研究は一人では進まない!大学院では勉強会・研究会に参加しよう!

藤本研一

Digest!
研究って、一人でやるとたいてい行き詰まります。
それを防ぐためにゼミがあるのですが、
人数が多いと発表回数はほとんど回ってきません。

そのとき役立つのが自主的な勉強会・研究会です。

探すとあれこれ見つかるので
大学院にいく以上 参加してみるのがいいですよ!

基本的なことも質問できますし。

研究はひとりで進めるものではない!

大学院での研究って、
基本的には「自分ひとり」で
対応するものだと思われています。

ですが、これは正しくありません。



研究って、ゼミで発表して
あれこれダメ出しやらアドバイスやらを聞くことで
進んでいくものだからです。

(私も修士課程のとき、
 博士課程の先輩の研究に
 あれこれダメ出ししていました。

 いま思うと申し訳ない限りです…)

ゼミだと年2回しかチャンスがない?!

ですがゼミだけでアドバイスを貰う形ですと
数が限られます。


実際、人数の多い大学院のゼミですと
前期・後期に1回ずつくらいしか
発表の機会がないこともあるからです。


すると、修士2年間の間にゼミ発表は
合計4回だけ。

これだけの回数で研究を進めていくのは
なかなか大変なのです。

そのため必然的に
指導教員と個人的にアポを取って
相談に行くことになります。


でも・・・。

人にもよりますが、
指導教員に相談するのって
勇気がいりますよね(笑)

人にもよりますが、
指導教員に相談するのって
勇気がいりますよね(笑)


特に偉い先生であればあるほど、
初歩的なことを聞きにくいです。

例えば

「インタビューデータって
 どうやって分析したらいいんですか?」

「このエクセルのデータを
 分析するにはどの関数を使ったらいいのですか?」

などとおいそれと聞くわけにはいきません。

そういうとき、
うちの塾でもアドバイスを行っていますので
お気軽にご相談いただければと思うのですが、

また別の対応方法があります。

それは
院生同士で勉強会を実施する、
というものです。


大学院内の自主ゼミに注目!

私の所属する北海道大学の
公共政策大学院では
院生の自主ゼミが運営されています。

こういう場所では
通常のゼミや指導教員との面談と違い、
かなり初歩的なことでも相談しやすいことが
多いです。

こういう自主ゼミ、
けっこういろんな大学院に存在しているようです。

進学した大学院にそういう自主ゼミがあれば
参加なさるのもいいですし、
なければ作ってしまうこともできます。

会の中では修士論文のテーマを
各自が持ち回りで発表してコメントする形でもいいですし、

1冊本を決めて
1章ずつ毎回読んで議論していく形でもいいですね。

こういう自主ゼミのような勉強会をやっていると
なにか研究が行き詰まった際にも
いいアドバイスをもらうことができるのです。


(先程の「インタビューデータの分析方法」や
 「エクセルの関数」も、
 気軽に聞けますね!)

前の大学院時代も勉強会・読書会に出ていました



思えば早稲田大学大学院にいた際も
社会学分野の勉強会や読書会などがあれこれありました。

早稲田だけでなく
東大や立教などの院生が主催している勉強会にも
顔を出していました。

ほかにも自分でも読書会を開催し、
カフェで友人と毎回レジュメを作って
話していたのが懐かしいです。


(この読書会の流れ、
 社会人となったあとも続いています。
 一時期は5つ読書会を毎月開催していた時期も
 あるほどです…)


大学院での研究、
一人だけでやっているとツラいですし
モチベーションも続きません。

サボってしまう自覚がある人は
ぜひ誰かと勉強会をやってみるのをおすすめします!

今回のポイント


研究は自分ひとりだけで進めるものではない!
勉強会・研究会で一緒に進めるのがオススメ!

研究会に参加中!

実はいまも私は
勉強会(研究会)に参加しています。

あるご縁で
「働きながら社会人大学院で学ぶ研究会」という
会に参加させていただいているのです。

(Facebookグループの画像より)


私の大学院のリサーチペーパー(修士論文のようなもの)のテーマが
【社会人が大学院進学しやすくなるための制度設計】なので
テーマの近さから参加しています。


前回Zoomで顔合わせがありました。

この研究会では院生だけではなく
大学教員の先生も参加なさっています。

仕事をしながら修士号や博士号をとった方が多く
大変刺激になりました。

(足を引っ張らないように頑張らねば…)

勉強会参加で研究者気分!


よく考えてみると、
大学の研究者の世界でも
あれこれ勉強会・研究会は開催されているものです。

勉強会・研究会に参加してみることで
研究者気分を味わうこともできます。


研究って
自分ひとりでコツコツ進めるものでは
ありません。



志や関心を同じくする人たちと
一緒に切磋琢磨しながら進めていくことで
自分ひとりでは得られない視座も
手に入れられるものです。

そのためには
研究会のなかで
ただ情報を「テイク」するのではなく、
自分にできることを「ギブ」していくことも
求められます。

大学院を目指す以上、
ぜひなんらかの勉強会・研究会に
参加したり自分が開催したりするのが
オススメですよ!


ではまた!


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