目次
「キャリアアップを科学する」第18弾!
「あと少しでいいから給料を上げたい…」
「もっと自分らしく活躍したい…」
そんな思いを実現するためには、
キャリアアップの方法論を正しく知ることが必要です。
今回も「キャリアアップを科学する」シリーズを
お届けします!
前回はキャリアアップを成功させるための
時間管理術について詳しく見てきました。
今回は、キャリアアップを続ける上で
非常に重要なモチベーション管理について
詳しく見ていきます。
モチベーション管理の重要性
キャリアアップを目指す道のりは長いです。
1年がかり、
あるいは数年がかりで
取り組むときもあります。
また、広い意味で見れば
仕事を引退するまで、
人によって人生を終えるまでが
キャリア形成の対象になります。
仕事を引退後も
ボランティア活動や
地域貢献活動をする場合
これもキャリアになります。
キャリアレインボーの視点では
仕事引退後の家庭生活も
一種のキャリアと考えますので、
この点でいうと人生最後までがキャリア形成、
といえます。
☆キャリアレインボーの考え方はこちら↓
道のりが長いからこそ、
キャリア形成には途中で困難なこともあります。
その中でモチベーションを保ち続けることが
非常に重要です。
モチベーションが高い状態であれば、
目標に向かって継続的に努力することができ、
結果としてキャリア形成の成功に近づくことができるからです。
「成功に近づく」と書いていますが、
キャリア形成には「失敗」はありません。
このテーマで次回お伝えしますね)
ですがモチベーションが低い状態だと
「今日くらいはいいかな…」と
キャリア形成への準備をサボり出します。
「いつか転職したい…」
「そのうち資格も取りたい…」
そう思うものの、
なんにもしないまま
不本意に仕事をただ続けてしまう…。
そういう人もいるかも知れません。
このように
忙しい日々の中でモチベーションを保つのは困難です。
なのでモチベーションを維持するための具体的な方法を
見ていきましょう!
モチベーション維持法1)SMARTな目標設定を!
モチベーションを維持するためには、
明確な目標を設定し、
それを視覚化することが大切です。
その時のポイントは
「SMART(スマート)」な目標設定をすること、
です。
SMARTとは
Specific(スペシフィック 具体的)、
Measurable(ミージュアブル 測定可能)、
Achievable(アチーバブル 達成可能)、
Relevant(レラバント 関連性)、
Time-bound(タイム-バウンド 期限)の略です。
つまり、
具体的で測定可能であり、
達成可能であるだけでなく目指すゴールと関連性があり、
期限がある目標を設定するのが大事、
ということです。
例えば
やみくもに
「英語ができるようになるため、とにかく英語を勉強する」
と決めてもあまり効果はありません。
それは英語といっても
英会話力なのかTOEICの点を高めるのか
「具体的」でないだけでなく、
どのレベルまで英語ができるようになりたいかという
目標が見えないので「測定可能」でもないからです。
その点で「達成可能」でもありません。
(英検やTOEICであれば
合否や点数が出るので測定可能です)
ほかにも何のために英語ができるようになりたいのか
明確でないので
「とにかく英語を勉強する」ことが
自分のキャリア形成に「関連性」があるわけではありません。
「いつまでに英語ができるようになりたいか」が
見えていないので「期限」も定まっていないのです。
SMARTにしてみると…。
では、どうしたらいいのでしょうか?
そこで「SMARTな目標設定」を意識し
再度目標を立ててみましょう。
あなたが大学院合格を目指しているとしましょう。
看護系の大学院などでは
「TOEIC600点以上であれば英語の試験が免除される」
というケースがあります。
「キャリアアップするために大学院に入りたい。
そのためには半年後の大学院受験当日までに
TOEICで600点以上の点数が必要になる」
「現状TOEIC500点なので
あと3ヶ月で600点まで引き上げたい」
と目標を立ててみます。
このとき、
大学院に入るという目標と
TOEIC600点の取得のための勉強は
「関連性」を持っています。
「TOEIC600点突破」と書かれたテキストを用いれば
勉強内容と目標とに関連性をもたせることができます。
このとき「とにかく洋楽を聞きまくる!」という
学習内容を立てる人がいます。
これ、英語の学習にはつながっているかもしれませんが
そのままTOEIC対策になるわけではないのです。
なので「洋楽を聞きまくる」は目標との「関連性」との観点で
適切な行動ではないのです。
「3ヶ月後にTOEIC600点」という目標は
目標が「具体的」ですし、
TOEICには点数が出るので
「測定可能」でもあります。
「期限」も明確です。
ところで、
《TOEICで100点点数を上げるには
200-300時間の学習が必要》
という説があります。
(https://www.nichibeieigo.jp/kotsukotsu/exam/7076/)
200時間の学習を3ヶ月で行うには
1日平均 2時間〜2時間15分の学習が必要になります。
毎朝 仕事に行くまでに1時間、
仕事後カフェで1時間勉強し、
土日も同様のスタイルで勉強するなら
十分「達成可能」、といえます。
このように「SMARTな目標設定」をすると
何をするか・どこまで学習したらいいかが
明確になります。
やみくもに努力しなくても済むようになります。
あとは
「なんとしても1日2時間TOEIC対策をする」ための時間を
捻出すればいいだけ、です。
…ただ、
この「1日2時間のTOEIC対策」を継続するのが
なかなか大変です。
そこで必要なのが2つ目の工夫です。
モチベーション維持法2)1日に取り組む学習メニューを決め、達成したらカレンダーに◯!
1日に何をしたらいいかを明確にし、
日々取り組めているか進捗状況をチェックする。
その際にオススメなのは
「毎日取り組む学習メニューを明確にし、
達成したらカレンダーに◯をつけていく」
ことです。
机の前やリビングのカレンダー、
あるいは自分の手帳に対し、
「1日2時間のTOEIC対策」をしたら
大きく日付に◯をつけていくのです。
こうすると、学習に取り組めたか否かが
明確になります。
◯をつけるとき、
ちょっとうれしいですし
達成感があります。
なにより、ズラッと◯が続いていくと
自分の自信にも繋がります。
カレンダーに◯をして
進捗状況チェックをするのがオススメですよ!
フジモトも実践中!
実際、この方法、私も大学受験のときから
今に至るまで活用しています。
例えばブログ記事を毎日書くことを私は目標にしていますが、
ブログを書いたら手帳アプリに◯を書き込んでいます。
◯がズラッと続くのを見ると
「あ、自分も少し頑張れているかも…」と
自信形成につながるのです。
☆この方法はこちらでもお伝えしています↓
こうやって、
「SMARTな目標設定」と
「達成したらカレンダーに◯」とを組み合わせれば
モチベーションも維持しやすくなるはずです。
ぜひ今日からやってみてくださいね!
今回のポイント
SMARTな目標と進捗状況チェック!
他者の力も借りてモチベーション維持を!
モチベーション維持法3)他者の力を借りる!
モチベーション維持において重要なものがあります。
それは「他者」の力を借りること、です。
例えば自分と同じく
TOEICを学習する人のコミュニティって
ネットを探せばけっこうあります。
そのコミュニティ内で
仲間と関わると
「みんな頑張っているから自分も頑張ろう!」
と思えます。
その点で塾や予備校に通うと
自分同様努力している人と出会えますし、
講師と関わることでも
モチベーションをもらえます。
(うちの塾、そういう使い方もしてみてください)
家族や友人・恋人に自分の目標を伝え
時折 進捗状況を伝えるのも
効果的かもしれません。
身近な人から応援してもらえたら
モチベーションも高まりますね!
身近な人であっても
「そんな勉強してもムダ」
「あなたじゃ無理」と言ってくるケースがあります。
これ、ドリームキラーと言われています。
その場合は別の相手に進捗を伝えるか、
同じ目標を持っている人だけに相談するようにしましょう!
他にもカフェや図書館で勉強するというのも
周りに勉強している「他者」がいるので
ダレにくくなります。
それに、
英語学習って人前でやると
ちょっと「カッコいい」です。
カッコつけで勉強しても
私は別に問題ないと思います。
なのでモチベーション維持に
「他者」の力を借りつつ
キャリア形成のためコツコツと努力していきましょう!
ではまた!
Digest!
キャリア形成は長期戦です。そのためモチベーション管理が必要になります。
その際のポイントは「毎日何をするか」を明確にし、達成したらカレンダーに◯をしながら進捗管理をすること。
その際に「他者」の力も借りると学習が続けやすくなりますよ!