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社会人が大学院に進学するまでの流れを徹底解説!
「自分のキャリアアップのために大学院に行きたい…。でも、どんな流れで準備したらいいんだろう?」
社会人としてキャリアアップをするため大学院進学を検討している方も多いのではないでしょうか?
働きながら大学院に進学することで、専門性を高めたり、新たなスキルを習得したりすることが可能です。
その結果、入学前には思ってもみなかった未来が待っているかも知れません。
ですが、社会人の大学院進学は情報が限られています。
どういう流れがあるかを知らなければ無駄な努力に終わってしまう可能性があります。
大学院進学のプロセスには6つのステップがあり、計画的な準備が必要なのです。
今回は、社会人が大学院に進学するまでの流れを解説します!
社会人の大学院進学の流れ6ステップ
1. 進学する目的を明確にする(目的意識の明確化)
まず最初に行うべきは大学院に進学する目的を明確にすることです。
自分はなぜ大学院にいきたいのか。
何を学びたいのか。
これを明確にしましょう。
大学院で学ぶことは最低でも2年という時間と150万円ほどのお金をかける大きな投資となります。
(私立大学の場合、さらに学費が高いケースがあります)
そのため、「なぜ進学したいのか」「何を学びたいのか」という目的意識を明確にすることが重要です。
目的意識の例
例えば以下のような内容を参考にしてみてください。
- キャリアアップ:専門知識を深め、職場での昇進や転職を目指す。
例)「データサイエンティストとしてIT業界に転職したい」 - 新たなスキル習得:リスキリングや新しい分野へのチャレンジ。
例)「いまの専門にプラスして、公共政策に関する知見を身に着け仕事に役立てたい」 - 自己成長:学術的な知識を深め、自分自身を成長させたい。
例)「学会発表ができるようになりたい」「大学で教鞭をとりたい」
進学の目的が明確になると、大学院の選定やその後の進学プロセスがスムーズに進みます。
2. どの大学院や専攻を選ぶかリサーチする
目的意識を明確にした後はどの大学院にするか、どの専攻を選ぶか、どの先生のもとで学びたいかをリサーチしましょう。
大学院は、研究型の大学院と専門職大学院に大きく分けられます。
研究型の大学院が大学教員や研究者などの育成を重視しているのに対し、専門職大学院は経営・法律・教員・公共政策・会計などの分野の専門家育成を重視しています。
社会人の方の場合、専門職大学院を目指すことで自己の職業上の専門性を高めキャリアアップを実現しやすくなります。
(もちろん、大学教員や研究者を目指す場合は研究型の大学院を目指すのもありです)
研究型の大学院・専門職大学院どちらを目指すか決めた後も、どの大学院にするか・どの分野にするか・何を学びたいかについてインターネットなどで検索しながら探していく必要があります。
場合によっては「どの先生のもとで学びたいか」と指導教員を明確にする必要があります。
大学院の情報を集める際は大学院のサイトを見るほか「スタディサプリ社会人大学・大学院」のサイト(または冊子)を見てみるのがオススメですよ!
スタディサプリ社会人大学・大学院
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大学院探しでチェックするべき要素
実際にどの大学院やどの専攻がいいかを考える際、以下の要素を参考にリサーチを行ってください。
- カリキュラム内容:希望する分野の講義やゼミが充実しているかどうか
- 通学形式:オンライン学習、夜間・週末コースがあるかなど/通学場所が職場や家から近いか
- 卒業後の様子:卒業後の進路/OB・OGとのつながり
例えば、あなたが今後の行政のあり方や「まちづくり」を学びたい場合【公共政策大学院】などが候補となります。
このように自分のキャリアゴールに合ったプログラムを選ぶことが、進学の成功に直結します。
なお、大学院では英文学専攻などでない限り、語学の授業の履修は必須ではありません。
「語学を学ぶために大学院に行きたい」と思っていても、そういう授業がないケースもあります。
同様に「統計学を学びたい」と思っていても、そういう授業がそもそも用意されていないケースもあります。
授業カリキュラムなどをサイトで確認し、「自分が受けたい授業が提供されているか」を確認するようにしましょう!
3. 出願条件とスケジュールを確認する
志望校が決まったら、出願条件とスケジュールを確認します。
大学院の出願には、いくつかの書類や試験が求められる場合が多いです。
以下は一般的な出願条件です:
- 学歴:大学卒業資格が必要なように思われていますが、実際は「出願資格審査」を受けることで高卒・専門卒であっても受験可能です。
出願資格審査を受ける場合、実際の出願期間の1ヶ月ほど前に専門の書類審査が行われることになります。
うっかり締切を忘れないように注意しましょう! - 職務経験:MBAや専門職大学院では、数年間の職務経験が求められることもあります。
- 英語試験:出願時にTOEFLやTOEICなどのスコアの記載が求められるケースがあります。
大抵は「直近2年間」の点数が求められるので「久しく受けていないな…」という場合は受験を志した時点で英語の試験を受験しておきましょう! - 志望理由書・研究計画書:なぜその大学院で学びたいのか・何を研究したいのかを明確に説明する書類が必要です。
この書類作成には数ヶ月の時間がかかることがありますので余裕を持って取り組みましょう! - 推薦状:職場の上司や教授などからの推薦状が必要なケースがあります。
(東京大学大学院などでは推薦状が2通必要なケースがあります)
自分一人でこれらの書類を用意するのはなかなか困難なことが多いです。
まして、忙しい社会人の方ですと「志望理由書の書き方」を調べつつ書類を作っているとそれだけで時間がなくなってしまいます。
弊社をはじめとした大学院受験予備校・塾を活用するのがオススメです。
出願スケジュールの確認は必須!
出願スケジュールは大学院によって異なっています。
大抵の大学院は8〜9月と1〜2月の年2回の入試を行うことが多いですが、難関大学院ですと「8〜9月の1回のみ」というケースもあります。
スケジュールが過ぎてしまっていれば当然ながら受験のチャンスが1年先送りになってしまいます。
なので手帳に締め切りを記載し、締切を死守しながら準備していきましょう!
このスケジュール管理も、社会人場合 ひとりだけで行うと破綻するケースが多いです。
弊社をはじめとした大学院受験予備校・塾を活用するのがオススメです。
4. 受験対策を行う
大学院受験の本番では筆記試験や面接試験が行われます。
特に面接試験はほとんどの大学院で実施が必要です。
専門職大学院など社会人をメインとしている大学院の受験においてもアカデミックな能力が問われることがあります。
適切な対策を行いましょう!
受験対策の方法
以下のような対策が有効です。
- 過去問題の分析:志望校の入試過去問題を手に入れ、出題傾向をつかむ。
- 面接練習:面接が課される場合、志望理由やキャリアビジョンを的確に答えられるように準備をする。
- 小論文の練習:小論文試験が出題される場合、小論文の書き方を身に着け、実際に書く練習を行う必要があります。
- 専門知識の習得:専門書を読み込み、専門知識習得に励みましょう。
5. 入学試験を受ける
書類審査を通過すると、次は筆記試験や面接が待っています。
面接では、進学の理由や将来のキャリアビジョンについて質問されることが多いです。
また、筆記試験は、研究計画書やプレゼンテーションなどが課されることもあります。
しっかりと準備をし、自分の強みをアピールできるようにしましょう。
6. 合格後は入学に向けた準備を万全に。
無事に合格通知を受け取ったら、入学手続きや学費の準備を進めます。
社会人の場合、学費負担が大きい場合もありますので、日本学生支援機構の奨学金制度や教育ローンを利用するのも一つの方法です。
また、在職中に大学院に通う場合、仕事との調整など仕事と学業の両立を考慮する必要があります。
日本学生支援機構の奨学金制度を活用する場合、社会人は入学後に手続きを進めることになります。
まとめ!早めのスタートで着実に大学院合格を勝ち取ろう!
社会人が大学院に進学するまでのプロセスは、目的の明確化から始まり、志望校の選定、出願、そして受験まで、いくつものステップを踏むことが必要です。
計画的に準備を進めることで、仕事と学業を両立させながら、キャリアアップに向けた一歩を踏み出すことができます。
ただし、仕事をしながらこれらを着実に進めるのは困難なことが多いです。
専門機関の活用をし、最短距離で対策を進めるのをオススメです。
いずれにしても大学院進学を検討している方は、ぜひ早めに準備を始め、自分の可能性を広げるための新しいチャレンジに取り組んでみてください!
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社会人が大学院に進学するためには(1)目的意識の明確化、(2)どの大学院や専攻を選ぶかリサーチする、(3)出願条件とスケジュールを確認する、(4)受験対策を行う、(5)入学試験を受ける、(6)合格後は入学に向けた準備をするという6つのステップが必要です。仕事と学業を両立しながらキャリアアップを目指すため、計画的な準備が鍵となります。確実に合格を勝ち取るためには塾・予備校などの専門機関の活用もおすすめですよ!