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大学院も卒業式シーズン!
3月も後半に差し掛かり、いよいよ卒業シーズンですね!
私の運営する1対1大学院合格塾から大学院に合格した方々が、今年何人も卒業式を迎えていらっしゃいます。
「無事卒業できました!」という連絡も多数頂いており、とても嬉しく思っています。
(うちの塾は「受かって終わり」ではなく、大学院に受かったあと・大学院の授業サポートも行っています!)
私はいま仕事をしながら北海道大学の公共政策大学院(通称:HOPS)に通っています。
公共政策大学院でもあす3月25日に卒業式が行われます。
私自身はまだ卒業ではありませんが、同期の仲間たちが今回卒業するので卒業祝賀会には参加予定です。
大学院を修了する方、特に仕事をしながら大学院での学習もやりきった方の喜びの声を聞けると嬉しいですね!
「やり切った!」という表情やコメントを聞くたびに、こちらまで嬉しくなりますね。
さて、卒業式の際 黒いローブ(アカデミック・ガウン)と帽子(角帽)をつけている人を見たことはないでしょうか?

これ、卒業式の重厚さを示すアイテムですが、実はこの衣装、見た目のインパクト以上に深い歴史と象徴的な意味が込められているのです。
今回はガウンと角帽に込められた意味合いを解説します!
黒いローブと四角い帽子の正体は?
卒業式で見かける、黒いローブのような衣装。
まるで法廷で裁判官が着る法服のような厳かな雰囲気を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

(法服はこちら↑)
大学の卒業式などで着るこの衣装、上着を「アカデミックガウン」と呼びます。
また、帽子は「角帽」といいます。
こちら、ヨーロッパの中世の大学で誕生した伝統的な装いとなっています。
ヨーロッパの中世は「小氷期」とも呼ばれる寒い時代。
寒さの厳しい中、石造りの建物という凍えるような環境の中でも学問を追求する学生たちが、勉強中に着ていたものがこのガウンです。
つまり、ガウンは単なる礼装ではなく、寒さに耐えひたむきに学問を追求した証でもあるのです。
「角帽」のほうは書物をイメージして四角形になっている、と言われています。
寒い中ガウンを着て書物を何冊も読み抜くというヨーロッパ中世からの精神がアカデミックガウンと角帽に反映されているわけです。

ところで、卒業式で「蛍の光」を歌う学校もあります。
あの歌もホタルや雪の光で勉強した、という精神が込められています。
アカデミックガウンや角帽の精神と「蛍の光」の精神。
どちらも「苦学」を乗り越えて学を修めたことを示しているという共通点があるのが面白いところですね!
タッセルを動かす意味とは?
この角帽ですが、角帽の頂点からは「タッセル」と呼ばれる房飾りが付いています。
卒業式では、このタッセルを右から左に移すという動作が式のクライマックスとして行われることがあります。

(本当の最後は矢沢ライブのように角帽を投げる場所もあります)
このタッセルの移動こそが、「学生から卒業生へと立場が変わった」ことを示す象徴的な儀式です。
タッセルが右の時は在校生、タッセルが左の時は卒業生、という意味になるからです。
…実は私も卒業式の際、タッセルを移動するという儀式を経験しました。
単に位置を変えるだけなのですが、ちょっとした達成感と誇らしさがありました。
「学びを終え、次のステージに進む」という大きな節目を、この小さな所作に託しているわけです。
ちなみに、卒業式の際他の教職員もアカデミックガウンと角帽を被っていますが、教職員は「卒業生」であるので当然タッセルは「左」につけています。
よければ注意してみてみてください。
実はレンタルできる!?ガウンと角帽の費用感
このガウンと角帽、学校によっては卒業式用にレンタル制度が整えられているケースがあります。
例えば東京大学ではレンタルが約15,400円、購入すると税込約52,800円とのことです。
明治大学・早稲田大学・小樽商科大学でもレンタルの制度があることを受講生の方から伺ったこともあります。
レンタル費用や購入価格に差があることもありますが、伝統ある大学・大学院では着用する人も多いようですね。
中には個人でネットなどを通じてレンタルし、卒業式に臨む方もいらっしゃるようです。

せっかくの卒業式、アカデミックガウンと角帽で参加するのも良さそうですね!
なぜ憧れる人が多いのか?
中には「大学院を目指した理由のひとつが、このガウンと角帽を着たいから」という方もいらっしゃいます。
「いつかあれを着て胸を張って卒業したい」という思いが、学びを続ける原動力になった方もいます。
たしかに、あの衣装には「自分の努力が形になった」「最後までやりきった」という達成感を感じさせてくれる力がありますよね。
以前インタビューを伺った方も、卒業式の際にガウンを着るのが憧れだったと教えて下さいました↓
日本の卒業式はガウンにぴったり?
ヨーロッパやアメリカの大学では5~7月頃に卒業式が行われます。
当たり前ですが、この時期にガウンを着るとタイミングによってはかなり暑いように感じます。
もともとが「寒さをしのぐために来ていたガウン」なので、着なくてもいい時期にわざわざガウンを着るのはちょっと違和感があります。
一方、日本では3月という寒さが残る季節に卒業式を行っています。
この時期、ガウンを着るのにちょうど良い時期だと言えるかもしれません。
なので日本の学校でもアカデミックガウンを着る習慣、もっと広まっていいのではないかと思っています。
卒業式は努力の象徴、そして新たな旅立ち
大学院の卒業式は、単に学びの終わりを示すものではありません。
それは「ここまで学び抜いた」という努力の証であり、同時に「これからどう生きるか」という問いを投げかけてくる儀式でもあります。
ガウンを羽織り、角帽をかぶり、タッセルを移す。
この一連の流れの中に、自分自身の成長と新たなスタートを感じる方も多いはずです。

あなたも卒業式を目指してみませんか?
「どうせなら、ガウンを着て大学院の卒業式に出てみたい」
こういう思いから大学院を目指すのもアリだと私は考えます。

せっかくなので、こういった思いから大学院受験をスタートするのもオススメです!
始めるなら今が絶好のスタートのタイミング。
もちろん、ひとりで目指すのが不安な場合は、ぜひ私の塾にご相談ください。
社会人の大学院受験を1対1でサポートしていますし、守秘義務も守っていますので安心してご相談いただけます。
学ぶことで人生を切り拓く。
その第一歩として、ガウンと角帽に袖を通す自分をイメージしてみてくださいね!
あなたの挑戦を応援しています!

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なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。
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大学院も卒業シーズン。卒業式でアカデミックガウンと角帽を着用するケースもありますが、こちらにはヨーロッパ中世の大学の精神が生きています。ガウンは寒さに耐えて学習したこと、角帽は書物のイメージとなっています。苦学して学びを修めた意味が込められているわけですね!大学によってはレンタルも可能なのでチャンスが有れば着てみてください!