研修文化を北海道に根付かせるべき理由とは?

summary

今年2025年も北海道各地で研修・セミナーを担当しました。札幌・帯広・士別・厚岸・猿払・網走など、全道を回りながら感じたのは「研修文化」を道内に根付かせる必要性です。北海道ではまだ「研修=特別」と考えられがちですが、学び直しこそが組織の未来をつくります。今後も「研修文化」「学び続ける文化」を道内に広げていきたいと思います!

御礼!今年も道内あちこち研修で回っています!

2025年もはやいものでもう11月。

今年もあと2ヶ月です。

ありがたいことに、今年2025年もあちこちで研修/セミナー講師として登壇いたしました。

最初は札幌の5法人会様の「ビジネスマナー・敬語講座」が3月に。

その後札幌の企業様研修や札幌商工会議所様主催の「ビジネス文書&メールの書き方」セミナー、やはり札幌商工会議所様主催の「説明力UPセミナー」でも講師を担当しました。

その後Digital北海道 様主催セミナーで「ChatGPTフル活用!ロジカルシンキング&Excel自動化入門講習」を実施。

ChatGPTとエクセルマクロを組み合わせる可能性をお伝えしました。

(こちらは5月のほか9月も実施。
11月にも実施予定です)

6月には十勝の・帯広市、8月は道北・士別市においても団体職員研修を担当。

9月は道東の厚岸に2回いったほか、恵庭市・岩見沢市にも研修に伺いました。

10月は道北・猿払村(稚内市の南東)、オホーツクの網走市、十勝の帯広市に呼んでいただきました。

今月はこのあと富良野市・北広島市での研修のご依頼をいただいています。

今年も道内あちこち行かせていただき、ありがたい限りです。

本当にありがとうございます!

☆詳しい実績はこちら↓

創業期のことを思うと夢のよう。

私が高校教員をやめて2016年4月に開業をしたときはまさに「売上ゼロ・お客様ゼロ」。

研修講師のご依頼なんて実績もないので入るわけもありません。

そんな状態から今のようにあちこちに呼んでいただけるようになったこと、非常にありがたいことだと日々感謝しているところです。

なぜ北海道に「研修文化」が必要なのか?

さて、私はこれまで北海道内各地で研修を行ってきて強く感じることがあります。

それは道内において「研修を受ける」「研修を実施する」という文化そのものがまだまだ十分に根付いていないという現状です。


東京や大阪などの都市圏では、企業・団体・自治体を問わず定期的な研修が当たり前のように行われています。

社員教育の一環として、あるいは組織の活性化やチームビルディングの手段として、研修が組織の文化に組み込まれているのです。

従業員の方も「福利厚生」の一環として「どのような研修が計画されているか」「どういうスキルが学べるか」を企業を判断する要素の1つにしているところがあります。

だからこそ研修文化が根づいていると言えるのです。

一方、北海道ではどうでしょうか。

「研修は必要だけれども、なかなか実施できていない…」「自社で行うのはなかなか…」という声を耳にすることが多いです。

経費や時間の制約、そして「研修は特別なもの」「研修なんてウチには不要」という意識がまだまだ根強く残っているように感じます。

ですが、私はこれからの時代、研修こそが組織の未来をつくる「投資」になっていくのではないかと考えています。

研修を行うことで従業員や職員の意識・スキルが大きく変わります。

それが組織の未来に直結するのです。

逆に研修を行わない組織には人が集まらなくなります。

実際に首都圏などでは企業研修の内容や実施状況が企業を選ぶ要素の1つになっているのであれば、こういった取り組みをしない組織には人が集まらなくなってしまう可能性が大いにあるのです。

学校教育で止まってしまう「学び」

日本全体に言えることでもありますが、「卒業=学びの終わり」という意識が強い国だと思います。


学校を卒業すれば勉強は終わり。

あとはOJTの形で職場で仕事を覚え、そのスキルで一生やっていく。

こういう流れが強いです。

かつての高度経済成長期やバブル期には、それで十分に通用した時代もありました。

ですが現在は社会も経済も激しく変化しています。

AIの登場、デジタル技術の進化、価値観の多様化など、もはや「一度身につけたスキルで定年まで働ける」時代ではありません。

こうした時代にこそ必要なのが、組織内で学びを継続していく「研修文化」を根付かせることです。


つまり、働きながら新しい知識を得て、自分のスキルをアップデートし続ける文化を組織内に作っていくことが必要なのですね。

ChatGPT時代にこそ必要な「学び直し」

私自身、上でもお伝えしましたように最近はChatGPTを活用したExcelマクロの研修なども担当するようになっています。

こうした研修を通して感じるのは、「学び直すことで仕事が変わる」瞬間の感動です。

参加者の中には、「AIなんて難しそう」「自分には関係ない」と思っていた方も多くいます。

ところが、実際に触ってみると、「これ、仕事に使える!」「業務がすごく楽になった!」と実感なさる方が多くいらっしゃいます。

私が以前から行っている「ビジネス文書作成能力向上研修」でも、「テンとマルって、こうやって打てば良いんですね…」「メールのポイントを身につけられた!」「報告書を楽に書けるようになった!」などと感想を寄せてくださる方が多くいらっしゃいます。

研修をすることで従業員・職員の行動・意識が変わる。

その瞬間を見るたびに、研修の力を改めて実感します。

今後もChatGPTやExcelなど、ツールそのものはどんどん進化していきます。

ですが、それを活かせるかどうかは「人」の学び方次第です。

だからこそ、定期的な研修を通して新しい知識を吸収し続ける文化が、今の時代に欠かせないのです。

北海道の課題!道内の講師不足と研修機会の少なさ

北海道には良い企業・良い組織はたくさんあります。

ですが、研修講師として活動している人はまだまだ限られています。

分野によっては「講師が地元にいない…」「東京から講師を呼ばないと研修ができない」という声も少なくありません。

その結果、交通費や宿泊費などのコストがかさみ、研修実施のハードルが高くなってしまうのです。

私自身、こうした状況を少しでも変えたいと思い、道内各地で研修を行ってきました。

稚内から函館、網走、厚岸、根室まで、道内各地に呼んでいただいています。


どの地域にも熱意ある受講者がいて、どこでも「もっと学びたい」という声が聞こえます。

にもかかわらず、研修機会が少ないという現実があります。

この「学びたい」と「教えられる人が少ない」というギャップこそ、北海道がこれから解決すべき課題だと感じています。

地域密着型講師の存在意義

そこで重要なのが、私のように地元で活動する講師の存在です。

東京から人を呼ぶのではなく、北海道内で研修を完結できるようにする。

こうなると研修にかかるコストが一気に減ります。

また、地域の実情を知っているからこそ、内容にリアリティが出ます。

対面で実施することで受講者の安心感や信頼感も高まります。

なので、私のように「道内どこでも行きます」と言える講師が増えることが、北海道全体の人材育成にとって大きな意味を持つと思うのです。


こうやって研修文化が広まっていくと北海道の底力はもっと発揮されるはずです。

研修が「贅沢」ではなく「必要」になる社会へ

「研修なんて忙しいから無理…」
「そんな余裕はない…」


そんな声を聞くこともあります。

でも本当にそうでしょうか?

私はむしろ、研修をしないことの方が「もったいない」と感じます。

研修で得られるのは、単なる知識やスキルだけではありません。


同じ職場でも普段は話さない人同士が交流し、共に考える時間を持つことで、組織の空気が変わります。

「うちの会社、こんなに前向きな人がいたんだ」と気づくこともあります。

こうした「気づき」こそ、研修の本当の価値です。

学びの場があることで人が成長し、人が成長することで組織が成長する。

それが結果的に、地域経済全体の成長にもつながっていくのです。

北海道に「学び続ける文化」を

私はこれまで、社会福祉法人、自治体、企業、大学など、さまざまな現場で研修を行ってきました。

共通して感じるのは、「学びが組織を変える」という確信です。

一人が変わることで、周りが変わり、やがて組織全体の空気が変わっていくのです。

このような「学び続ける文化」が北海道に根付いていけば、地域の可能性はもっと広がるはずです。

そのきっかけとなるのが「研修文化」を道内に広げていくことです。

私は一講師に過ぎませんが、道内に研修文化を広められるよう、今後も活動していきたいと思います!

今後ともどうぞよろしくお願いします!

☆㈱藤本高等教育研究所の研修メニューはこちらです↓

 

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