
文部科学省の学校基本調査によれば、毎年修士課程に進学する院生は約8.5万人です。
うち約1万人が留学生ですが、残り約7.5万人の9割は学部からそのまま進学する現役学生です。

☆出典:大学院関連参考資料集(https://www.mext.go.jp/content/20240711-koutou02-000037014_7.pdf)
この数字を見ると、「社会人の大学院進学ってかなり珍しいのでは…?」と思われるかもしれません。
でも、ここで強調したいのは、10人に1人は社会人として大学院に進学しているという事実です。
これは決して小さな割合ではありません。
さらに、「社会人大学院」と呼ばれる分野では状況が大きく異なります。
たとえばMBAや公共政策大学院、教職大学院などに目を向けると、社会人の比率はおよそ50%近くにまで高まります。
つまり、大学院は「若い人だけが行く場所」ではないのです。
30代・40代が中心という大学院も多数ありますし、50代・60代、さらには70代で進学された方もいます。
年齢を重ねたからこその強み
うちの塾には本当にさまざまな年代の方がいらっしゃいます。
30代・40代の方はもちろん、60代で定年直前に進学された方、定年後に新しいキャリアを目指して大学院を目指された方もいらっしゃいます。
とくに印象的だったのが、定年退職直後に研究者を目指して大学院進学された方です。
この方は海外勤務の経験を活かし、大学院の研究テーマを構築。
1年間かけて一緒に準備を行い、研究系の大学院に見事合格されました。
その後、修士課程を優秀な成績で修了し、卒業式では卒業生代表(総代)として修了証書を受け取られたそうです。
(成績が優秀であれば、年齢関係なく総代になれます)

そしてさらにはそのまま博士後期課程に進学なさったと聞いています。
大学で非常勤講師としても活躍されています。
このように、人生の第2幕・第3幕を大学院で切り拓いていくことができるのです。
年齢を理由にあきらめるのはもったいないのです。
「何歳まで大丈夫?」というより「今、行く理由があるか?」
実際、「何歳まで大学院に行けますか?」というご質問をよくいただきます。
ですが、重要なのは年齢の上限ではなく、「今、自分が学ぶ理由があるかどうか」です。
たとえば、子育てが一段落した40代の看護師の方が、専門看護師の資格を目指して大学院に進学されたケースもあります。
その方は無事に合格し、現在は大学院で学びながら新しいキャリア形成に取り組んでいらっしゃいます。
この方の事例では、子育て中心の日々から「専門看護師」として新たな活躍するための助走期間として大学院を活用なさっていた、と言えます。
大学院は新たなステージへの“助走”をする場でもあるのです。
キャリアチェンジや資格取得、研究者への道などなど、さまざまな選択肢を現実のものにする手段として、大学院はとても有効な手段です。
特に、これまでの違う人生を生きる・キャリアチェンジをするうえで大学院は有益です。
(だからこそ、うちの塾のキャッチコピー「社会人大学院で人生大逆転!」ができるわけです)

40代・50代からの進学を成功させる3つのステップ
ある程度年齢を重ねてからの進学には、特有の準備や計画が必要です。
ここでは、進学を成功に導くためのステップを3つご紹介します。
ステップ①:目的を明確にする
「転職したい」「研究者になりたい」「資格を取りたい」。
まずはこうした動機をはっきりさせることが、志望理由書や面接対策にも直結します。
ステップ②:情報収集を怠らない
大学院によっては社会人枠や長期履修制度が用意されています。
オンライン対応の授業や、夜間・土日開講のプログラムなどもチェックしておきましょう。
ステップ③:生活との両立計画を立てる
いくら自分が学びたいと思っていても、家庭や職場の協力がなければ実現しないことも多いです。
家族の協力を得たり、職場と相談して働き方を見直したりと、日常とのバランス設計が非常に重要になります。
人によっては転職などこれら調整に数年かける方もいらっしゃいますが、準備することで大学院進学の夢を実現しやすくなるのです。

「大学院=若者の世界」ではありません
かくいう私自身はいま37歳で北海道大学の公共政策大学院に通っています。

自身2度目の大学院進学ですが、入っていて思うのは大学院は必ずしも若者の空間ではない、ということです。
普通に社会人の方も多いですし、社会人大学院生では自分より年上の方が多くいらっしゃいます。
こういう点からも、「大学院は年齢を問わず人生を変える舞台になり得る」と言えます。
大学からそのまま進学する大学院生の場合、目的が不明確で「就職がイヤだから進学する」というケースもしばしばあります。
一方、40代・50代から進学なさった方ほど目的が明確で、研究テーマに深みがあり、学びの質も高い傾向があるのです。
まとめ!「まだ間に合う」ではなく「今が最適な時期」
大学院進学に「遅すぎる」なんてことはありません。
今のあなただからこそ学べること、築けるキャリアがあるはずです。
たとえ10年前に戻れたとしても、今と同じモチベーションや覚悟は持てなかったかもしれません。
だからこそ、「今」が最適なタイミングなのです。
ぜひ、社会人としての大学院進学に一歩踏み出してみてくださいね!
新たな世界が広がっていくはずですよ!

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なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。
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40代・50代からの大学院進学は決して遅くありません。文科省学校基本調査でも社会人の大学院生は年間7,000-8,000人と全体の約1割。大学院によっては半分以上が社会人というところもあります。今こそ学ぶ理由があるなら、それが最適なタイミングです。社会人の経験が学びに深みを与えてくれるからこそ年齢関係なくチャレンジしてみませんか?