大学院進学をするなら「働きながら」がベストである理由!所得税と社会保険料に注意を!

今回のポイント

「退職して進学」する場合の落とし穴。
税金と社会保険料の計算をしておこう!

大学院進学、退職するか勤務を続けるか問題

「大学院進学をしたいんですけど、
 思いきって退職するか、
 それとも勤務を続けるか悩んでいるんです…」

時折、体験授業の際などに
進学後「退職する」か、
それとも「働きつづける」か
悩んでいるとのご相談を
伺うことがあります。


勉学に専念するため退職するか
それとも勤務を続けるか。


けっこう悩みますよね…。


当然、ご自身の状況によって
判断は変わってくることと思います。

可能なら「働きながら進学」を!


私自身の考えを言うのでいいのであれば、
大学院に通う場合にオススメしているのは

「働きながら進学する」

というルートです。

働きながら進学する場合、
仕事が忙しいなかなので当然大変ですが
給料を得ながら勉強できるというメリットがあります。



学費捻出も容易ですし、
大学院で学んでいることを
すぐに職場に役立てることもでき
有益な点も多いです。

(社会人向けの大学院の場合、
 勤務と両立しやすい設計をしてあることも多く、
 その点でも続けやすいです)

退職して進学する場合、税金と社会保険料に注意を!

人によっては勉強に集中するため
退職して進学するというルートを
考える方もいらっしゃいます。

この場合、勉強に専念できるメリットはありますが
「経済面」でなかなか大変です。


この「経済面」というのは
家計や学費負担だけではなく
税金や社会保険料も含まれます。

うちのブログでも過去に書いていますが
実は退職した場合
税金や社会保険料の負担が
一気に重くなる側面があります。


   

税理士ではないので
正確な話ではないかも知れませんが、
ここでは税金と社会保険料について少し説明をします。


国民の義務である納税。

そのメインの1つである所得税は
前年の所得に対して
かかってきます。

仮に退職前の手取りが
約460万円だったとしましょう。

この金額は
所得税や社会保険料が引かれたあとの
金額となっています。

パッと調べてみたサイトによると、
手取りが約460万円の場合、

所得税が20万500円、
住民税が30万8,000円、
社会保険料が90万円引かれての
数字となっているようです。

(けっこう、税や社会保険料負担って大きいですね…)

つまり、実質の年収は600万円、
そこから140万8,500円引かれて
約460万円になっているわけです。

☆こちらのサイトを参考にしました↓
 https://crea-lp.com/blog/welfare/annual-income-6million-tax/

退職1年目は税金と社会保険料負担がめちゃくちゃ重い…!


退職して大学院に進学する場合、

「退職して収入が0円になるんだから
 当然所得税などもかからないのでは」

と考える人が時折いらっしゃいます。


たしかに、退職して2年目は
その考え方に近くなります。


でも退職1年目は
前年度の所得に関して
所得税や社会保険料がかかってきます。

この場合、
年収600万円・手取り約460万円という数字に合わせた
所得税や社会保険料が請求されるわけです。


…おまけに社会保険料などは
会社が半分払ってくれていた分を
自分が払う必要も出てきます。


手取りが大きかった人ほど、
意外と負担は大きくなってくるのです。


退職して進学する際は学費負担以上の負担の覚悟を…!


これを考えますと
退職して進学する場合、
経済的負担が意外と大きいことが
伝わってきます。

大学院の授業料は
国立大学の場合
初年度が入学金込で約90万円、
2年目以降が約60万円というところが
多いイメージです。

(私立大学の大学院の場合
 国立大学並のところもあれば
 はるかに高額なところもありますので
 注意が必要です)


学費の負担だけを考えて、

「あ、貯金でなんとかなりそうだ」

と思って進学すると
税金と社会保険料で困ってしまうケースも
出てくるのです。



フジモトの大失敗!

…実は私、
塾開業の際に同様の失敗をしたので
よくわかります。

ろくに塾経営の経験もなく教員を退職して起業したこともあり、
「売上ゼロ・お客様0名」状態が
退職して半年続きました(苦笑)

そんな状態でも
所得税や社会保険料の請求は
きちんと届きます。


社会保険料については
前職が私立高校の教員だったので
「私学共済」の「任意継続制度」を活用して
月2万円ほどに収まっていました。

(退職すると国民健康保険に切り替わりますが、
 その場合負担は倍以上になっていたはずです)

でも、当時はホントにお金がなかったので
この2万円が納められない時がありました。


そんな折、運悪く妻が体調不良になり
病院に一緒に向かった際、

「無保険」扱いで
かなりの金額を支払った記憶があります…。



…まあ、
あのあときちんと納付をしたので
還付を受けることが出来たのでよかったのですが、

税金や社会保険料の負担が意外と無収入では
厳しいことを実感した次第です。


なので、
「退職して大学院進学」を目指す際は
税金と社会保険料負担についても
いちおう想定しておくことをオススメします!

(もちろん、税金と社会保険料負担を払えるだけの
 余裕があれば退職して進学も
 全く問題ございませんのであしからず)



場合によってはフルタイムの仕事から
パートタイムに切り替える人もいるかも知れません。


(看護師さんの場合、
 比較的やりやすいかもしれません)

こういう形でもいいので
「働きながら」通学するのがオススメですよ!



今回のポイント


「退職して進学」する場合の落とし穴。
税金と社会保険料の計算をしておこう!

「働きながら大学院進学」がおすすめです!

今回は「退職して進学」する際に考えるべき
税金と社会保険料について
お伝えしました。


社会保険料については
会社が負担してくれている分もあるので

何も考えずに退職→国民健康保険切り替えをする場合
負担額にビックリするケースが多いです。

なので私は
「働きながら」大学院の通学をするのを
オススメしています。


「働きながら大学院」は長期履修制度が強い味方に!


「でも働きながら大学院に行くのって
 2年では難しいのでは?」

そういうご意見をお持ちの方も
いらっしゃるかも知れません。

実は大学院には
「長期履修制度」というものが
あります。


これは2年間の学費で
3〜4年間在学することができる
という制度です。

(大学院出願の際に
 長期履修制度を使うかどうか
 申告が必要なケースもあるのでご注意ください)



端的に言えば
4年間の長期履修をする場合、

年間半分の通学で
大学院の卒業ができる、

ということになるわけです。


今回のまとめ

今回のまとめです。


大学院進学をする際は
税金や社会保険料も考慮した上で
進路を考えてみていただけましたら幸いです!

(なお、配偶者控除などは今回無視しています。

 配偶者が働いている場合などは
 税負担などは変わってきますので
 ご自身で調べてみていただけましたら幸いです)



ではまた!