目次
「キャリアアップを科学する」29!
「あと少しでいいから給料を上げたい…」
「もっと自分らしく活躍したい…」
そんな思いを実現するためには、
キャリアアップの方法論を正しく知ることが必要です。
今回も「キャリアアップを科学する」シリーズをお届けします!
前回は自分の心身の健康を害してまで
仕事やキャリアを考える必要はない、
ということをお伝えしました。
そう、
「身捨つるほどのキャリア」はないのです。
今回はキャリア形成をする際に
意識すべき事柄、
「貢献」の重要性をお伝えします!
「何のためにキャリアアップしたいですか?」
「キャリアアップを目指して頑張りたい!」
と思っている方って、多くいらっしゃいます。
私は時折、そういった方に
「何のためにキャリアアップをしたいですか?」
と質問することがあります。
実は、この質問への回答の仕方で
長期的なキャリアアップの成功・失敗が
見えてくるのです。
長期的なキャリアアップに失敗する人は
「自分目線」だけで考えています。
例えば
「キャリアアップをすることで
自分の夢を実現したい」
「まわりを見返したい」
「資産形成をして
早期退職(いわゆる「FIRE」)をしたい」
などと答える事が多いです。
FIREとは
「Financial Independence, Retire Early」の
頭文字を取ったものです。
「経済的自立」と「早期リタイア」を意味しています。
(https://www.daiwa.jp/products/fund_wrap/online/column/asset-management/026/ より)
一方、長期的なキャリアアップに成功する人は
「他者目線」でも考えています。
「キャリアアップすることで
家族を安心させたい」
「お客様(患者さん)によりよいサービスを
提供したい」
「周りの役に立たたい」
などと答える事が多いです。
何のためにキャリアアップをしたいか。
この質問への回答、
自分目線・他者目線どちらでも構いませんが、
まわりから応援されやすいのは
他者目線も交えて答える人です。
自分のキャリアではなく、お客様への貢献を考えよ!
私が好きな言葉に
次のものがあります。
「これからのみなさんのキャリアの中で、
『追いかけるもの』と『ついてくるもの』を
間違えないようにしてほしい。お金や地位は追いかけてはいけない。
みなさんが追いかけるのはお客様の成功であり、
そのための自身のスキル開発だ。
それさえ間違えなければ、
お金や地位は後からついてくるものだ」河野英太郎, 2021, 『社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ』,
ディスカヴァー・トゥエンティワン, Kindle版40ページ/220ページ.
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この言葉、キャリア形成を考える際に
忘れてはならない視点です。
キャリア形成を「自分目線」だけで考えるのではなく、
「他者目線」、もっといえば「他者貢献」の視点から
考える!
これを大事にしてみてくださいね!
今回のポイント
キャリア形成を考える際は
「どういう貢献ができるか」考える!
「あなたはどういう貢献ができますか?」
キャリアアップを自分目線・他者目線どちらで考えるか。
これは面接対策にも繋がります。
就職面接や大学院面接、
場合によっては資格試験の面接試験の際、
「あなたはどういう貢献ができますか?」
とダイレクトに聞かれることがあります。
あるいはダイレクトに聞かれなくとも
回答の中で
「どういう貢献ができるか」
話すことが求められていることもあります。
当然、キャリア形成するのは
自分自身なので
「自分目線」も重要です。
ですがそれにプラスして、
「他者目線」「他者貢献」を
キャリア形成の中に盛り込んでいくのが
オススメですよ!
ではまた!
キャリアアップを成功させるためには、他者への貢献を意識することが重要です。自分のスキルや目標だけでなく、周りの人々にどのように役立てるかを考えることで、信頼を得て新たなチャンスが生まれます。他者貢献を通じて、自分自身の成長にもつながるキャリアを築いていきましょう!